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診療放射線技師国家試験科目別問題

画像工学・X線撮影技術学

22回(1979.3)23回(1979.9)24回(1980.3)25回(1980.9)26回(1981.3)27回(1981.9)28回(1982.3)29回(1982.9)30回(1983.3)31回(1983.9)32回(1984.3)33回(1984.9)34回(1985.3)35回(1985.9)36回(1986.3),37回(1986.9),38回(1987.3),39回(1987.9),40回(1988.3),41回(1989.3),42回(1990.3),43回(1991.3),44回(1992.3),45回(1993.3),46回(1994.3),47回(1995.3),48回(1996.3),49回(1997.3),50回(1998.3)


 これは、完全版ではありません。誤り等ありましたら鈴木昇一まで連絡願います。可能な限り訂正します。また、これは藤田保健衛生大学としてではなく、あくまでも鈴木の責任で行っています。


22回(S.54.3,1979),最初に戻る
問題 51. 次のうち単純撮影の診断価値が最も低いのはどれか。 1. 喉頭 2. 腎臓 3. 膀胱 4. 心臓 5. 副鼻腔 問題 52. エックス線撮影用グリッドについて正しいものはどれか。 1. グリッド比が小さいほど露出倍数も少なくなる。 2. グリッド比が大きいほど散乱線除去率が少ない。 3. 集束型グリッドとは鉛箔が互いに平行に並べられたものをいう。 4. 鉛箔間の中間物質としてはアルミニウムやタングステンなどが用いられる。 5. リスホルムグリッドとは移動して縞目を消す型のものをいう。 問題 53. 次のうち適当でないものはどれか。 1. 消化管造影の間接撮影にはグリッドを使わないことが望ましい。 2. 顔面骨の微細な変化を診断するエックス線撮影には移動グリッド使用が望ましい。 3. 成人腰椎の斜方向撮影には移動グリッド使用が望ましい。 4. 一般に四肢のエックス線撮影にはグリッドを使わないことが多い。 5. 胸部高電圧撮影には移動グリッド使用が望ましい。 問題 54. 管電圧78kV、管電流200mA、焦点フィルム間距離200cm、撮影時間0.4秒の撮影条件で適正な写真濃度が得られたとする。管電圧と管電流はそのままで、撮影時間,を0.2秒にして同じ写真濃度を得るためには焦点フィルム間距離を何cmにすればよいか。 1. 85   2. 100 3. 125 4. 140 5. 176 問題 55. 頭部矢状面をフィルム面に垂直とし、外耳孔と外眼角を結ぶ線がフィルム面と約40度となるように顎をのばし、中心エックス線は人中を通りフィルム面に垂直,とする。この撮影法は次のうちのどれか。 1. 蝶形骨洞撮影 2. トルコ鞍撮影 3. 上顎洞-前額洞撮影 4. 内耳-中耳撮影 5. 第1-2頚椎撮影 問題 56. 次のうちエックス線写真のコントラストに関係の少ないものはどれか。 1. 管電圧 2. 管電流 3. フィルタ 4. フィルム特性 5. エックス線用グリッド 問題 57. 同時多層断層撮影法で正しいものはどれか。 a. 各層のフィルム濃度を均一にそろえられる。 b. 全部のフィルムが被写体の同一位相で撮影される。 c. 別々に撮影した場合に比し、被曝線量が少なくてすむ。 d. 全部のフィルムの拡大率が等しい。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 58. 次の組合せのうち関連のないものはどれか。 a. 歯牙撮影  -----  Cieszynskiの2等分法則 b. 上部頚椎  -----  Fuchs 法 c. 顎関節   -----  Parma 近接撮影法 d. 仙腸関節  -----  Caldwell法   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 仙骨尾骨側位撮影法において、フィルム上に現れないものはどれか。 1. 仙尾関節 2. 尾骨 3. 環椎 4. 岬角 5. 正中仙骨稜 問題 60. 次のうち造影剤を静注しないものはどれか。 a. 脊髄腔撮影法 b. 脳室撮影法 c. 精嚢撮影法 d. 逆行性腎盂撮影法   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
23回(S.54.9,1979),最初に戻る
問題51. 次のうち正しいものはどれか。 a. 正中面は身体を等分に分ける平面をいう。 b. 矢状面は正中面に平行な面ををいう。 c. ドイツ水平面は左右の眼窩下縁と外耳孔上縁を結ぶ線を含む平面をいう。 d. 眼窩耳孔面は左右の外眼角と外耳孔中央を結ぶ平面をいう。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題52. 脊椎撮影の位置ぎめに最も基準となりにくいものはどれか。 1. 喉頭隆起部 2. 肋骨弓下縁 3. 胃底部 4. 肩甲骨下縁 5. 剣状突起 問題 53. 断層撮影系において正しいものはどれか。 a. 一直線状にあるエックス線管焦点、基点、フイルムのうち、二者を移動させ、かつ三者の距離的関係が一定の比であれば成立する。 b. ぼけは目的面から離れるにしたがって連続的に大きくなる。 c. 一般に曝射角が大きいと撮影される層は薄くなり、対比度は小さくなる。 d. 目的とする面の上下にの構造のぼけ像は、障害陰影となる。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. 次の検査法の組合せで正しいものはどれか。 a. 椎間板造影法  ------- 髄核中にヨード造影剤を注入する。 b. 硬膜外腔脊髄造影法 --- 硬膜腔に油性ヨード造影剤を注入する。 c. 気脳室造影法  ------- 腰椎穿刺法で脳脊髄液と気体を交換し、脳室を造影する。d. リンパ管造影法 ------- 色素液で末梢リンパ管を識別後、造影剤をリンパ管に注入する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 55. 次のうち正しいものはどれか。 1. 気管支造影の造影剤には主として硫酸バリウムが使用される。 2. 逆行性腎盂造影は、造影剤を静脈に注射して行われる。 3. リンパ管造影には、コロイド状ヨード造影剤が用いられる。 4. 膵臓の造影には、ヨード造影剤の静脈注射が適当である。 5. 胆嚢造影は、ヨード造影剤の静脈注射で行う方法しかない。 問題 56. 次のうち正しいものはどれか。 a. パノラマ撮影は主に歯列弓の撮影に用い、エックス線管の焦点を口腔内に入れて撮影を行うパナグラフィ法と、断層撮影の原理を用いたオルソパントモグラフィとパントモグラフィ法がある。 b. スキャノグラフィは一般の撮影法に比べて、拡大率の小さい像を得るために考案された撮影法である。 c. ポリグラフィは皮膚面に近い部位の撮影を行う場合に、撮影部位をフイルム面に近づけ、X線管を被写体の反対側に近づけて撮影する方法である。 d. サブトラクション法は、X線の電離作用を応用して、X線像を得る方法である。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 陰性造影剤が使用されない撮影はどれか。 1. 関節腔造影 2. 後腹膜腔造影 3. 腎動脈造影 4. 縦隔造影 5. 脳室造影 問題 58. エックス線写真の濃度、鮮鋭度、コントラストの三者に共通して最も関連のあるものはどれか。 1. 撮影時間 2. 撮影距離 3. 増感紙 4. 管電流 5. 乾燥温度 問題 59. 患者を腹臥位とし頭の正中面を検側へ45゜傾け、ドイツ水平面がフイルム面に共通に垂直になるように顎を引く、中心線を足方から約12゜で後頭結節と非検側外耳孔を結ぶ線のほぼ中心に入射する。この撮影法はどれか。 1. ロウ(Law)法 2. マイヤー(Mayer)法 3. ゾンネンカルプ(Sonnenkalb)法 4. ステンバース(Stenvers)法 5. シュラー(Schuller)法 問題 60. 消化管エックス線撮影で患者被曝線量を少なくするために適当でないものはどれか。 1. 濾過板を厚くする。 2. エックス線束を絞る。 3. 低電圧で撮影する。 4. 高感度フイルムを使用する。 5. 高感度増感紙を使用する。
24回(S.55.3,1980),最初に戻る

25回(S.55.9,1980),最初に戻る
問題 51. 管電圧70kV、管電流100mA、撮影時間 1/10秒、焦点フイルム間距離100pで、ある部位を撮影した。今、管電流を300mA、撮影時間を1/30秒として、同一写真効果を得たい。管電圧を何kVにすればよいか。 1. 60 2. 70 3. 80 4. 90 5. 100 問題 52. 頭部正面像(後頭前頭方向)撮影で正しいのはどれか。 a. 正中面とドイツ水平面(あるいは外眼角耳孔線)をそれぞれフイルムに b. エックス線の中心線の入射点は、一般に正中線上で外後頭結節か、それよ りやや下方とする。 c. エックス線像では眼窩陰影内に側頭骨錐体部の尖端が投影され、内耳道が ある程度識別されねばならない。 d.とくに顔面頭蓋で眼窩を中心にした部位の撮影には、コールドウエル(Caldwell)法がよく用いられる。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 53. 次のうち誤っているのはどれか。 1. 断層撮影法で断層の「厚さ」は、振角(照射角)によってのみその値が定まる。 2. CTスキャナは、エックス線照射した目的部分のエックス線減弱係数値をコンピュータで算定させ、画像を構成するものである。 3. 立体視は、物を注視したとき左右の眼の網膜上に投影像のずれ(視差)が 生じ、それが遠近感となって得られる。 4. エックス線映画法は、一般に蛍光増倍管(I.I.)の出力蛍光面をシネカメラで撮影する方法である。 5. エックス線間接撮影法には、レンズカメラ方式、ミラーカメラ方式、モニタ間接法およびI.I.間接法がある。 問題 54. 股関節の撮影で関連の少ないのはどれか。 a. ラウエンシュタイン(Lauenstein)位 ---- 斜位 b. リップシュタイン(Rippstein)位 ----- 前捻角 c. トーマス(Thomas)位    ------------ 砕石位 d. ローレンツ(Lorentz)位  ------------- 伸展位   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 55. 消化管の造影撮影で誤っているのはどれか。 a. 消化管とは、一般に胆嚢や膵臓などを含め、口腔に始まり、咽頭、食道、胃、小腸、大腸を経て肛門に至る一連の中空の器官である。 b. 造影剤としては、普通、硫化バリウム製剤が用いられる。しかし、被検者の状態によってはヨ−ド系造影剤も用いることがある。 c. 二重造影法とは、陰性と陽性の各造影剤を管腔内に導入し、粘膜面の構造や管腔の輪郭を広く描き出し観察する方法である。 d. 検査の方法としては、一般に充満法、粘膜法、二重造影法および圧迫法があり、それらを組み合わせて検査を進める。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 56. 通常の腰椎前後方向のエックス線撮影において誤っているのはどれか。 1. 仰臥位とする。 2. 膝を屈曲させて背部を撮影台に密着させる。 3. 左右同位にする。 4. 呼吸停止で撮影する。 5. 中心線は第1腰椎に向けて垂直に入射する。 問題 57. 次の組合せのうち関連の少ないのはどれか。 1. ストロボグラフ -------  照射筒 2. 軟線除去   --------  フィルタ 3. 可動絞り   --------  焦点外エックス線 4. 半影     --------  撮影距離 5. 散乱線除去  --------  グリッド 問題 58. 次の組合せのうち関連の少ないのはどれか。 1. 距腫関節 --------  アントンセン(Anthonsen)法 2. 股関節  --------  ローレンツ(Lorenz)法 3. 視束管  --------  レーゼ(Rhese)法 4. 内耳   --------  ステンバーズ(Stenvers) 5. 肘関節  --------  マルチウス(Martius)法 問題 59. 次の撮影のうち通常エックス線用グリッドを用いないのはどれか。 a. 胸部高圧撮影 b. 骨盤撮影 c. 頭部撮影 d. 鼻骨撮影   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 次のうち陰性造影剤が用いられていない撮影はどれか。 1. 脳室撮影 2. 腎動脈撮影 3. 膝関節撮影 4. 後腹膜撮影 5. 縦隔撮影
26回(S.56.3,1981),最初に戻る
問題 51. 次のうち誤っているのはどれか。 1. 高圧撮影では、散乱線を除くためクロスグリッドを使用する。 2. 拡大撮影では、焦点サイズと拡大率が鮮鋭度に関係する。 3. 立体撮影では、一般にエックス線管の移動距離が立体感に影響を及ぼす。 4. 断層撮影では、振角を小さくすると断層圧が薄くなる。 5. コンピュータ断層撮影では、普通、被写体の動揺や高コントラストの吸収体の存在によってアーティファクト(artifact)が発生することがある。 問題 52. 管電圧70kV、管電流100mA、撮影時間0.2s焦点フイルム間距離100cmにしてある部位を撮影し良好なエックス線画像が得られた。ここで、管電圧を60kVに降圧し,して撮影したい、管電流(mAs)をおよそいくらにすればよいか。 1. 25 2. 30 3. 35 4. 40 5. 45 問題 53. エックス線画像の鮮鋭度について、次の組合せのうち相互に関連の少ないのはどれか。 a. 焦点サイズ   ----ターゲット角  ---- 実効焦点 b. エックス線の斜入----増感紙     ---- フィルタ c. 被写体の動き  ----造影剤     ---- 重積効果 d. レスポンス関数 ----矩形波チャート ---- 周波数解析   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. 肩関節の正面像(前後方向)撮影で正しいのはどれか。 a. 関節腔を十分に抽出するには、検側の肩をフイルムにつけ20〜25゜斜位にする。 b. 肩鎖関節を撮影するには、エックス線の中心束を頭尾方向へ約20゜で入射する。 c. 上腕骨頭の大結節撮影は、上肢を内旋位にし、小結節では外旋位にする。 d. エックス線の入射点は、一般に鳥口突起とする。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 55. 股関節のエックス線撮影で関連の多い組合せはどれか。 a. ラウエンシュタイン(Lauenstein)位:仰臥位で非検側を挙上した斜位にする。 b. リップシュタイン(Rippstein)位:仰臥位で股関節および膝関節を90゜屈曲し、両下肢を15〜20゜外転する。 c. ローレンツ(Lorenz)位:仰臥位で股関節および膝関節を90゜屈曲し、両下肢を90゜外転する。 d. トーマス(Thomas)位:腰掛け座位で上体を前屈し、両手で両足首を握る。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 56. 次の組合せのうち関連のないのはどれか。 1. 胃エックス線検査 -------二重造影法 2. 逆行性尿路造影 -------造影剤の静脈注射 3. 視束管撮影 -------レーゼ(Rhese)法 4. リンパ造影 -------24時間後の撮影 5. エックス線間接撮影 -----ミラーカメラ 問題 57. 撮影における位置づけの基準点として適当でないのはどれか。 1. 第4頚椎 ----- 喉頭隆起 2. 第3胸椎 ----- 胸骨柄上縁 3. 第10胸椎 ------ 肋骨弓下縁 4. 腸骨稜上縁 ---- Jacoby線 5. 尾骨 ---- 恥骨結合上縁 問題 58. 被写体の前額面とフイルムがなす角度が45゜である撮影はどれか。 a. 骨盤斜位撮影 b. 腰椎斜位撮影 c. 仙腸関節斜位撮影 d. 骨盤軸位撮影   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 次の組合せのうち正しいのはどれか。 a. 尿路造影   ------水溶性ヨード製剤 b. 血管造影   ------油性ヨード製剤 c. 硬膜外腔造影 ------水溶性ヨード製剤 d. 気管支造影  ------水溶性または油性ヨード製剤   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 検側をフイルムに付けた側位で正中矢状面を水平とし、検側の耳介は前方に折り曲げ、中心線は耳垂直面内を通りドイツ水平面に対して頭側より20〜25゜の角度で検側外耳孔に向けて斜入する撮影法はどれか。 1. ウォターズ(Waters)法 2. コールドウエル(Caldwell)法 3. マイヤー(Mayer)法 4. シュラー(Schuller)法 5. ステンバース(Stenvers)法   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
27回(S.56.9,1981),最初に戻る
