藤田リハビリテーション医学・運動学研究会

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第172回藤田保健衛生大学リハビリテーション部門研修会

 日 時:2016年4月15日(金) 17:30〜
 場 所:藤田保健衛生大学病院外来棟 403会議室
 講師1:近藤 敏之 先生
     東京農工大学教授
 テーマ:運動機能回復に向けた情報工学的アプローチについて
 講師2:四津 有人 先生
     東京大学医学部付属病院リハビリテーション科特任助教
 テーマ:小児の動作解析
 座 長:太田 順 先生
     東京大学人工物工学研究センター教授

 

 

 

 

 

 今回は2名の先生方にご講演頂きました.
 近藤敏之先生には「運動機能回復に向けた情報工学的アプローチについて」と題してご講演頂きました.本講演ではシステム工学からリハビリテーション医学への展開として,転移性の高い訓練方法やニューロフィードバック訓練,ロボットなど様々な方向からの展開について,実験内容を踏まえながらご紹介頂きました.普段から私たちが臨床の中で考慮していることの重要性を改めて感じさせられる内容でした.
 四津有人先生には「小児の動作分析〜四つ這いの定量化〜」と題してご講演頂きました.四津先生は定性的評価が主流となっている四つ這い動作を定量的に分析され,今回はその興味深い結果をいくつかご紹介頂きました.本研究を通して二足直立歩行獲得に必要な因子の発見につながる可能性もあり,歩行を取り扱う我々セラピストには非常に興味深い内容でした.今後も本テーマの研究の動向には注目していきたいと感じました.

2016/4/15 kato & junya