問題 51. 頭部撮影におけるタウン(Towne)法で誤っているのはどれか。 a. 体位は仰臥位、正中面とドイツ水平面はフィルムに対して垂直とする。 b. エックス線の中心線は、顎下(おとがいの下)を入射点とし、両外耳孔の中心を通り、25〜30゜尾頭方向で入射させる。 c. 撮影のねらいは、側頭骨乳様部、眼窩、上顎骨などの観察である。 d. エックス線像は、左右対称で、大後頭孔陰影の中央にトルコ鞍の鞍背部が投影されている。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 52. 乳房撮影で正しいのはどれか。 a. いわゆる被写体コントラストが低いので、軟エックス線を用いる。 b. レニウムターゲットのエックス線管でレニウムフィルタを用いると、良好な画像コントラストが得られる c. 一般に側臥位で内外側方向、座位で頭尾方向の2方向撮影が多く用いられる。 d. ゼロラジオグラフィを用いるとエッジ効果のため境界部分が見やすくなる。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 53. エックス線拡大撮影で誤っているのはどれか。 a. 焦点-被写体間距離が被写体-フイルム間距離の2倍あるときは、3倍拡大像が得られる b. いわゆる間接拡大撮影は、間接撮影で得られた像を光学系で拡大する方法である。 c. 50μ焦点エックス線管では、動きを無視すれば概略5〜6倍の拡大撮影が可能である。 d. 一般に拡大撮影では、普通の撮影に比較してフイルムの粒状性が相対的に改善される。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. 胸部背腹方向撮影で正しいのはどれか。 a. 一般に立位で、肺野と肩甲骨の重なりを避ける工夫をする。 b. エックス線中心束の入射点は、第5〜第7胸椎である。 c. 焦点-フイルム間距離200pの比較的遠距離で、0.05秒以下の短時間撮影が望ましい。 d. エックス線像は、末梢肺野が十分に観察でき、心臓と重なった部分の肺野も観察し得るものがよい。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 55. 次の組合せのうち相互に関連の少ないのはどれか。 1. 消化管造影 --- 発泡剤 ---- 二重造影法 2. 心臓大血管造影 --- エックス線映画 ---- セルディンガ法 3. 胆嚢胆管造影 --- 経静脈法 ---- 腸肝循環 4. 気管支造影 --- 区域選択法 ---- メトラ-カテール 5. リンパ造影 --- 色素剤 ---- 24時間後の撮影 問題 56. 脊椎撮影における位置づけの基準として適当でないのはどれか。 1. 甲状軟骨 ----- 第7頚椎 2. 胸骨上切痕 ----- 第2または第3胸椎 3. 剣状突起 ----- 第9または第10胸椎 4. 助骨弓下縁 ----- 第3腰椎 5. 恥骨結合上縁 --- 尾骨 問題 57. エックス線写真濃度について誤っているのはどれか。 a. 入射光束が60%透過する濃度は0.22である。 b. 入射光束が50%透過する濃度は0.3である。 c. 入射光束が10%透過する濃度は1.0である。 d. 入射光束が1%透過する濃度は3.0である。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 58. エックス線像の鮮鋭度について正しいのはどれか。 a. 幾何学的なボケの主な原因は像の拡大に伴う半影である。 b. 散乱線は像のコントラストを低下させ、このため鮮鋭度は悪くなる。 c. 増感紙を使用すると鮮鋭度は良くなる。 d. 像を形成する被写体が撮影中に動いても鮮鋭度には関係がない。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 骨-関節のエックス線像に求められるのはどれか。 a. 目的部位によって決まった位置関係を示すこと。 b. 像のコントラストが適当で鮮鋭度が良いこと。 c. 軟部組織もある程度観察できること。 d. 目的の関節腔が観察できること。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 歯根尖撮影(口内法)で誤っているのはどれか。 a. 上顎歯撮影の場合は開口位をとり、上顎咬合面を水平に固定する。 b. 撮影時には着脱の可能な義歯は除去する。 c. 撮影時の中心線の方向は、一般に2等分の法則で決める。 d. 下顎歯撮影では咬合面に対する中心線は、上方より下方へ向けて傾斜させる。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
28回(S.57.3,1982),最初に戻る
問題 51. 上顎洞のエックス線撮影で誤っているのはどれか。 a. 体位は原則として立位または座位とする。 b. ドイツ水平面はフィルム面に対して45゜後傾する。 c. 正中矢状面はフィルム面に垂直である。 d. エックス線中心線はフィルム面に対して尾頭方向15゜で入射する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 52. エックス線写真の粒状度(性)に最も関係するのはどれか。 1. エックス線管焦点の大きさ 2. 被検体の動揺 3. 撮影距離 4. 増感紙 5. 乾燥温度 問題 53. エックス線撮影時に被検体から発生する散乱線について誤っているのはどれか。 1. 一般にエックス線撮影の領域では、コンブトン効果が支配的である。 2. エックス線管の放射口に銅のフィルタを付加すると散乱線の発生は抑制される。 3. 散乱線の影響を除去する主な方法には、グリッド法とエア-ギャップ法(グレーデル法)がある。 4. 管電圧が上昇するとともに、フィルムに対する散乱線の影響も増加していく 5. 散乱線はエックス線画像のコントラストを低下させる。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. 視神経管(孔)のエックス線撮影をした。正しいのはどれか。 a. 体位は腹臥位とし、正中矢状面はフィルム面に対して55゜、検側をフィルムに近づける。 b. ドイツ水平面はフィルム面に垂直とする。 c. エックス線中心線は、ドイツ水平面に対して頭尾方向12゜で入射する。 d. 中心線の射出点は、検側外眼角のやや内下方である。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 55. 次のうち誤っているのはどれか。 1. 可動絞りを有効に用いれば、散乱線量を減少できる。 2. 増感紙の増感率(係数)は、管電圧に左右される。 3. 断層撮影で、エックス線管の移動角度(振角)が小さいほど厚い層の像が得られる。 4. エックス線用グリッドのグリッド比はグリッド箔の高さを箔の厚さで割った値をいう。 5.ドイツ水平線(面)は必ず耳垂直線(面)と垂交する。 問題 56. エックス線造影剤の具備すべき条件のうち正しいのはどれか。 a. 生体に対しできるだけ副作用が少ないこと。 b. 周囲組織とのエックス線減弱係数の差が小さいこと。 c. 検査後排泄しやすいこと。 d. 化学的に安定であり、使用目的にあった性状を有すること。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 次の造影法のうち陰性造影剤を用いるのはどれか。 a. 関節造影 b. 椎骨動脈造影 c. 後腹膜造影 d. 縦隔造影   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 58. 頬骨、頬骨弓の撮影法で誤っているのはどれか。 a. ウォターズ(Waters)法 b. 白岩法 c. 脳頭蓋半軸位法 d. ステンバーズ(Stenvers)法   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 通常経時的に撮影を行うのはどれか。 a. リンパ造影 b. 喉頭造影 c. 経静脈性尿路造影 d. 子宮卵管造影   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 被写体の前額面とフィルムがなす角度が45゜である撮影法はどれか。 a.仙腸関節半軸位撮影 b.腰椎斜位撮影 c.骨盤斜位撮影 d.仙腸関節斜位撮影   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
29回(S.57.9,1982),最初に戻る
問題 51. グートマン(Guthmann)法では、中心エックス線は正中矢状面と垂直に入射するが、入射する点で正しいのはどれか。 1. 第3腰椎の高さ 2. 腸骨上縁 3. 大転子より2横指前上方 4. 尾骨尖端 5. 恥骨下縁より5p下 問題 52. ローレンツ(Lorenz)法はどれか。 1. 環椎軸位法 2. 仙腸関節軸位法 3. 胸鎖関節斜位法 4. 膝蓋骨軸位法 5. 股関節開排位法 問題 53. 次の撮影部位のうち、通常被検者に発声させながら撮影するのはどれか。 1. 咽頭 2. 喉頭 3. 食道 4.上部頚椎 5. 肺 問題 54. 次のうち誤っているのはどれか。 a. ドイツ水平線は、左右の外眼角と外耳孔中央を結ぶ線を含む平面をいう。 b. 正中面は身体を左右に等分する平面をいう。 c. トルコ鞍は、ドイツ水平面より下にある。 d. ドイツ水平面は矢状面と平行する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 55. 次の組合せのうち誤っているのはどれか。 a. 心血管造影    ---- 造影剤注入装置による選択的造影 b. 経静脈性腎盂造影 ---- 造影剤の点滴注入 c. 経口胆嚢造影   ---- 造影剤経口投与 d. 逆行性腎盂造影  ---- 造影剤の静注   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 56. エックス線写真の粒状性に最も関係するのはどれか。 1. 増感紙 2. エックス線管焦点の大きさ 3. 撮影距離 4. 被写体の動揺 5. 乾燥温度 問題 57. 次の肺尖撮影法で鎖骨陰影が肺野に入る撮影法はどれか。 a. フラックスマン(Flaxmann)法 b. リンドブローム(Lindblom)法 c. 脊椎後彎法 d. アルバース-シェンベルグ(Albers-Schonberg)法   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 58. 視束管撮影レーゼ-ガルビン(Rhese-Galvin)法において、頭部正中面とフイルムのなす角度はどれか。 1. 20゜ 2. 35゜ 3. 37゜ 4. 45゜ 5. 53゜ 問題 59. 次の撮影法のうち水溶性造影剤を使用しないのはどれか。 1. 消化管造影 2. 血管造影 3. リンパ管造影 4. 尿路系造影 5. 関節腔造影 問題 60. 断層撮影について誤っているのはどれか。 a. 多軌道方式では、エックス線管とフィルムが複雑な軌道で運動するが、あらゆる角度からエックス線を入射させるので障害陰影が発生しやすい。 b. 円弧軌道方式では、エックス線管とフィルムが同一軸上にあるが、焦点−支点および支点−フィルム間距離は一定になりにくい。 c. 円軌道方式では、エックス線管とフィルムが支点を中心に相対的に円運動を行うので障害陰影は少ない。 d. 直線軌道方式では、エックス線管とフィルムが直線的に移動するので、中心付近と軌道の両端部では拡大率に差が生じやすい。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
30回(S.58.3,1983),最初に戻る
問題 51. 正しいのはどれか。 a. CTスキャナは、エックス線照射した目的部分のエックス線減弱係数値をコンピュータで算定させ、画像を構成するものである。 b. 立体視は、物を注視したとき左右の眼の網膜上に投影像のずれ(視差)が 生じ、それが遠近感となって得られる。 c. エックス線映画法は、一般に蛍光増倍管(I.I.)の出力蛍光面をカメラで撮影する方法である。 d. エックス線間接撮影法には、レンズカメラ方式、ミラーカメラ方式、I.I.間接法などがある。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 52. 誤っているのはどれか。 a.正中面は身体を左右に等分する面をいう。 b.前額面は正中面に平行な面をいう。 c.ドイツ水平面は左右の眼窩上縁と外耳孔中央を結ぶ線を含む面をいう。 d.眼窩耳孔面は左右の外眼角と外耳孔中央を結ぶ線で作られる面をいう。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 53. ( )に入る正しい組合せはどれか。アントンセン(Anthonsen)法においては検側の外果を下にした側位で、中心エックス線は内果下端に向けて頭側から足底側に(ア)度、後側から前側に向け(イ)度で入射する。 ア   イ 1. 10   15 2. 15   20 3. 25   30 4. 30   45 5. 35 50 問題 54. 骨盤軸位撮影法における中心エックス線の射入点について正しいのはどれか。 1. 臍に向けて垂直に入射する。 2. 両大転子を結ぶ線の中点に向けて垂直に入射する。 3. 臍と恥骨結合を結ぶ線の中点に向けて垂直に尿射する。 4. 臍と恥骨結合を結ぶ線の中点に向け足側から15゜の角度出入射する。 5. 恥骨上縁に向けて頭側より20゜の角度で入射する。 問題 55. 関連のない組合せはどれか。 1. ドスサントス(dos Santos)法 ---- 大動脈造影 2. レーゼ(Rhese)法 ---- 視束管撮影 3. セルディンガー(Seldinger)法 ---- 血管造影 4. マルチウス(Martius)法 ---- 頚椎撮影 5. ローレンツ(Lorenz)法 ---- 股関節撮影 問題 56. 腹部単純エックス線撮影で通常描出されないのはどれか。 1. 腎 2. 大腰筋 3. 副腎 4. 肝 5. 脾 問題 57. 正しいのはどれか。 1. 血管造影には主として、コロイド状ヨード造影剤が用いられる。 2. 消化管造影には硫酸バリウムだけが用いられている。 3. 気管支造影には水溶性ヨード造影剤は用いられない。 4. 脳室撮影には陰性造影剤がよく用いられる。 5. 胆嚢造影には油性ヨード造影剤を用いることが多い。 問題 58. 血管造影と最も関係の少ないのはどれか。 1. 油性造影剤 2. 高圧注入器 3. フィルムチェンジャー 4. 拡大撮影 5. サブトラクション 問題 59. ゼロラジオグラフィと最も関係の少ないのはどれか。 1. 乳房 2. グリッド 3. 骨 4. 静電気 5. 血管 問題 60. デジタル-ラジオグラフィについて正しいのはどれか。 a. エックス線イメージをコンピュータでサブトラクションすることもできる。 b. 通常のエックス線フイルムにおける濃度をデジタル表示で表したものである。 c. 造影剤静注により動脈像を得ることができる。 d. 拍動や呼吸による動きのある部分には応用が困難なこともある。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
31回(S.58.9,1983),最初に戻る
問題 51. 頭蓋骨単純撮影に使われない撮影法はどれか。 1. 軸位撮影 2. Sonnenkalb法 3. Town法 4. 側位撮影 5. 正面後前位撮影 問題 52. 撮影部位と距離の関係について、誤っている組合せはどれか。 1. 胸部背腹方向撮影   ---- 200cm 2. 胸骨斜位撮影     ---- 50cm 3. 膝蓋骨-正面後前位撮影 --- 100cm 4. 踵骨軸位撮影     ---- 100cm 5. 膝蓋骨軸位撮影    ---- 100cm 問題 53. エックス線CTについて正しいのはどれか。 a. 画像分離能は、スライスの厚さに関係しない。 b. 画像分離能は、低吸収率部分の方が常に良好である。 c. 一般に画像は、線量を増加するほど不良となる。 d. 均等度の点検は、均質ファントムなどにより、頻回に行う必要がある。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. 高圧撮影と関係のないのはどれか。 a. グレーデル法 b. グリッド比の高いグリッド c. 骨の透過性増加 d. 片面増感紙 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 55. 間接撮影に関係のあるのはどれか。 a. ミラーカメラ b. TVモニタ撮影 c. イメージインテンシファイア(I.I.) d. レンズカメラ 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 56. 血管内に注入可能な造影剤はどれか。(通常の血管造影において) a. 水溶性ヨード造影剤 b. 油性ヨード造影剤 c. 低浸透圧水溶性ヨード造影剤 d. 非イオン性水溶性ヨード造影剤 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 関連の深い組合せはどれか。 a. フイルムの粒状性  ------ ウィナースペクトル b. 多軌道断層撮影   ------ 同時二方向撮影 c. コントラスト改善度 ------ エックス線用グリッド d. 短時間定格     ------ 連続撮影 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 58. 消化管の二重造影法の行われる部位はどれか。 1. 胃と大腸のみ 2. 胃と小腸のみ 3. 食道-胃-小腸-大腸のすべて 4. 食道-胃-大腸のみ 5. 胃のみ 問題 59. 逆行性造影法を用いないのはどれか。 a. 大腸造影 b. 経内視鏡的膵胆管造影(ERCP) c. 子宮卵管造影 d. 小腸造影 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. コンデンサ式エックス線装置で、ホトタイマを用いた胸部間接撮影で普通の体格では10kVの降下電圧であった。体格の大きい人を同一充電電圧で撮影したところ、管電圧計の針が0まで下がった。誤っているのはどれか。 1. 写真濃度は、普通の人の場合と比較してほとんど同じか、不足である。 2. 全放電して大変多くのmAsをエックス線管にかけているので、写真濃度は過度になっている。 3. 体格が大きかったので、充電電圧をもっと上げるべきであった。 4. 撮影時間が長いから、被写体の動きによるボケがあるかも知れない。 5. 同一充電電圧で、管電流のみを下げて再撮影したとしても、写真濃度は、ほとんど変化しない。
32回(S.59.3,1984),最初に戻る
問題 30. 粒状性に関係する因子はどれか。 a. 増感紙の蛍光体組成 b. 定着液の組成 c. 現像液の組成 d. 写真濃度 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 33. 関係のない組合せはどれか。 1. 血管造影   ----- セルディンガー(Seldinger) 2. 超音波検査  ----- ドプラー(Doppler) 3. リンパ造影  ----- キンモンス(Kinmonth) 4. 気管支造影  ----- ホルツクネヒト(Holzknecht) 5. エックス線CT ----- ハンスフィールド(Hounsfield) 問題 34. 誤っている組合せはどれか。 1. RCT   ----  脳室造影 2. PTC   ----  胆管造影 3. DIP   ----  尿路造影 4. DSA   ----  血管造影 5. ERCP ----  膵管造影 問題 35. 胸部正面単純エックス線像について誤っているのはどれか。 1. 中央陰影は右側に二つ、左側に四つの弓形成を認める。 2. 右第1弓は上大動脈又は上行大動脈である。 3. 右第2弓は右心房である。 4. 左第2弓は肺動脈であり、第3弓は左心房である。 5. 左第4弓は左心室である。 問題 51. 正しいのはどれか。 1. デジタル画像の解像力は原情報とは関係がない。 2. エックス線テレビ系のレスポンス関数は、フイルムスクリーン系より不良である。 3. 被写体が動いていてもデジタル化すると鮮鋭になる。 4. エックス線CTのCT値の調整は空気を指標としている。 5. 側頭骨の一般断層では、エックス線管軌道の短い方が断層厚さの薄い写真が撮れる。 問題 52. 正しいのはどれか。 a. 頭部の軸位撮影は、頭頂部をフイルム面に付けOM線に垂直方向で撮影する。 b. 視束管は、Sonnenkalb法より強く頭部を挙上して撮影する。 c. Towne法では、後頭部をフイルム面に付けOM線を垂直にする d. 体位的にみるとStenvers法と視束管撮影は、ほぼ同じで線束中心が異なるだけである。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 53,誤っているのはどれか。 a. Martius法では、水平に対し55゜傾斜した台に足を伸展して寄り掛からせ第4腰椎棘突起と恥骨上縁を結ぶ線を水平にして撮影する。 b. 前腕骨正面、前後位撮影では、掌面を上にし肘を伸ばして撮る。 c. 踵骨の軸位撮影では、踵骨が分離して示され、距骨下関節が明瞭に見える。 d. 指骨斜位撮影では、掌面を上にして指を軽く曲げ、背面を45゜の斜位にすると、各指が分離して撮影される。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. 関係の少ない組合せはどれか。 1. 絞り        ---  散乱線 2. グレーデル法    ---  低圧撮影 3. エックス線吸収度  ---  CT値 4. 遮蔽板       ---  被曝線量 5. Gd(ガドリニゥム) ---  増感紙 問題 55. 胸部単純エックス線写真について適切でないのはどれか。 1. 撮影管電圧は、低電圧(60kV以下)より高電圧(100〜140kV)を選ぶ方がよい。 2. コントラストを良くするために低い管電圧(100kV以下)を選ぶ場合がある。 3. 写真濃度は、0.5〜1.0の範囲が適当である。 4. 撮影距離は、150〜200pが適当である。 5. 側面撮影は、正面撮影(背→腹)の条件設定と同じ考え方で、厚さに応じた条件でよい。 問題 56. 消化管二重造影法について誤っているのはどれか。 a. 良い二重造影像を得るためには前処置が重要である。 b. 一般に充満像より二重造影像の方が微細病変の分析が可能である。 c. 造影剤(BaSO4)の条件として、流動性や付着性は欠かせないものである。 d. 胃と大腸では造影剤(BaSO4)の濃度は同一でよい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 正しいのはどれか。 a. 小焦点エックス線管を用いたエックス線写真は、拡大の影響が解像度によい結果を与える場合がある。 b. 撮影距離はできるだけ長い方がよいが、被写体の吸収や動き、エックス線装置の容量等を考慮して決める。 c. 一般に高圧撮影法は、可検域を広げる長所を持つと同時に患者被曝量を減少することができる。 d. 骨、骨関節の標準撮影法は二方向撮影が原則である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 58. 関係のない組合せはどれか。 1. エックス線像の接線効果 -- 二重造影像のリングシャドー 2. 腰椎の斜位撮影    ---- 脊椎分離症 3. 近接撮影       ---- 胸椎 4. パノラマ撮影法    ---- 全歯列 5. 肺尖撮影       ---- Flaxmann法 問題 59. 腹部単純撮影法について正しいのはどれか。 a. 腸閉塞などの急性腹症の場合に必要である。 b. 撮影体位は立位又は座位のみである。 c. 腹部の造影エックス線検査を行う前に、概観検査として撮影することがある。 d. 急性腹症では、横隔膜は必ず撮影されていなければならない。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 誤っているのはどれか。 a. 高速回転極エックス線管は、普通回転陽極エックス線管より大電流を流すことができる。 b. 胸部断層撮影はできるだけ短時間で撮影した方がよい。 c. 動く臓器の撮影は大電流を流して撮影時間を短くする。 d. 同一のエックス線管焦点を用いた場合、単相全波整流と三相全波整流の高圧発生器では、前者の方が大電流を流すことができる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
33回(S.59.9,1984),最初に戻る
問題 51. 正しいのはどれか。 a. ドイツ水平面は左右の眼窩下縁と外耳孔上縁を結ぶ線を含む平面をいう。 b. 眼窩耳孔面は左右の眼球と外耳孔中央を結ぶ線を含む平面をいう。 c. 矢状面は正中面に平行な面をいう。 d. 正中面は身体を左右に等分する平面をいう。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 52. 股関節撮影に関係するのはどれか。 a. ローレンツ(Lorenz) b. グートマン(Guthmann) c. トーマス(Thomas) d. リップシュタイン(Rippstein) 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 53. ディジタルサブトラクションアンギオグラフィについて正しいのはどれか。 a. 動脈造影に用いられる。 b. 空間分解能に優れ、濃度分解能に劣る。 c. A/D変換器を用いる。 d.フレームメモリーが用いられる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. 誤っているのはどれか。 1. 拡大撮影では焦点の大きさと拡大率が鮮鋭度に関係する。 2. 断層撮影では振れ角を大きくすると断層厚が薄くなる。 3. 立体撮影はエックス線管焦点を瞳孔間距離だけ移動させて行う。 4. エックス線写真の鮮鋭度を良くするにはエックス線管焦点を小さくする。 5. 3倍拡大撮影を行うと像の面積は3倍になる。 問題 55. 油性ヨード造影剤を使用するのはどれか。 a. 経口胆嚢造影法 b. 後腹膜造影法 c. 排泄性尿路造影法 d. リンパ管造影法 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 56. 関係のない組合せはどれか。 a. エックス線CT  ----------- ファンビーム b. NMR-CT   --------------- 磁場 c. ディジタルラジオグラフィ--- イメージインテンシファイア d. ゼロラジオグラフィ  ----- レーザー光線 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 誤っているのはどれか。 1. 間接撮影でミラーカメラ方式とI.I.方式では前者の方が被曝線量は大である。 2. CT撮影では走査時間が長いと身体の動きによりアーティファクトを生じる 3. 高圧撮影ではガンマの低いフイルムの方が有利である。 4. 一般にCaWO4増感紙と希土類増感紙ではフイルムの種類は異なる。 5. 胸部単純エックス線写真の適正濃度範囲は0.7〜1.8である。 問題 58. 関連のない組合せはどれか。 1. 消化管撮影 ---------- 80kV 2. MTF   ------------- 粒状性 3. 高圧撮影  ---------- グリッドのグリッド比 4. ノンスクリーン撮影 -- 甲状腺 5. 二重造影  ----------- 早期胃癌 問題 59. 正しいのはどれか。 a. 一般にエックス線写真のコントラストは増感紙を用いても変わらない。 b. 同一濃度のエックス線写真では、少ない線量で撮影した方が粒状性は悪くなる。 c. 胃前壁の二重造影像は、オーバーチューブ形エックス線テレビ装置がアンダーチューブ形よりボケが少ない。 d. ゼロラジオグラフィの画像形成過程は化学変化による。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 経静脈性注入法が用いられる造影法はどれか。 a. 気管支造影 b. 胆嚢-胆管造影 c. 腎盂造影 d. リンパ管造影 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
34回(S.60.3,1985),最初に戻る
問題 56. フィルムの粒状性に関係のないのはどれか。 a. ウィナースペトクル b. 増感紙の組成 c. 現像液の組成 d. グリッド比 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 解像度に関係のあるのはどれか。 a.レスポンス関数 b.管球焦点 c.グリッド d.撮影距離 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 58. 関係のある組合せはどれか。 a. MTF  ----------- 正弦波応答 b. RMS  ----------- 粒状性 c. ROC曲線 --------- 視覚評価 d. エントロピー ---- 情報伝達量 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. エックス線写真について正しいのはどれか。 a. 特性曲線の傾斜が緩ければ可検域は広い。 b. 黒化度2とは透過光が入射光の1/100となる濃度である。 c. 被写体の散乱エックス線はコントラストの低下をもたらす。 d. 増感紙によってコントラストを上げることができる 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 写真コントラストに関係のないのはどれか。 1. 物質の線減弱係数 2. 焦点-フイルム間距離 3. フイルム特性曲線 4. 物質の厚さ 5. 散乱線 問題 61. 正しいのはどれか。 a. 外転位は手足を横方向に開いて体軸から遠ざける体位である。 b. 外旋位は手足の前面が外側に向くようにねじる体位である。 c. 仰(背)臥位は体前面を上向きにして寝た体位をいう。 d. 腹背方向は前後方向と同じである。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 62. 誤っているのはどれか。 1. 上顎洞の正面撮影では正中面をフイルムに垂直とし、ドイツ水平面を45゜とする。 2. 下腿骨の正面撮影では足関節と膝関節を1枚のフイルムに同時に写す。 3. 膝関節の側面撮影は膝関節を伸展した方が大腿骨の内-外側上顆が重なりやすい。 4. 頭部撮影は正中面、耳垂直面、ドイツ水平面が体位の基本である。 5. 股関節の正面撮影では両脚は中間位で平行に伸ばす。 問題 63. 誤っているのはどれか。 a. 頭蓋半軸位撮影では後頭部をフイルム面に付け眼窩耳孔線を垂直にする。 b. 肘関節側面撮影では坐位で肘関節を約90゜に屈曲固定する。 c. 手関節側面撮影では肘関節を曲げ、尺骨をフイルム面に付けて手掌面をやや外旋する。 d. 肘関節前後撮影では足を外転して固定する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 64. CT普及後、使用頻度が減少したのはどれか。 a. 脳室撮影法 b. 後腹膜充気法 c. 縦隔充気法 d. 回転横断撮影法 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 65. 前後関係で正しい組合せはどれか。 【前】     【後】 a. 気管   ---- 食道 b. 心臓   ---- 下行大動脈 c. 篩骨洞  ---- 蝶形骨洞 d. 膵体部  ---- 上腸間膜動脈基部 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. 胸部高圧エックス線撮影について正しいのはどれか。 a. 骨髄線量が減少する。 b. 肺内陰影が肋骨影で見えにくくなる。 c. 心陰影に重なった肺野の観察もできる。 d. 石灰化影が目立たない。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. 立体撮影で正しいのはどれか。 a. 焦点-フイルム間距離と焦点移動距離は関係ない。 b. 高圧撮影が適している。 c. グリッドが不要である。 d. 対象が複雑に入りくんだものに有効である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. エックス線撮影で散乱線の影響を軽減できるのはどれか。 a. 照射野を必要最小限に絞る。 b. 電圧を高くしてmAsを下げる。 c. 造影剤を使用する。 d. 被写体とフイルムとの距離を大きくする。 e. グリッドを使用する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 69. 関係のない組合せはどれか。 1. 狭角断層撮影 ---- 胆嚢造影 2. 拡大立体撮影 ---- 血管造影 3. 高圧撮影   ---- 頭蓋底撮影 4. 透視撮影   ---- 消化管造影 5. 連続撮影   ---- 血管造影 問題 70.第3世代エックス線CT装置の分解能に直接関係する因子はどれか。 a. 検出器の配列密度 b. 画素の大きさ c. 磁気テープの記録密度 d. エックス線管の容量(ヒートユニット) e. エックス線量 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 71. 撮影管電圧、撮影距離、撮影部位の組合せで適切でないのはどれか。 1. 120〜140kV --- 200cm   --- 胸部 2. 50〜 70kV  --- 70〜100cm --- 乳房 3. 70kV    --- 300cm   --- 下肢(脚長測定) 4. 60kV    ---  60cm   --- 肩(軸方向) 5. 50kV    --- 100cm   --- 手 問題 72. 関係の少ない組合せはどれか。 1. 腹部立位撮影  -------- 横隔膜 2. パノラマ撮影  -------- 歯牙 3. 頚椎斜位撮影  -------- 椎間孔 4. 腰椎機能(前後屈)撮影 ---- 棘突起 5. 胸部斜位撮影  -------- 心臓 問題 73. グリッドの必要な撮影部位はどれか。 a. 成人の股関節 b. 足関節正面 c. 鼻骨側面 d. 成人の腹部 e. 成人の頭部 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 74. エックス線管で最も熱を発生するのか。 1. 陽極 2. フィラメント 3. 陰極 4. 管壁 5. 集束電極 問題 75. 関係の少ない組合せはどれか。 1. 軟線撮影  ---------- ベリリウム窓 2. コバルトグラフィ ---- ガドリニウム増感紙 3. 高圧撮影  ---------- 格子比の高いグリッド 4. CT    ------------ キセノン電離箱 5. 拡大撮影  ---------- 小焦点エックス線管
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問題 56. エックス線管付加フィルタの効果で正しいのはどれか。 a. エックス線量は減少する。 b. 実効エネルギーは高くなる。 c. 低エネルギー成分は少なくなる。 d. 最高エネルギーは低くなる。 e. 同じ厚さのフィルタでは、銅よりアルミニウムの方が吸収は大きい。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 57. エックス線写真のコントラストに影響を及ぼす因子で誤っているのはどれか。 1. 被写体の厚さ 2. 散乱線 3. フイルムのガンマ(γ) 4. 撮影距離 5.エックス線の線質 問題 58. エックス線写真の粒状性向上に役立つのはどれか。 1. 高感度フイルムの使用 2. 高電圧の使用 3. 高ガンマ(γ)フイルムの使用 4. 高温現像 5. 高感度増感紙と低感度フイルムの組み合わせ 問題 59. ドイツ水平線とOM線の相互間の角度について最も近いのはどれか。 1. 0 度 2. 5 度 3. 10 度 4. 20 度 5. 30 度 問題 60. 一般に超高鮮鋭度片面増感紙が使用される部位はどれか。 1. 肺 2. 乳房 3. 膀胱 4. 耳 5. 副鼻腔 問題 61. 撮影部位と撮影方法の組合わせで適切でないのはどれか。 1. 胸椎側面       ---- 長時間撮影 2. 上部頚椎正面     ---- 開口法 3. 胸骨         ---- 斜方向撮影 4. 下部胸椎上部腰椎側面 --- 吸気時撮影 5. 眼球         ---- 二重曝射法 問題 62. 手根骨の軸位及び斜位撮影で他の骨から分離して写しだされるのはどれか。 1. 舟状骨 2. 月状骨 3. 三角骨 4. 豆状骨 5. 有鉤骨 問題 63. 図はある部分の軸方向撮影で得られた像である。該当する部位はどれか。 1. 肩関節 2. 肘関節 3. 手関節 4. 膝関節 5. 足関節 問題 64. 主として上顎洞の観察に用いる撮影法で、正中面は垂直、ドイツ水平線がフイルムと45度になるように顎を突き出す体位はどれか。 1. コールドウェル法 2. タウン法 3. マイヤー法 4. ウォーターズ法 5. ステンバーズ法 問題 65. 胸部の側臥位正面撮影について正しいのはどれか。 a. デクビタス撮影とも呼ばれる。 b. 胸水の検出を目的としている。 c. 立体撮影の併用が望ましい。 d. 立位で撮影ができない状態のときに限って行われる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. 外傷のとき他の撮影に先立ち、患者の安全のために仰臥位のまま水平エックス線束による側面撮影を行う必要がある部位はどれか。 1. 顔面骨 2. 頚椎 3. 胸郭 4. 腰椎 5. 骨盤 問題 67. 適切でない組合せはどれか。 a. フイッシュゴールド線 --- 左右乳様突起 b. グートマン法     --- 岬角 c. シェントン線     --- 閉鎖孔の上縁、大腿骨頚部の内縁 d. ドイツ水平線     --- 外耳孔と眼窩中心 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. 陰性造影剤を用いるのはどれか。 a. 後腹膜撮影 b. 腹腔動脈撮影 c. 関節撮影 d. 縦隔撮影 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 69. 椎骨動脈撮影について正しいのはどれか。 a. 通常は大腿動脈からのカテーテル法で行われる b. 前後方向撮影はエックス線中心束を30度足方へ傾けて行う。 c. 側方向撮影は照射野中心および照射野の大きさを頚動脈撮影の場合と同じにして行う。 d. 小児では椎骨動脈を直接穿刺造影することが多い。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 70. 胃二重造影について正しいのはどれか。 a. 胃壁粘膜の微細な変化をとらえるために用いる。 b. バリウム量を少なくするために用いる。 c. 十二指腸へのバリウムの流出をよくする。 d. バリウムが胃壁粘膜によく付着するようにローリングする。 e. 胃を膨らませる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 71. 二重造影法の効果が大きいのはどれか。 a.脳槽撮影 b.唾液腺撮影 c.大腸撮影 d.関節腔撮影 e.膵管撮影 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 72. 誤っているのはどれか。 a. ディジタルラジオグラフィはどの方式でもフイルム増感紙系撮影より被曝線量が少ない。 b. ディジタルサブトラクション血管撮影では造影剤の投与は静脈内に限られる。 c. カテーテル血管撮影の手技は診断目的のほか塞栓療法のような治療目的にも使用される。 d. 乳房撮影はゼロラジオグラフィのよい適応の一つである。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 73. 関係のある組合せはどれか。 a. 直線断層    ------  胸部 b. 三ツ葉軌道断層 ------  聴器-頭部 c. 狭角断層    ------  胆嚢-胆道 d. 同時多層断層  ------  被曝軽減 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 74. エックス線CT撮影において画像に影響する因子はどれか。 a. 被写体の動き b. 散乱エックス線 c. 部分体積効果 d. 造影剤によるコントラスト増強 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 75. ディジタルラジオグラフィに関係のないのはどれか。 1. マスク透視法 2. 時間差法 3. セレン板 4. イメージングプレート 5. 階調処理
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問題 56. 矩形波チャートによるMTFの測定で必要な処理はどれか。 a. 矩形波チャートの撮影 b. ミクロフォトメータによる各空間周波数ごとの濃度分布の測定 c. 特性曲線によるエックス線強度分布変換 d. コルトマン(Coltman)補正 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 被写体コントラストに対する影響の最も少ない因子はどれか。 1. 被写体の厚さ-密度-実効原子番号 2. エックス線の線質 3. 造影剤 4. 散乱線 5. 増感紙 問題 58. エックス線写真の粒状度を表すものとして正しいのはどれか。 a. RMS b. MTF c. 自己相関関数 d. ウィナースペクトル 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 脊椎の撮影で関係のある組合せはどれか。 a. ヤコビー線   ---- 第4〜5腰椎レベル b. 胸骨角     ---- 第2〜3胸椎レベル c. 上前腸骨棘   ---- 第2仙椎レベル d. 胸骨剣状突起  ---- 第9〜10胸椎レベル 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 適切でない組合せはどれか。 1. マルチウス(Martius)法   ----- 骨盤計測 2. コールドウェル(Caldwell)法  --- 茎状突起撮影 3. アントンセン(Anthonsen)法  ---- 距踵関節撮影 4. フィッシャー(Fischer)法   ---- 大腸造影 5. ローレンツ(Lorenz)法   ------ 股関節撮影 問題 61. 図は肩甲骨の烏口突起を撮影して得られた像である。これについて正しいのはどれか。 a. 中心線は足側から約25度頭側へ斜入させている。 b. 体位は検側を約20度撮影台から浮かせた斜位である。 c. Aは肩峰である。 d. Bは烏口である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 62. 胸部撮影について誤っているのはどれか。 1. 同一患者の経過観察ではできる限り同じ濃度とコントラストを保つ。 2. 曝射時間はできるだけ短い方がよい。 3. 通常は立位、背腹、遠距離撮影が用いられる。 4. 気管分岐部の観察には高圧撮影より低圧撮影の方がよい。 5. 可検域を広くするには高圧撮影が有利である。 問題 63. 拡大撮影法について誤っているのはどれか。 1. 小焦点エックス線管を必要とする。 2. 短時間撮影を必要とする。 3. 散乱線の影響が増大する。 4. 拡大率は1+b/aで表示できる。ただし、aは焦点被写体間距離、bは   被写体フイルム間距離。 5. 0.3o焦点で2倍、0.05o焦点で5〜6倍の拡大が可能である。 問題 64. 適切でない組合せはどれか。 1. 軟線除去 ------ フィルタ 2. 照射野  ------ グリッド比 3. 可動絞り ------ 散乱線 4. 粒状性  ------ 現像条件 5. 核陰影  ------ 断層撮影 問題 65. 関係のある組合せはどれか。 a. エックス線CT    ------------------ コンボリューション b. DSA(Digital Subtraction Angiography) - バックプロジェクション c. DF(Digital Fluorography)  ----------- サブトラクション d. 核磁気共鳴CT       ------------- 緩和時間 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. 経静脈性尿路撮影について誤っているのはどれか。 a. 水溶性ヨード造影剤を用いる。 b. 造影剤の注射を行う前にまず単純撮影を行うのを原則とする。 c. 造影剤を注入して5分後に撮影すると、正常では腎盂、腎杯、尿管が既に造影されている。 d. 経時的に撮影を行い、最後の撮影を造影剤注入後1時間とするのが一般的である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. 上腸間膜動脈の起始部にカテーテルを挿入し、連続撮影を行ったとき通常、造影されるのはどれか。 a. 小腸の血管 b. 上行結腸の血管 c. 脾 d. 下大動脈 e. 門脈 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 68. I.I.−TV系を使用するディジタルサブトラクション血管撮影について正しいのはどれか。 a. 通常の血管撮影に比べて、一般にコントラスト分解能が優れ、空間分解能が劣る b. 経静脈性の動脈造影が主な適応であり、直接動脈撮影には用いられない。 c. 消化管ガスの動きはアーチファクトとなって画質を損なう。 d. 視野を広げるため大口径I.I.を使用すれば空間分解能は低下する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 69. 側臥位正面(デクビタス)撮影を使用する頻度が最も高い領域はどれか。 1. 頭部 2. 頚部 3. 胸部 4. 腹部 5. 骨盤部 問題 70. エックス線CTについて正しいのはどれか。 a. 部分体積現象はスライス厚さが大きいほど大である。 b. 実質臓器と消化管を区別するため造影剤を経口的に投与することが多い。 c. 耳小骨の描出能は従来の多軌道断層撮影に及ばない。 d. 脳腫瘍の診断には原則として造影剤を使用しない。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 71. 消化管穿孔が疑われて緊急に腹部単純撮影を行うときに注意すべき事項として正しいのはどれか。 a. 立位の撮影は横隔膜を十分に含める。 b. 立位をとれない患者では左側臥位正面撮影とする。 c. 臥位から立位にしたらできるだけ速やかに撮影とする。 d. 立位での撮影は正面及び側面の二方向を原則とする。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 72. 乳房撮影について正しいのはどれか。 a. 頭尾方向及び側方向を原則とする。 b. コントラストを向上させるのに圧迫撮影が有効である。 c. 乳癌の石灰影は増感紙のゴミと紛らわしいことがある。 d. 乳管撮影では乳頭部から水溶性ヨード造影剤を注入する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 73. 誤っている組合せはどれか。 1. 乳房撮影    ----- 片面増感紙 2. リンパ管撮影  ----- 造影剤自動注入器 3. 下肢撮影    ----- 感度補償形増感紙 4. 腎動脈造影   ----- 陰性造影剤 5. 脊髄腔造影   ----- 非イオン化造影剤 問題 74. 適切でない組合せはどれか。 1. 足底基準線   -----  大腿骨頚部撮影 2. 軸位撮影法   -----  頬骨撮影 3. レーゼ法    -----  乳様突起撮影 4. 重複撮影法   -----  膀胱撮影 5. 近接撮影法   -----  胸骨撮影 問題 75. エックス線CT画像のアーチファクトの原因となるのはどれか。 a. 患者の動き b. 金属等の高吸収体 c. 消化管の蠕動 d. 画像データのノイズ 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
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問題 56. 関連のある組合せはどれか。 a. 情報理論   ----- エントロピー解析 b. 粒状度    ----- 自己相関関数 c. MTF    ----- フーリエ変換 d. レスポンス関数 --- MTF 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. エックス線画像の粒状について関連の少ない組合せはどれか。 a. スクリーンモトル  ----- 量子モトル及び増感紙の構造モトル b. 量子モトル     ----- エックス線光子の統計的ゆらぎ c. エックス線画像のモトル -- フイルムの粒状性及びスクリーンモトル d. フイルムの粒状性  ----- フイルムのベースの厚さ 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 58. 管電圧80kV、管電流100mA、撮影時間0.4秒、焦点フイルム間距離100pで、ある部位の撮影を行った。次に、管電流を変えないで感度比8倍の高感度増感紙を,用い、焦点フイルム管距離を200cmにして同一写真を得るには撮影時間を何秒にすればよいか。 1. 0.05 2. 0.1 3. 0.2 4. 0.4 5. 0.8 問題 59. エックス線写真について正しいのはどれか。 a. 黒化度 1とは透過光が入射光の1/10となる濃度である。 b. 被写体からの散乱線はコントラストを高める。 c. 一般に感度と鮮鋭度は相反する。 d. ラチチュードの広いものはコントラストが得にくい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 高圧撮影に関係あるのはどれか。 a. 格子比の高いグリッドを使用する。 b. コントラストが低下する。 c. 骨病変診断に使用する。 d. 低圧撮影に比べ被曝線量は多い。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 61. 誤っているのはどれか。 a. ディジタルイメージは転送により損なわれる。 b. ディジタルイメージは画像処理が容易である。 c. 4進数を2進数に変換して保存すると記憶媒体は少なくてすむ。 d. アナログイメージよりディジタルイメージの方が解像力が大きい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 62. 経静脈性に造影剤を注入しないのはどれか。 a. 脳室撮影 b. ディジタルサブトラクションアンギオグラフィ c. 排泄性尿路造影 d. エックス線CT検査におけるコントラストエンハンスメント e. リンパ管造影 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 63. 正しい組合せはどれか。 a. 気管支造影  ---- 水溶性または油性ヨード製剤 b. 腹腔動脈造影 ---- 油性ヨード製剤 c. ミエログラフィ --- 非イオン性水溶性ヨード製剤 d. 子宮卵管造影 ---- 水溶性または油性ヨード製剤 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 64. 硫酸バリウム造影剤に必要な条件で誤っているのはどれか。 a. 流動性が良い。 b. 付着性が高い。 c. 沈澱しにくい。 d. 胃液で凝集する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 65. 注腸造影検査法として誤っているのはどれか。 1. バリウム濃度は上部消化管検査用より低いことが多い。 2. 充満法や二重造影法が用いられる。 3. 前処置として、大腸の中を十分にきれいにする。 4. 逆傾斜や側臥位の撮影も必要である。 5. バリウムを注入する前に空気を十分に入れる。 問題 66. 乳房エックス線撮影について誤っているのはどれか。 1. 片面スクリーン-片面乳剤フイルムによる撮影 2. ノンスクリーンでの高コントラストフイルムによる撮影 3. 高圧撮影 4. 圧迫撮影 5. 拡大撮影 問題 67. エックス線CT検査の特徴で従来のエックス線断層撮影と比較して正しいのはどれか。 a. コントラスト分解能に優れている。 b. ディジタル画像である。 c. 横断面の画像が基本である。 d. 空間分解能に劣る。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. 血管撮影の際に通常の始業点検を必要としないのはどれか。 1.造影剤自動注入装置 2. フイルムチェンジャ 3.患者テーブル 4.高圧トランス 5.コントローラ計器 問題 69. 正しいのはどれか。 a. 心胸郭比測定用の胸部写真は、遠距離で立位正面の呼気時で撮影を行う。 b. 心臓のエックス線写真正面像において、その辺縁が通常みられないのは右心室である。 c. 腰椎右前斜位撮影では、左側の椎弓が良く描出される。 d. ローレンツ、トーマス、グートマン各撮影法は股関節の撮影法である。 e. 頚椎左前斜位撮影では、右側の椎間孔が良く描出される。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 70. 後頭骨の骨折線の診断に適した撮影は側面撮影の他にはどれか。 1. コールドウェル撮影 2. タウン撮影 3. シュラー撮影 4. ウォータース撮影 5. ステンバース撮影 問題 71. 胸部エックス線写真正面像において、左右の肺野の明るさに差がある場合、考えられる原因はどれか。 a. 肺や胸膜の病変 b. 胸壁の厚さの相異 c. 整位不良 d. エックス線束中心のずれ 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 72. エックス線透視時の患者被曝軽減について誤っているのはどれか。 1. 管電流を小さくする。 2. 管電圧を低くする。 3. 透視時間を短縮する。 4. デットマン形スイッチを用いる。 5. 絞りを活用する。 問題 73. 立位正面像に見られた右鎖骨に重なる肺病変を最も良く描出する撮影法はどれか。 1. 肺尖撮影 2. 右側面像撮影 3. 左側面像撮影 4. 第1斜位撮影 5. 第2斜位撮影 問題 74. 上部消化管透視において、胃幽門の緊張のため、胃から十二指腸へバリウムが流出しない場合、一時的に検査を中断し待つことがある。この時の患者の体位と,して好ましいのはどれか。 1. 立位 2. 座位 3. 背臥位 4. 右側臥位 5. 左側臥位 問題 75. 図のエックス線CT像上の番号に相当する各臓器の組合せで正しいのはどれか。   @      A    B    C   D      E 1. 脾     左腎   膵    肝  大動脈   下大動脈 2. 脾     左腎  十二指腸  肝  大動脈   下大動脈 3. 肝     右腎   膵    脾  大動脈   下大動脈 4. 肝     右腎   膵    脾  下大動脈  大動脈 5. 上行結腸  右腎  十二指腸  脾  大動脈   下大動脈
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問題 56. 画像診断のROC解析について誤っているのはどれか。 1. 検査法の有効性を客観的に評価する方法として利用される。 2. ROC曲線が右下方に位置するほど優れた検査法といえる。 3. 対象疾患患者数の割合の大小により施設ごとの評価に差を生じる。 4. 有病正診率はsensitivity、無病正診率はspecificityと呼ばれる。 5. 読影者間の診断能力の差を評価することができる。 問題 57. エックス線像幾何学的不鋭をUg、運動による不鋭をUm、感光系の不鋭をUsとすれば総合不鋭Utはどのように表されるか。 1. Ut=Ug+Um+Us 2. Ut=(Ug×Um×Us)/(Ug+Um+Us) 3. Ut=(Ug+Um+Us)/(Ug×Um×Us) 4. Ut=浮tg+Um+Us 5. Ut=浮tg2+Um2+Us 問題 58. エックス線写真のMTF測定におけるセンシトメトリーの露光方法で最も適切なのはどれか。 1. 距離を変化させる。 2. エックス線管電圧を変化させる。 3. エックス線管電流を変化させる。 4. タイマで露光時間を変化させる。 5. 厚さの異なる吸収体を用いる。 問題 59. エックス線写真におけるエッジ効果について誤っているのはどれか。 1. 静止現像で多く現れる。 2. エックス線の斜入によって生じる。 3. 視覚にもエッジ効果がある。 4. 乾式電子写真ではエッジ効果がある。 5. エッジ効果により空間周波数特性の改善が期待できる。 問題 60. エックス線写真コントラストを改善するのに効果があるのはどれか。 a. 可動絞りで撮影範囲を許されるところまで絞り込む。 b. 管電圧を低くする。 c. 高グリット比のグリットを用いる。 d. ガンマの低いフイルムを用いる。 e. 付加フィルタを厚くする。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 61. 心臓検査の目的の胸部撮影で通常用いられないのはどれか。 a. 左側面撮影 b. 右前斜位食道撮影 c. 左前斜位撮影 d. 後前軟線撮影 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 62. 腹部単純撮影に付いて正しいのはどれか。 a. 消化管穿孔の疑い --- 横隔膜を十分に入れた立位画像 b. 胆嚢結石の疑い  --- 左前斜位高電圧撮影 c. 尿路結石の疑い  --- 腎から恥骨結合までを完全に入れた正面像 d. 胎児死亡の疑い  --- 高感度感光系を用いた撮影 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 63. テクビタス(側臥位正面)撮影法が有効な疾患はどれか。 a. 気管支内異物 b. 胸水 c. 腹腔内遊離ガス d. 腎腫瘍 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 64. 頚椎斜位方向撮影に付いて正しいのはどれか。 1. 気管の太さをみるため高圧撮影の方がよい。 2. 頚動脈の石灰化をみるため低圧撮影の方がよい。 3. 椎間孔が正しく投影されている必要がある。 4. 椎間腔に平行なエックス線で撮影する。 5. 後屈位で撮影した方がよい。 問題 65. 小児科の骨年齢の判定に必要な撮影はどれか。 1. 上半身の骨格 2. 一側の上肢および頚椎 3. 一側の上肢 4. 一側の手骨 5. 両側の手指骨 問題 66. 図は右手根骨の外転位正面像である。舟状骨はどれか。 1. a 2. b 3. c 4. d 5. e 問題 67. 誤っているのはどれか。 1. 大腿骨正面撮影は膝を伸展しやや内旋する。 2. 膝関節側面撮影は膝関節を内角130度に曲げ足側を約8度上げる。 3. 下腿正面撮影は外旋位にすると脛骨、腓骨がよく観察できる。 4. 足関節側面撮影は足の基準線を約10度内旋する。 5. 踵骨軸位撮影は足底を垂直、基準線を垂直とし、中心線を垂直から40度傾ける。 問題 68. 二重造影が利用されるのはどれか。 a. 消化管 b. 脳室 c. 子宮卵管 d. 関節腔 e. 膀胱 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 69. 胃幽門前庭部後壁の粘膜を二重造影で描出するときに適切な撮影体位はどれか。 a. 腹臥位第1斜位 b. 腹臥位第2斜位 c. 背臥位正面 d. 背臥位第1斜位 e. 背臥位第2斜位 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 70. イオン性と比較した非イオン性水溶性造影剤の利点で誤っているのはどれか。 a. 脊髄、脳槽造影では非イオン性のため副作用が少ない。 b. 四肢血管造影では疼痛、熱感が少ない。 c. 血管造影では体動が減少するので、静脈相の良いサブトラクション像が得られる。 d. ヨード過敏症への配慮は不要である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 71. エックス線CTにおけるアーチファクトの原因で正しいのはどれか。 a. 患者の体動 b. エックス線管焦点の荒れ c. 体内の金属 d. 消化管の蠕動 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 72. 股関節レベルのエックス線CT像で、両側の骨組織に挟まれた軟部組織が異常に低いCT値を示すことがある。原因はどれか。 1. 検出器の感度むら 2. 量子ノイズ 3. 患者の体動 4. 部分体積効果 5. 線質硬化 問題 73. 図のエックス線CT像について正しいのはどれか。 a. 眼窩耳孔線に沿った頭部CT像である。 b. このレベルの像には障害陰影が多くみられる。 c. 小脳橋角腫瘍はこの断層面に検出されることが多い。 d. トルコ鞍付近の病変がこの断層面で検出される。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 74. TVシステムのディジタルサブトラクション血管造影で誤っているのはどれか。 1. 造影剤の静脈内注入で動脈造影ができる。 2. フイルムを用いる血管造影より高濃度の造影剤を必要とする。 3. 経動脈性造影では造影剤の量を減らすことができる。 4. サブトラクション像の実時間観察が可能である。 5. 腸管内ガスの移動が障害陰影をつくる。 問題 75. ディジタルエックス線画像の特徴はどれか。 a. 記憶素子へ書き込みが可能 b. 画像を損なうことなく遠距離伝達が可能 c. 画像処理が容易 d. 保存画像の検索に時間の短縮が可能 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
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問題 56. 放射線撮影系に適用されているレスポンス関数測定法について誤っているのはどれか。 a. Nitka法 b. ウイナースペクトルを利用する定法 c. コントラスト測定法 d. フーリエ変換法 e. Rudinger&Spiegler法 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 57. エックス線写真の粒状性について正しいのはどれか。 a. 粒状性に関する画像の性質も鮮鋭度と同様なフーリエ解析によつて取り扱うことができる。 b. 物理的粒状性の表示には自己相関関数やウイナースペクトルがある。 c. 視覚的測定による表示方法は物理的粒状性という。 d. 物理的測定による表示方法は心理的粒状性という。 e. 物理的に測定した粒状性は心理的な粒状性と必ず一致する。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 58. エックス線写真のコントラストに影響を及ぼす因子はどれか。 a. 管電圧 b. 現像処理 c. フイルムのγ d. 散乱線 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 拡大撮影において焦点の大きさと最大拡大率との組合せで適切なのはどれか。 焦点の大きさ(o) 倍率 a. 0.05   ------   8 b. 0.1   ------   3 c. 0.3   ------   2 d. 1.0   ------  1.8 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. エックス線管電圧70kV、管電流100mA、撮影時間0.3秒、焦点フイルム間距離 100pの撮影条件を、管電圧および増感紙フイルムを変化させないで、管電流を,150mAに、また焦点フイルム管距離を150cmにしたとき、同一写真濃度になる撮影時間は何秒にすればよいか。 1. 0.08 2. 0.15 3. 0.3 4. 0.45 5. 0.6 問題 61. エックス線テレビジョン装置のオーバーチューブ方式とアンダーチューブ方式の比較について正しいのはどれか。 a. オーバーチューブ方式がアンダーチューブ方式より患者の体位変換は容易である。 b. オーバーチューブ方式は、一般撮影用としても使用できる。 c. アンダーチューブ方式では、患者の観察が容易である。 d. アンダーチューブ方式では、一般に撮影距離が長い。 e. アンダーチューブ方式では、術者の被曝が多い。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 62. 胸部正面エックス線撮影で、肺野とともに、縦隔陰影をよく描出させるのはどれか。 1. 低電圧撮影の適用 2. 高γタイプフイルムの利用 3. 補償フィルタの活用 4. 高温現像処理 5. 遠距離撮影 問題 63. 骨格系撮影で、機能撮影やストレス撮影が行われる部位はどれか。 a. 頚椎 b. 足関節 c. 肩鎖関節 d. 膝関節 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 64. 関連のない組合せはどれか。 1. 大腸ポリープ  -----  二重造影法 2. 児頭骨盤不適合 -----  Guthmann法 3. 聴神経腫瘍   -----  内耳道断層撮影法 4. 踵骨骨折    -----  Lorenz法 5. 扁平足     -----  横倉法 問題 65. 腹腟内遊離ガスの検出に有効な撮影体位はどれか。 a. 腹部立位正面 b. 腹部右側臥位側面 c. 腹部左側臥位正面 d. 胸部立位正面 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. 泌尿器系検査について誤っているのはどれか。 a. IVP b. RP c. DIP d. DIC e. PTC 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 67. 胃エックス線検査法の説明について誤っているのはどれか。 a. 充満法  ---- 伸展された粘膜面の構造が空気影を通して観察できる。 b. 二重造影法 -- 胃小区の描出に適する。 c. 圧迫法  ---- 隆起性病変の描出には不適当な方法である。 d. 粘膜法  ---- 硫酸バリウム300mlを使用する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. 血管造影検査に関連した正しい組合せはどれか。 a. 腕頭動脈   -----  右鎖骨下動脈 b. 腹腔動脈   -----  脾動脈 c. 上腸間膜動脈 ----  右結腸動脈 d. 下腸間膜動脈 ----  左結腸動脈 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 69. 血管に対するインターべンショナルラジオロジー(Interventioal Radiology)の応用について正しいのはどれか。 a. 血管カテーテルから局所に薬剤の選択的動注をする。 b. 狭窄血管を拡張させる。 c. 腫瘍血管を塞栓させる。 d. 止血に用いる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 70. 誤っているのはどれか。 1. セルジンガー法による血管造影法は、腫瘍や血管の治療にも用いられる。 2. フイルムサブトラクション法は、造影像だけをポジ像、ネガ像両方で表示できる。 3. ゼロラジオグラフィは、ラチチュードが広くエッヂ効果が特徴的である。 4. 二重造影法は、消化管エックス線検査のみに用いられる。 5. 歯科パノラマ撮影法には、断層撮影方式と体腔管方式がある。 問題 71. エックス線CTで、画質を低下させる原因はどれか。 a. 厚い脂肪 b. 厚い骨 c. 臓器の動き d. 厚い筋肉 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 72. 頭部エックス線CT検査で、最もアーチファクトの多いスライス面はどれか。 1. 側脳室上レベル 2. 脳梁レベル 3. 視床レベル 4. 視床下部レベル 5. 後頭蓋窩レベル 問題 73. イメージングプレートによるコンピュータエックス線画像法の特徴はどれか。 a. 受像画積はプレートの大きさに従う。 b. 撮影終了と同時に画像が得られる。 c. DSA、CT、RIのディジタル画像より空間分解能が高い。 d. 入力に対する直線性が優れている。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 74. エックス線を用いない検査法はどれか。 a. DSA b. MRI c. US(Ultrasonography) d. CR(Computed Radiography) 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 75. MRIついて正しいのはどれか。 a. 骨によるアーチファクトがない。 b. 軟部組織のコントラストが良い。 c. 任意方向のスキャン断面像が得られる。 d. 放射線被曝がない。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
40回(S.63.3,1988),最初に戻る
問題 46. レスポンス関数について正しいのはどれか。 a. 一般に正弦波チャートでのレスポンス関数を矩形波のレスポンス関数に換算する。 b. MTFとは絶対値と位相を総合した表示である。 c. レスポンス関数の理論を適用するには、その入力と出力の間に非線形が成立することが必要である。 d. フーリエ変換によって空間座標の関数と空間周波数座標の関数は、お互いに変換することができる。 e. レスポンス関数は、点像または線像強度分布をフーリエ変換して求める。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 47. レスポンス関数の放射線領域への適用で正しいのはどれか。 a. エックス線管焦点の形状と画質の関係 b. 散乱線量と画質の関係 c. 増感紙−フイルムシステムと画質の関係 d. 斜入射投影と画質の関係 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 48. ROC曲線について正しいのはどれか。 a. 一般に観察者の観察基準を5段階変化させて行う。 b. 信号検出理論を背景にした受信者動作特性曲線である。 c. 刺激−反応のマトリックスを用いる。 d. 感度(Sensitivity)や特異度(Specificity)を用いて評価する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 49. エックス線写真の粒状性について正しいのはどれか。 a. 感度を一定にすれば、低感度増感紙と高感度フィルムを組合せた方が粒状性がよい。 b. フイルムのガンマが小さいと、大きい場合に比べて一般に粒状が目立つ。 c. 増感紙のMTFが良いと悪い場合に比べて一般に粒状が目立つ。 d. エックス線の統計的ゆらぎの量子モトルは、粒状性に大きく寄与する。 e. フイルムの粒状性はエックス線写真の粒状に影響を与える。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 50. エックス線フイルムの特性曲線から得られる写真特性で誤っているのはどれか。 1. 相対感度 2. ラチチュード 3. 粒状度 4. ガンマ 5. カブリ濃度 問題 51. エックス線撮影条件の設定法について正しいのはどれか。 a. 指数関数法則を基礎にした設定法 b. mAsと被写体の厚さの関係を係数として求めた網川による係数撮影法 c. 露出の変化を2を底とする対数で表し、ビットで与えるビット法 d. 撮影条件の各因子をある基準に対する対数率として求め、その合計を露出とする対数率法(点数法) 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 52. 単純エックス線の投影歪みについて誤っているのはどれか。ただし、エックス線中心線束をフイルムに垂直入射とする。 a. エックス線の投影歪みには縮小歪みがある。 b. 拡大歪みは拡大率が大きい程、小さくなる。 c. 位置歪みは照射野内中心部で少なくなる。 d. 形状歪みは照射野内の周辺で大きくなる。 e. 撮影距離が短く、撮影範囲が大きくなる程、位置と形状歪みは増大する。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 53. 散乱線除去について正しいのはどれか。 a. エックス線用グリッドの利用で散乱線除去が可能となる。 b. グリッドの散乱線除去能は、グリッド比から正しく評価できる。 c. 照射野を小さくすることで、除去効果をあげることができる。 d. グレーデル法の応用で、散乱線除去を可能とするが、拡大ボケの現象が生じる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. 正しいのはどれか。 a. 撮影距離100pのポータブルエックス線では正常でも心陰影が大きくみえる。 b. ウォータース法では後頭骨が良く見える。 c. シュラー法では内耳道が良く見える。 d. レーゼ法ではトルコ鞍が良く見える。 e. 肺尖撮影では右中葉の病変が良く見える。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 55. 正しいのはどれか。 a. 頭部概観単純正面像では下顎骨は含まれなくともよい。 b. 膝関節の前方引き出し撮影は前十字靭帯断裂の有無に有効である。 c. 頭部エックス線規格撮影法は頭蓋発育、歯科矯正に用いられる。 d. 胸部高圧撮影は縦隔とそれに重なる疾患の診断に有利である。 e. 乳房撮影では管電圧を50〜60kVとする。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 56. 胸部撮影法について正しいのはどれか。 1. 通常、心肺係数は立位、正しい正面、呼気、遠距離(FFD 180p以上)の映像から求められる。 2. 障害部位の除去に正面では上肢帯の運動機能を利用しているが、側面では利用していない。 3. 正面のA→P像ではP→A像に比べて肩甲骨除去能がよいが、これは拡散投影との関連で説明がつく。 4. Flaxman法(脊椎後弯法)は肺尖部の撮影であり、障害部位の鎖骨を肺野内下方へ投影させる。 5. 肺野内の病変が目的の斜位撮影では、必ずしも45度でなくてもよく、目的部抽出にあった角度を選ぶ。 問題 57. 正しいのはどれか。 1. 喉頭正面断層撮影の裁断面設定基準は頚椎棘突起である。 2. 胸部拡大撮影の撮影距離は、通常の200pの距離で行われる。 3. 拡大立体撮影法は脳血管造影に、よく利用されている。 4. 乳房撮影にはベリリウム焦点、モリブデン管壁を使用する。 5. 胸部CTはCPUで補正するので、呼吸停止位相が正確でなくてもよい。 問題 58. ヨード系造影剤の副作用について正しいのはどれか。 a. イオン性造影剤は生体の電解質バランスを乱し、副作用を生じる可能性が ある。 b. ウログラフィンとイオパミドールはともに非イオン性造影剤であることから、イオン毒性の副作用はない。 c. 高浸透圧性のものは循環動態の変化、血管内皮細胞の障害などに関与し、副作用を生じさせる。 d. 化学毒性も副作用を生じさせる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 造影検査について誤っているのはどれか。 1. 習慣性肩関節造影では前方関節唇の抽出が要求される 2. PTCでは左側の第7〜9肋間腔から穿刺して行われる。 3.膝関節二重造影法では半月板の描出が要求される。 4.脊髄腔造影では前後屈の機能的要素を加えた動態脊髄腔造影も行われる。 5.急速静注の腎盂造影法ではネフログラム(腎実質相)の描出が要求される。 問題 60. 各種エックス線撮影法について誤っているのはどれか。 1. 選択的気管支肺胞造影は100μm以下の焦点による高倍率の拡大撮影が必要となる。 2. 画像計測を行う撮影では撮影距離を厳密にする必要がある。 3. 病室でのポータブル撮影では体位の変換に特に慎重さが要求される。 4. 立体撮影の欠点は多数の観察者が同時立体視できないことにある。 5. 胆道系の断層撮影は通常、薄層断層を行う。 問題 61. 胃二重造影法で、噴門部と穹窿部が小弯側を正面として最も良く描出されるのはどれか。 1. 立位正面像 2. 仰臥位第一斜位像 3. 仰臥位第二斜位像 4. 半立位第二斜位像 5. 仰臥位正面像 問題 62. 造影検査において、24時間後にも撮影が行われるのはどれか。 a. 子宮卵管造影(油性造影剤使用) b. 大腸(注腸)造影 c. 逆行性腎盂造影 d. 膝関節造影 e. リンパ管造影 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 63. 血管連続撮影の直前に点検する事項はどれか。 a. 撮影管電圧と管電流 b. 自動現像機の温度 c. 撮影室の温度 d. 連続撮影プログラム e. 自動注入器の注入条件と「セット」の確認 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 64. 頭部連続血管造影法で含める時相はどれか。 a. 動脈相 b. 造影剤注入以前の時相 c. 毛細管相 d. 静脈相 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 65. エックス線CTについて正しいのはどれか。 1. 患者が撮影中に動いても画像再構成すればよい画像が得られる。 2. 脳出血の診断には造影剤の注入後の検査必要である。 3. 腹部CTでは造影剤注入が診断に役立つことが多い。 4. 撮影管電圧は通常80kVである。 5. データストアに光ディスクを使用するとマグネチックテープの場合よりも保管スペースが大となる。 問題 66. CT値が最も低いのはどれか。 1. 脂肪 2. 肝臓 3. 胆のう 4. 脾臓 5. 腎臓 問題 67. ディジタルサブトラクション処理の時間差分法(テンポラルサブトラクション)で用いられるのはどれか。 a. コンティニュアス-イメージ-モード(CI) b. パルス-イメージ-モード(PI) c. スーパーパルス-イメージ-モード(SPI) d. タイム-インターバル-ディファレンス-モード(TID) 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. DSAについて誤っているのはどれか。 1. 造影剤の急速静注により大血管が容易に描出される。 2. マスク像の撮像もできる。 3. 血流速度の比較をすることができる。 4. 検査後にマスク像を変えてサブトラクション像を作成することができる。 5. 被曝線量は通常の血管造影より少ない。 問題 69. ゼロラジオグラフィの特徴について誤っているのはどれか。 a. エッジ効果がある。 b. ラチチュードが広い。 c. 微細石灰化の検出能は微粒子フイルムより劣る d. フイルムシステムより感度が高い。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 70. MRに関連して誤っているのはどれか。 1. MRI用造影剤も開発されている。 2. 31Pのスペクトロスコピーも行われる。 3. 表面コイルも用いられる。 4. MRIの矢状断面像は通常、横断面像より画像再構成で得られる。 5. MRIアンギオグラフィもできる
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問題 46. 図はMTFの測定結果を示している。最も性能がよいのはどれか。 1. a 2. b 3. c 4. d 5. e 問題 47. 図はROC曲線の測定結果を示している。最も性能がよいのはどれか。 1. a 2. b 3. c 4. d 5. e 問題 48. フィルムの特性曲線を必要とする画像評価法はどれか。 a. ROC曲線 b. RMS粒状度 c. 解像力(並列細線)法 d. MTF曲線 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 49. マイクロデンシトメータを用いるフィルム画像の画質評価法はどれか。 a. MTF(コントラスト測定法) b. ウィナースペクトル c. MTF(フーリエ変換法) d. RMS粒状度 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 50. ウィナースペクトルについて誤っているのはどれか。 a. 空間周波数は粒子の大きさと関連をもつ。 b. 低空間周波数領域はスクリーンモトルに影響される。 c. 高空間周波数領域はフィルムの粒状度に影響される。 d. ウィナースペクトル値が高いほど、粒状度はよい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 51. エックス線写真モトルについて誤っているのはどれか。 1. 構成因子はエックス線量子モトル、増感紙蛍光体の構造モトル、フィルム粒状性からなる。 2. モトル構成寄与率が最も高いのはフィルムの粒状である。 3. 量子モトルは、増感紙蛍光体に入射するエックス線の量子数に関係する。 4. 量子モトルに増感紙構造モトルを加味したものをスクリーンモトルという。 5. 増感紙構造モトルは蛍光体層の厚さ、粒子経の均一性、分布に関係する。 問題 52. エックス線写真について正しいのはどれか。 a. 被写体からの散乱線はコントラストを低下させる。 b. 黒化度1とは透過光が入射光の1/10となる濃度である。 c. 一般に感度と鮮鋭度は相反する。 d. ラチチュードの広いものはコントラストが得にくい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 53. エックス線撮影時の散乱線について誤っているのはどれか。 a. 一般に前方散乱、側方散乱、後方散乱(背後散乱)に分類される。 b. 被写体内で発生する散乱線のすべてが画質低下となる。 c. 照射野の大きさが増すとともに散乱線含有率は直線的に増加する。 d. 画質に直接影響するのは前方散乱である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. エックス線管電圧120kV、管電流200mA、撮影時間0.1秒、焦点フィルム間距離 200cmで、ある部位を撮影した。次に感度比4倍の高感度増感紙を用い、管電流を100mAとしたとき、同一濃度の写真を得るには、撮影時間を何秒とすればよいか。 1. 0.2 2. 0.15 3. 0.1 4. 0.05 5. 0.025 問題 55. エックス線単純撮影写真について誤っているのはどれか。 1. 胸骨側方向写真では胸骨前-後縁が明瞭に描出されている。 2. 頚椎斜位方向写真では椎間孔が正しく描出されている。 3. 頭蓋タウン法写真では後頭蓋窩部や、トルコ鞍の鞍背などが描出されている。 4. 腰椎斜方向写真では椎間関節や椎弓部が描出されている。 5. 膝蓋骨軸方向写真では大腿部と脛骨との関節が明瞭に描出されている。 問題 56. 耳垂直線の説明で正しいのはどれか。 1. 外耳孔上縁と眼窩の中点を結ぶ線をいう。 2. 外耳孔の中心を通り、ドイツ水平線に直角な線をいう。 3. 外耳孔の中心と外眼角を結ぶ線をいう。 4. 外耳孔の中心と鼻棘を結ぶ線をいう。 5. 外耳孔の中心を通り、矢状面と平行な線をいう。 問題 57. 頭蓋骨の正面像よりも側面像でより明瞭に観察できる部位はどれか。 a. 前頭洞 b. 上顎洞 c. 篩骨洞 d. 蝶形骨洞 e. トルコ鞍 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 58. 胸部エックス線撮影で正しいのはどれか。 a. 立位正面撮影では、前胸部をフイルム面に密着させ、肩をよく上げ、腕を内転させる。 b. 少量の胸水の検出を目的とした撮影は、検側を上にした側臥位正面撮影をする。 c. 立位正面撮影(後前方向)での中心線は、第3胸推に入射させる。 d. 肺尖撮影には、背腹方向の撮影と、腹背方向の撮影方法がある。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 適切でない組合せはどれか。 a. Mayer法    -----  腹臥位 b. 横倉法    -----  側臥位 c. Martius法  -----  座位 d. Lauenstein法 -----  背臥位 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. Guthmann法による恥骨結合の後面中央の最突出部と岬角(コウカク)を結ぶのはどれか。 1. 解剖学的真結合線 2. 産科学的真結合線 3. 骨盤出口後縦径 4. 外結合線 5. 骨盤峡縦径 問題 61. 高圧撮影の特徴として誤っているのはどれか。 1. 写真コントラストは低下するが診断域は拡大する。 2. エツクス線管負荷軽減により小焦点、短時間撮影が可能となる。 3. 線質硬化により散乱は減少する。 4. 骨との重複陰影部がよく描出される。 5. 被検者皮膚線量は減少する。 問題 62. 正しいのはどれか。 1. 断層撮影像は、一般に通常の単純撮影よりも拡大率は小さくなる。 2. 立体撮影は複雑な構造の部位に適さない。 3. 軟線撮影は撮影管電圧が高いほど、画像描出能がよい。 4. 拡大撮影は大焦点ほど有効である。 5. 近接撮影は大焦点ほど有効である。 問題 63. 二重造影法について正しいのはどれか。 a. 陽性造影剤と陰性造影剤を併せて使用する。 b. 脳室造影に使用する。 c. 低浸透圧造影剤と高浸透圧造影剤を併せて使用する。 d. 関節腔造影に使用する。 e. 食道造影に使用する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 64. エックス線撮影で陽性造影剤のみ用いるのはどれか。 1. 胃 2. リンパ管 3. 膀胱 4. 脳室 5. 脊髄腔 問題 65. 上部消化管透視において、胃幽門の緊張のため胃から十二指腸へ、バリウムが流出しない場合、一時的に検査を中断し待つことがある。このときの患者の体位として好ましいのはどれか。 1. 立位 2. 座位 3. 背臥位 4. 右側臥位 5. 左側臥位 問題 66. 選択的動脈造影法について正しいのはどれか。 a. 造影目的外の血管像との重積がさけられる。 b. 造影剤の注入圧力を高くする必要がある。 c. 造影剤の注入量を少なくできる。 d. セルディンガー法によっておこなわれる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. I.I.−TV系を使用するディジタルサブトラクション血管撮影について正しいのはどれか。 a. 通常の血管撮影に比べて、一般にコントラスト分解能が優れ、空間分解能が劣る。 b. 経静脈性の動脈造影が主な適応であり、直接動脈撮影には用いられない。 c. 消化管ガスの動きはアーチファクトとなって画質を損なう。 d. 視野を広げるため大口径I.I.を使用すれば空間分解能は低下する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. TAE(経動脈塞栓術)について正しいのはどれか。 a. 肝癌のTAEでは門脈の情報を必ず得ておく。 b. 塞栓物質としてコイルが用いられることもある。 c. 肝癌のTAEでは下大靜脈の情報を必ず得ておく。 d. 塞栓物質としては油性造影剤(例えばリピオドール)は用いられない。 e. TAEは肝癌、腎癌等の癌や外傷の出血例にも行われている。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 69. エックス線CT検査について正しいのはどれか。 1. 横断像のみで冠状断像は再構成できない。 2. 筋組織よりも脂肪のCT値は高い。 3. ウインドレベルを下げると骨内部が見える。 4. ウインド幅を小さくするとコントラストが高くなる。 5. 空間分解能が悪いので耳小骨は写らない。 問題 70. MRIについて正しいのはどれか。 a. 直接、矢状断像や冠状断像が得られる。 b. サーフェス-コイルは視野と深さ方向の解像力で制限がある。 c. 血流情報が造影剤を用いらずに得られる。 d. 繰り返し時間(TR)やエコー時間(TE)が任意に変えられる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
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問題 46. 矩形波チャートによるMTFの測定で必要な処理はどれか。 a. 矩形波チャートの撮影 b. ミクロフォトメータによる各空間周波数ごとの濃度分布の測定 c. 特性曲線によるエックス線強度分布変換 d. コルトマン(Coltam)補正 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 47. 通常、空間周波数表示をしないのはどれか。 a. エックス線フィルムの特性曲線 b. ROC c. RMS d. ウィナースペクトル e. MTF 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 48. レスポンス関数に影響する因子で関連の少ないのはどれか。 1. エックス線管焦点 2. 造影剤 3. 増感紙 4. 患者の動き 5. 散乱線 問題 49. エックス線画像の評価で誤っているのはどれか。 a. 解像力(R)は1/3d Lp/mmである。(d:分離不能になった細線の幅) b. RMS粒状度はフィルム濃度のバラツキを標準偏差値で表している。 c. ROC解析は読者間の能力の差を評価することができる。 d. エックス線撮影系のMTF評価では10cycles/mmの特定空間周波数がよく用いられる。 e. 被写体のコントラストが上昇すれば解像力は低下する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 50. エックス線写真の粒状性向上に役立つのはどれか。 a. 高感度増感紙と低感度フィルムとの組み合わせ b. 低ガンマ(γ)フィルムの使用 c. 低温現像での処理 d. MTFの良い増感紙の使用 e. 撮影管電圧の高電圧化 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 51. エックス線コントラストを高める方法はどれか。 a. 管電圧を低くする。 b. フィルタを厚くする。 c. 焦点を小さくする。 d. 管電流を大きくする。 e. 格子比(グリッド比)の高いグリッドを使用する。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 52. 拡大撮影で、50μmのエックス線管焦点を使用した場合、ボケの許容を0.2mmまでとすると最大拡大率は何倍が限度か。 1. 3 倍 2. 4 倍 3. 5 倍 4. 6 倍 5. 8 倍 問題 53. コンデンサ式間接撮影装置のkV計の指針の振れで誤っているのはどれか。 1. 斜位にすると正面と比較して降下が大きくなる。 2. カメラのピントがずれると降下は小さくなる。 3. 中心線がグリッドに斜入すると降下は大きくなる 4. フォトタイマの濃度目盛りを下げると降下は小さくなる。 5. 撮影距離を離すと降下は大きくなる。 問題 54. 関係の深い組合せはどれか。 1. 近接撮影      ---- 大焦点エックス線管 2. 立体撮影      ---- コンデンサ式エックス線装置 3. 高電圧撮影     ---- 三極エックス線管 4. コンピュータ断層撮影 --- 高感度フィルム 5. 間接撮影      ---- 増感紙 問題 55. 正円孔を描出できる撮影法はどれか。 a. ウォータース(Waters)撮影法 b. タウン(Towne)撮影法 c. 頭蓋側位撮影法 d. 頭蓋軸位撮影法 e. コールドウェル(Caldwell)撮影法 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 56. 関連の少ない組合せはどれか。 a. パノラマ撮影   ----- スリット曝射 b. 多層断層撮影   ----- 被曝の軽減 c. ゼロラジオグラフィ --- セレン板 d. 高電圧撮影    ----- 低格子比(グリッド比)のグリッド 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 撮影部位と体位との組合せで誤っているのはどれか。 a. 第1、第2頚椎正面 --- 開口する。 b. 腰椎正面     ---- 膝を立てる。 c. 股関節正面    ---- 下肢を外旋する。 d. 前腕正面     ---- 背掌位にする。 e. 仙腸関節     ---- 検側を挙上し15〜20゜斜位にする。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 58. 撮影部位と体表指標との組合せで正しいのはどれか。 a. 第5腰椎レベル  ---- 上前腸骨棘 b. 第12胸椎レベル ---- 胸骨剣状突起 c. 第3腰椎レベル  ---- 肋骨弓(角)下縁 d. 第2〜3胸椎レベル --- 胸骨上窩 e. 第2仙椎レベル  ---- 恥骨結合上縁 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 59. 乳房撮影について正しいのはどれか。 a. 頭尾方向および側方向を原則とする。 b. コントラストを向上させるのに圧迫撮影が有効である。 c. 乳癌の石灰影は増感紙のゴミと紛らわしいことがある。 d. 乳管撮影では乳頭部から水溶性ヨード造影剤を注入する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 60. 正常胸部エックス線像で誤っているのはどれか。 a. P-A像では左心房は左第2弓として描出される。 b. P-A像では左心室は左第3弓として描出される。 c. RAO像ではホルツクネヒト(Holzknecht)腔が描出される。 d. LAO像では大動脈窓が描出される。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 61. 消化管の造影検査に用いられるのはどれか。 a. 陰性造影剤 b. 油性造影剤 c. ヨード系造影剤 d. バリウム造影剤 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 62. 二重造影法の効果が大きいのはどれか。 a. 脳槽撮影 b. 唾液腺撮影 c. 大腸撮影 d. 関節腔撮影 e. 膵管撮影 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 63. 胃-十二指腸の造影検査で誤っているのはどれか。 1. 立位充満像は胃角が最も広く開いて見える位置で撮影する。 2. 前壁粘膜像は背臥位で撮影する。 3. 背臥位二重造影像はローリングなどを行い胃小区レベルまで描出するようにする。 4. 腹臥位充満像は前庭部から球部まで十分にバリウムを充満させて撮影する。 5.十二指腸球部は充満像、圧迫像を撮影する。 問題 64. インターベンショナルアンギオグラフィ(Interventional Angiography)に含まれるのはどれか。 a. 経カテーテル動-静脈栓塞術 b. 経カテーテル血栓溶解術 c. 経カテーテル血管拡張術 d. 経カテーテル薬剤動脈内注入療法 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 65. 内頚動脈撮影で造影されないのはどれか。 1. 後交通動脈 2. 眼動脈 3. 中硬膜動脈 4. 前大脳動脈 5. 中大脳動脈 問題 66. (A)のCT値が(B)のCT値に比べて低い組合せはどれか。 (A)        (B) 1. 脳灰白質   ----- 脳白質 2. 骨      ----- 腹水 3. 新鮮な脳内出血 --- 脳梗塞 4. 心臓     ----- 肺臓 5. 脂肪組織   ----- 筋肉 問題 67. 胸部エックス線CTについて正しいのはどれか。 a. 縦隔の血管は造影剤の静注により濃染する。 b. リンパ節腫大は縦隔のウィンドレベルで評価する。 c. 肺野の石灰化は肺実質に比べて高いCT値を示す。 d. 気管の内腔は心臓に比べて低いCT値を示す。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. 画像処理で誤っている組合せはどれか。 a. 加重平均     ---- S/Nの改善 b. 高域周波数の増強 ---- 輪郭の強調 c. 階調処理     ---- コントラストの調整 d.スムージング   ---- ノイズの増加 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 69. アーチファクトの原因で正しい組合せはどれか。 a. エックス線CT画像 --- 歯牙 b. MRI画像     ---- 金属(磁性体) c. DSA画像     ---- 体動 d. 超音波画像    ---- 空気 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 70. MRIで誤っているのはどれか。 1. 造影剤を用いずに血管像が得られる。 2. 任意の断面像が得られる。 3. 体位はすべて背臥位とする。 4. 表面コイルを用いると感度が高くなり分解能がよくなる。 5. 造影剤を用いて信号強度を高めることができる。
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問題 46. スクリーン-フィルム系のMTF測定について正しいのはどれか。 a. 矩形波チャートやスリットを使用する。 b. 強度変換用の濃度はマイクロデンシトメータで測定する。 c. MTFの表示値は 0 cycle/mmで 1 に規格化されている。 d. 一般に 1 cycle/mmのMTF値の方が 10 cycle/mmより高い。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 47. 粒状度について正しいのはどれか。 a. フィルムの粒状度は数値が大きいほどよい。 b. 増感紙のMTFが高くなるとRMS値は大きくなる。 c. コントラストが高くなるとRMS値は大きくなる。 d. 粒状度は濃度により変化する。 e. 高感度増感紙と高感度フィルムを組み合わせると粒状度はよくなる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 48. 関連のある組合せはどれか。 a. ROC曲線      ----- 刺激−反応行列 b. レスポンス関数   ----- フーリエ変換 c. ウイナースペクトル ----- 自己相関関数 d. エントロピー    ----- 情報伝達量 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 49. 正しいのはどれか。 a. Mach効果とは明暗の境界部分で明暗が強調されて感じられることである。 b. イラジエーションとは知覚される物の形が背景や配置の状況によって実際と違って見えることである。 c. エックス線画像モトルはフィルムの粒状性とスクリーンモトルとで構成される。 d. テストパターンの一つとしてランドルト環が用いられる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 50. 被曝線量の低減に直接関係するのはどれか。 a. 高感度増感紙を使用する b. 高γフィルムを使用する。 c. 高電圧で撮影する。 d. 照射野を小さくする。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 51. 散乱線を減少させる方法はどれか。 a. カーボンカセッテを使用する。 b. 被写体を圧迫する。 c. バックスクリーンの後に鉛板を貼る。 d. 被写体とフィルム間の距離を離す。 e. 高電圧で短時間撮影をする。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 52. 正しいのはどれか。 a. 同一撮影条件であれば照射野を小さくするほど写真濃度は高くなる。 b. コントラストの向上には低い格子比のグリッドがよい。 c. 鮮鋭度の向上には焦点外エックス線の低減も効果がある。 d. 粒状性の向上には高圧撮影より低圧撮影がよい。 e. エックス線写真の識別能はシャウカステンの輝度も関連する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 53. 管電圧80kV、管電流100mA、撮影時間0.4秒、焦点フィルム間距離100pの撮影条件を、管電圧及び管電流を変えないで、感度比8倍の高感度増感紙を用い、焦点,フィルム間距離を200pにして同一写真を得るには、撮影時間を何秒にすれば良いか。 1. 0.05 2. 0.1 3. 0.2 4. 0.4 5. 0.8 問題 54. 乳房撮影について正しいのはどれか。 a. 鎖骨による障害陰影を避けるには尾頭方向撮影がよい。 b. エックス線管の陰極が胸壁側になるようにして撮影する。 c. 圧迫スポット撮影では石灰化と周囲組織とのコントラストが増す。 d. 立位内外方向の撮影では検側の胸を反らすとよい。 e. 軟エックス線のためにグリッドは使用できない。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 55. 1回注入当たりの造影剤使用量が最も少ない検査法はどれか。 1. 腹部大動脈造影 2. 選択的冠状動脈造影 3. 静脈性尿路造影 4. 腹腔動脈造影 5. 上腸間膜動脈造影 問題 56. 胆嚢検査法について誤っているのはどれか。 a. 造影法には経口法、IVC法、DIC法などがある。 b. 体位は一般に腹臥位または背臥位の第1斜位にする。 c. 卵黄を投与すれば胆嚢は拡張する。 d. 浮遊胆石は立位にすると判別しやすい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 57. 撮影部位と体位の組合せで関連の少ないのはどれか。 a. 肩関節軸位撮影  ----- 上腕の内転位 b. 膝関節正面撮影  ----- 下肢の外旋位 c. 肘関節側面撮影  ----- 肘の屈曲位 d. 舟状骨撮影    ----- 尺屈位 e. 足関節正面撮影  ----- 足の底屈位 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 58. 誤っているのはどれか。 a. ステンバース(Stenvers)法は錐体の長軸をフィルム面と平行にする。 b. シュラー(Schuller)法では非検側の錐体部が足側に投影される。 c. マイヤー(Mayer)法では錐体の長軸をフィルム面と垂直にする。 d. 内耳道の経眼窩撮影法はドイツ水平線と中心エックス線とをフィルム面に垂直にしてP-A方向で鼻根点に射出する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 59. 関連の少ない組合せはどれか。 a. 消化管撮影   -------  鎮痙剤  --- 薬理的エックス線検査法 b. リンパ管造影  -------  水溶性造影剤-- 24時間後撮影 c. 内視鏡的逆行性膵胆管造影 --経静脈注入 --- 腸肝循環 d. 気管支ファイバースコープ --水溶性造影剤-- メトラ-ゾンデ e. 動脈栓塞術 ------------  ピオドール--- 油性造影剤 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 60. 関連の少ない組合せはどれか。 1. 肺胞撮影  --- 拡大撮影法  --- 微小焦点エックス線管 2. 脳血管撮影 --- 立体撮影法  --- エックス線管焦点の移動 3. 胸骨撮影  --- 近接撮影法  --- 半影の利用 4. 胸椎撮影  --- 高電圧撮影法 --- 高格子比のグリッド 5. 内耳撮影  --- 断層撮影法  --- 多軌道 問題 61. エックス線映画撮影法について正しいのはどれか。 a. パルスエックス線方式が用いられる。 b. 2方向撮影では交互にエックス線を曝射する。 c. 冠状動脈の検査に有効である。 d. 撮影速度は毎秒6コマ程度である。 e. 8mmシネフィルムを使用する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 62. 直線断層撮影装置で撮影できる断面はどれか。 a. 矢状面 b. 横断面 c. 前額面 d. 冠状面 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 63. 肝のエックス線CTについて正しいのはどれか。 a. 肝のCT値は脂肪肝では低下する。 b. 肝嚢胞のCT値は水に近い。 c. 肝内胆石は高いCT値で見つかる。 d. 肝内胆管の拡張は造影CTでよくわかる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 64. 骨のエックス線CTについて正しいのはどれか。 a. ウインドレベルを上げると骨内部がよくみえる。  b. 空間分解能が悪いので耳小骨は写らない。 c. 骨転移には高濃度と低濃度を呈するものがある。 d. 厚い骨は画質を低下させる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 65. ダイナミックCTについて正しいのはどれか。 a. 造影剤は急速に静注する。 b. 血行動態の解析ができる。 c. 肝腫瘤の診断に適用できる。 d. 血管病変の診断に適応できる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 66. 造影剤を使用せずに血流情報を得ることができるのはどれか。 a. エックス線CT b. MRI c. 超音波断層法 b. エックス線アンギオグラフィ 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 67. ディジタルサブトラクションアンギオグラフィについて誤っているのはどれか。 1. 造影剤の静脈内注入で動脈造影ができる。 2. フィルムを用いる血管造影より高濃度の造影剤を必要とする。 3. 経動脈性造影では造影剤の量を減らすことができる。 4. サブトラクション像の実時間観察が可能である。 5. 腸管内ガスの移動が障害影をつくる。 問題 68. 画像処理について誤っているのはどれか。 1. スムージングを行うとノイズは低下する。 2. ウインド幅を狭くするとコントラストは低下する。 3. 対数アンプを使用すると観察域は拡大する。 4. サブトラクションを行うと骨陰影は除去される。 5. ボケマスクを使用して周波数処理ができる。 問題 69. イメージングプレートによるCR法の特徴はどれか。 a. 受像面積はプレートの大きさに従う。 b. 撮影終了と同時に画像が得られる。 c. MRI,RIのディジタル画像より空間分解能が高い。 d. 入力に対する直線性が優れている。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 70. MRIについて正しいのはどれか。 a. T2強調画像はT1強調画像に比べて撮像時間が長い。 b. アーチファクトの一つに脳脊髄液の拍動がある。 c. MRIミエログラフィには低浸透圧の造影剤が使用される。 d. マルチスライス法ではエコー時間の異なる画像が得られる。 e. 脂肪組織の描出は困難である。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e
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問題 46. 増感紙-フィルムシステムのMTFについて誤っているのはどれか。 a. スリット像は高鮮鋭なシステムほど幅が狭い。 b. 倍数露光法はスリット像のすその強度変換に使用する。 c. チャート像は空間周波数が高いほどコントラストは低下する。 d. コルトマン補正を行うと補正前よりMTFは上昇する。 e. マイクロデンシトメータのピントがずれるとMTFは上昇する。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 47. 関連の少ない組合せはどれか。 1. フィルム特性曲線の形状  --- エックス線写真の可検域 2. MTFの高周波成分の評価 --- 線状陰影の辺縁描出能 3. RMSの粒状評価     --- 高コントラスト腫瘤状陰影の描出能 4. 小さなビーズ玉のROC評価 -- 低コントラスト顆粒状陰影の描出能 5. フィルム特性曲線の横軸位置 -- 撮影条件設定時の目安 問題 48. エックス線写真の粒状度に影響を与えない因子はどれか。 1. シャウカステン 2. 増感現象 3. エックス線フィルム 4. 増感紙 5. エックス線量 問題 49. 正しいのはどれか。 a. 画像の主観評価の方法としてROC曲線、Wienerスペクトルがある。 b. 錯視illusionとは両眼に映じる像の視差のことである。 c. フイルムの粒状度は濃度によって値が異なる。 d. ランドルト環は視力測定の指標の一つである。 e. 人間の眼の明順応は暗順応より短い。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 50. 画像処理技術の手法について正しいのはどれか。 a. 画像データの非可逆圧縮ではオリジナルのデータの一部が失われる。 b. ディジタル画像の濃度分解能の決定因子にサンプル数がある。 c. CT画像の再構成法に重畳積分法がある。 d. 低周波成分の強調手法にアンシャープマスキング法がある。 e. 平滑化フィルタを用いると鮮鋭度のよい画像ができる。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 51. 拡大撮影で50μmのエックス線管焦点を使用した場合、ボケの許容を0.2mmまでとすると最大拡大率は何倍が限度か。 1. 3 倍 2. 4 倍 3. 5 倍 4. 6 倍 5. 8 倍 問題 152. 右足部正面エックス線写真で舟状骨はどれか。 1. a 2. b 3. c 4. d 5. e 問題 153. 骨格系撮影で機能撮影やストレス撮影が行われる部位はどれか。 a. 頚椎 b. 足関節 c. 肩鎖関節 d. 膝関節 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 54. 関係のない組み合わせはどれか。 1. 頭蓋軸位撮影法 ----  大後頭孔 2. Stenvers撮影法 ----  半規管 3. Schuller撮影法 ----  卵円孔 4. Waters撮影法  ----  正円孔 5. Towne撮影法   ----  トルコ鞍 問題 55. 通常、眼窩内に描出して観察する部位はどれか。 a.内耳道 b.上顎洞 c.トルコ鞍 d.視神経管 e.顎関節 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 56. 撮影法とエックス線写真のチェックポイントで誤っている組合わせはどれか。 1. 戸塚氏法   眼窩内の外側下縁部に目的像を描出 2. Waters法   左右対称で上顎洞底と側頭骨錐体部の重複を避けて描出 3. 頭部正面   左右対称で眼窩内に錐体が投影され内耳道を描出 4. Anthonsen法  距腿関節と踵立方関節とを描出 5. Schuller法  内耳道と外耳道とが重なり乳突部、鼓室、S状静脈洞を描出 問題 57. 胸部撮影について正しいのはどれか。 a. 背腹位で前傾すると肺尖は広くなる。 b. 背腹位で中心線を上方にすると肺尖部は狭くなる。 c. 腹背位にすると肩甲骨が肺野に入りやすい。 d. フラックスマン法では肺尖の下方に鎖骨が描出される。 e. 胸水がある場合は背臥位で行う。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 58. 誤っているのはどれか。 1. 胸部側面断層撮影     断面の基準は通常正中矢状面が用いられる。 2. 脳血管拡大立体連続撮影  拡大率は通常6倍である。 3. 胸部間接撮影       縮小像を拡大して観察する。 4. 乳房軟線撮影       使用管電圧は25〜35kVが一般的である。 5. 上-下パノラマ撮影     オルソパントモグラフィが用いられる。 問題 59. 立体撮影について誤っているのはどれか。 1. 一般に2回の撮影が必要である。 2. エックス線管焦点の移動距離は焦点−フイルム管距離の1%程度である。 3. エックス線管は固定しても撮影可能である。 4. 気管支造影にも適用できる。 5. 立体観察装置を使用しなくても立体視できる。 問題 60. 適切でない組合わせはどれか。 1. 消化管造影        ---- 水溶性ヨード造影剤 2. 内視鏡的逆行性膵胆管造影 ---- 水溶性ヨード造影剤 3. 気管支造影        ---- 油性造影剤 4. 乳管造影         ---- 油性造影剤 5. 経静脈性腎盂造影     ---- 油性造影剤 問題 61. 正しいのはどれか。 1. 逆行性腎盂造影法は機能検査法の一つである。 2. ダイナミックCTスキャンは少量の造影剤で躯幹全体を撮影する方法である。 3. 硫酸バリウム製剤は水に対する溶解度が高い。 4. ヨード造影剤には固有の吸収端がある。 5. 胃造影検査の粘膜法では粘膜面の伸展された構造が観察される。 問題 62. 関連の少ない組合せはどれか。 1. 大腸二重造影   -------- 注腸用ゾンデ ------ オリーブ油 2. 胃二重造影    -------- 発泡顆粒  --------- 消泡液 3. 経皮経肝的胆管造影 ------ PTC用穿刺針 -------- 局所麻酔剤 4. 低緊張性十二指腸造影 ---- 発泡顆粒 ---------- 二重造影用ゾンデ 5. 内視鏡的逆行性膵胆管造影-- ファイバースコープ-- カテーテル 問題 63. 胃二重造影法で、噴門部と穹窿部が小弯側を正面として最もよく描出されるのはどれか。 1. 立位正面像 2. 仰臥位第一斜位像 3. 仰臥位第二斜位像 4. 半立位第二斜位像 5. 仰臥位正面像 問題 64. 脊椎-脊髄疾患の検査で関連の少ない組合せはどれか。 1. 単純エックス線撮影 -- 椎体の形態、椎間腔の広さの把握 2. エックス線CT  ------ 骨化巣、骨棘、脊椎管等の形態解析 3. 脊髄腔造影   ------ 硬膜管内外の病変の把握 4. 椎間板造影   ------ 椎間板変性の有無と形態変化の把握 5. MRI    ----------- 椎体の変性や椎弓の変化の把握 問題 65. 肘静脈から造影剤を注入したとき到達時間の最も遅い部位はどれか。 1. 大静脈 2. 右心房 3. 左心房 4. 鎖骨下静脈 5. 胸部大動脈 問題 66. 胸部撮影について誤っているのはどれか。 1. 同一患者の経過観察ではできる限り同じ濃度とコントラストを保つ。 2. 曝射時間はできるだけ短いほうがよい。 3. 通常は立位、背腹、遠距離撮影が用いられる。 4. 気管分岐部の観察には高圧撮影より低圧撮影の方がよい。 5. 可検域を広くするには高圧撮影が有利である。 問題 67. ミエロエックス線CTの施行に当たって技師として注意すべき点はどれか。 a. 造影剤はいつクモ膜下腔に注入されたか。 b. 造影剤注入後、左側臥位にしていたか。 c. 患者は頭痛を訴えているか。 d. 目的は腫瘤性病変の検出か脳脊髄液の循環の観察か。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 68. 腹部エックス線CTについて正しいのはどれか。 a. 腸管に残存するバリウムはアーチファクトとなる。 b. 胆石は肝臓より高吸収域として描出される。 c. 脂肪肝は正常肝より低吸収域として描出される。 d. 胃内のガスはアーチファクトとなる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 69. 頭部エックス線CTについて正しいのはどれか。 a. 骨折は骨のディスプレイでみる。 b. 外耳道内は通常一様な高吸収域として描出される。 c. 側頭骨に骨折があるとき高分解能画像処理を加える。 d. 後頭蓋窩部CTではアーチファクトが生じやすい。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 70. 頚部MRIについて誤っているのはどれか。 1. 頚髄の長軸像は矢状断で得られる。 2. 脳脊髄液はT1強調画像で高信号である。 3. 頚髄の長軸像は冠状断で得られる。 4. 外傷後の頚髄病変の診断に有用である。 5. 頚部用サーフェイスコイルを用いる。
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問題 46. 画像の評価法でフーリエ変換を必要とするのはどれか。 1. バーガーファントム 2. 矩形波チャート法 3. Nitka法 4. 並列細線チャート法 5. スリット法 問題 47. 増感紙-フィルムシステムのMTFについて誤っているのはどれか。 a. スリット像のピーク部の幅が狭いほど高域特性がよい。 b. リット像のすそが広いほど低域特性は低下する。 c. チャート像の鉛箔部の濃度は総合カブリとするのが理想的である。 d. 増感紙-フィルムが密着不良のときMTFは上昇する。 e. 特性曲線が直線であれば強度変換は不要である。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 48. エックス線写真モトルについて正しいのはどれか。 a. 増感紙モトルは量子モトルとスクリーンの構造モトルとから構成される。 b. 量子モトルの影響が最も大きい。 c. 増感紙-フィルムシステムの感度が高いほど量子モトルの影響が大きい。 d. 構造モトルは蛍光体層の不均一性が原因である。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 49. イメージングプレート法CRの特徴について誤っているのはどれか。 1. 線量が少ないとノイズが目立つ。 2. 撮影できる範囲はイメージングプレートの大きさによる。 3. 入力に対する出力の直線性は増感紙-フィルム法より優れている。 4. MRI、RIのデジタル画像に比較して空間分解能が悪い。 5. 空間分解能は書き込み、読み取りのマトリックスサイズに左右される。 問題 50. 断層撮影で正しいのはどれか。 a. 大焦点の方が有利である。 b. 厚層断層の振角は大きい。 c. 頚部断層は円軌道で選択曝射を行う。 d. 円軌道のボケ像は円形となる。 e. 多層断層では各層の拡大率は等しい。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 51. 正しいのはどれか。 a. ステンバース(Stenvers)法は錐体の長軸をフィルム面と平行にする。 b. シュラー(Schuller)法では非検側の錐体部が足側に投影される。 c. マイヤー(Mayer)法では錐体の長軸をフィルム面と垂直にする。 d. タウン(Towne)法では両側錐体部の観察ができる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 52. 外傷後右頬部がはれている。診断に役立つ撮影法はどれか。 a. シュラー(Schuller)法 b. 右側面撮影 c. ウォータース(Waters)法 d. 軸位撮影 e. ステンバース(Stenvers)法 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 53. 頭部単純エックス線写真で描出されないのはどれか。 a. トルコ鞍 b. 脳室 c. 中心溝 d. 血管溝 e. 石灰化 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 54. 誤っているのはどれか。 a. 頭蓋半軸位撮影では後頭部をフイルム面に付け眼窩耳孔線を垂直にする。 b. 肘関節側面撮影では座位で肘関節を90゚屈曲固定する。 c. 手関節側位撮影では肘関節を曲げ、尺骨をフイルム面に付けて手掌面をやや外旋する。 d. 股関節前後撮影では足を外転して固定する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 55. 頚椎側面像で誤っているのはどれか。 1. 前弯を示す。 2. 軸椎には歯突起がある。 3. 椎間孔が描出される。 4. 後縦靭帯の骨化の診断に用いられる。 5. 圧迫骨折が分かる。 問題 56. 立位胸部正面エックス線像について誤っているのはどれか。 1. 右室の辺縁が分かる。 2. 大動脈弓は気管支部より頭側にある。 3. 気管支部は第5〜6胸椎の高さにある。 4. 心臓の左右辺縁は明瞭に見える。 5. 両上肺に鎖骨が重なる。 問題 57. 立位胸部正面エックス線撮影で正しいのはどれか。 a. 気胸の診断には呼気撮影が役立つ。 b. 吸気時には横隔膜は低位をとる。 c. 気管支異物の診断には呼気-吸気の撮影が役立つ。 d. 肝腫大では右横隔膜は挙上する。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 58. 撮影法と体位の組合せで正しいのはどれか。 1. 第1、第2頚椎撮影 ------------------ 開口位 2. 腰椎臥位正面撮影  ----------------- 膝を伸展 3. 股関節立位正面撮影 ---------------- 下肢を外転 4. マルチウス撮影 -------------------- 側臥位 5. 前腕正面撮影 ---------------------- 背掌位 問題 59. 胃の造影検査法で正しいのはどれか。 a. 立位充満正面像では前壁がよく描出される。 b. 圧迫撮影は穹窿部の描出に有効である。 c. 前壁薄層法の体位は腹臥位がよい。 d. 半臥位第二斜位二重造影法は噴門部から穹窿部がよく描出される。 e. 腹臥位充満正面像では十二指腸球部の描出ができない。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 60. 誤っている組合せはどれか。 1. 内耳道 --------------- 多軌道断層撮影 2. 両腎盂  -------------- パノラマ撮影 3. 関節腔 --------------- 二重造影 4. 甲状腺 --------------- 軟線撮影 5. 咽頭 ----------------- 高圧撮影 問題 61. 高速連続撮影を必要とする検査法はどれか。 a. 気管支動脈造影法 b. 経静脈性胆嚢造影法 c. 内視鏡的逆行性胆管膵管造影法 d. 静脈性腎盂造影法 e. 選択的肝動脈造影法 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 62. 乳房撮影で正しいのはどれか。 a. 低圧撮影が用いられる。 b. 脂肪組織の多い乳房では癌を診断しやすい。 c. 微小石灰化は乳癌の診断に役立つ。 d. 圧迫撮影が行われる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 63. 正しいのはどれか。 a. ダイナミックCTは肝血管腫の診断に役立つ。 b. ダイナミックCTでは脳血流動態の観察ができる。 c. 経動脈性DSAは経静脈性DSAより低濃度の造影剤でよい。 d. 油性造影剤はTAEの栓塞物質として使用できない。 e. ボーラス注入法は少量の造影剤をゆっくりと注入する方法である。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 64. DSAについて誤っているのはどれか。 1. 造影剤の静脈内注入で動脈造影像が得られる。 2. サブトラクション処理を行うためハレーションを除去できる。 3. フィルム法血管造影より低濃度の造影剤を使用できる。 4. 骨陰影を除いた血管像が得られる。 5. 腸内ガスの移動が障害陰影をつくる。 問題 65. 誤っているのはどれか。 1. サブトラクションを行うとノイズが低下する。 2. アベレージングを行うとノイズは低下するが信号成分は同じである。 3. スムージングを行うと高域特性が劣化する。 4. 画像圧縮を行うと記録容量が増大する。 5. 2値化法は面積計算に利用できる。 問題 66. 頭部エックス線CTで最もアーチファクトの多いスライス面はどれか。 1. 側脳室上レベル 2. 脳梁レベル 3. 視床レベル 4. 視床下部レベル 5. 後頭蓋窩レベル 問題 67. エックス線CTと疾患名との組合せで正しいのはどれか。 a. バリウムによる胃透視直後のCT -- 膵癌 b. 胆嚢造影2日後のCT --------- 胆嚢結石 c. 経静脈性腎盂造影直後のCT ------- 腎結石 d. ミエログラフィ後のCT --------- 椎間板ヘルニア e. TAE 1週間後のCT ----------- 肝癌 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 68. ヨード造影剤で正しいのはどれか。 a. 副作用として便秘がある。 b. 陰性造影剤である。 c. 消化管造影剤としても用いられる。 d. イオン性と非イオン性とがある。 e. 過敏症テストをしなければならない。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 69. MRIで正しいのはどれか。 a. 任意の断面像が容易に得られる。 b. バリウム造影剤はアーチファクトの原因となる。 c. 血管走行は造影剤を使用しないと観察できない。 d. サーファイス-コイルは信号強度を変化させない。 e. 造影剤を使用して信号強度を変化させることができる。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 70. 血管造影検査中、被検者が心停止を起こした。診療放射線技師としてとるべき行動で正しいのはどれか。 a. 医師の指示に対処できるように待機する。 b. エックス線装置の電源を切る。 c. 酸素吸入を行う。 d. 患者の家族に心停止を伝える。 e. エックス線管とI.I.の保持装置とをテーブルから移動する。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e
46回(H6.3,1994),最初に戻る
問題 46. 物理的粒状度の計測に使用するのはどれか。 a. ROC b. RMS c. ウィナースペクトル d. エントロピー e. CTF   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 47. 矩形波チャート法によるMTFの測定について正しいのはどれか。 a. フィルムの特性曲線の作成には強度スケール法を用いる。 b. 矩形波チャートはアルミ製で厚さ0.1mmである。 c. 矩形波チャートは放射状で細線のチャートがよい。 d. 三角波レスポンス関数への変換はコルトマンの補正式を用いる。 e. マイクロデンシトメータで濃度分布を測定する。   1. a,  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 48. 正しいのはどれか。 a. マッハ効果は明暗の境界部分で起こる。 b. 散瞳とは瞳孔が大きく開くことである。 c. 暗順応は明順応より長い。 d. 暗順応は色光により変化しない。 e. 色覚測定にランドルト環を使用する。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 49. 誤っているのはどれか。 1. 管電圧が上昇するとコントラストは低下する。 2. フィルタを厚くするとコントラストは上昇する。 3. 被写体とフィルムとの間を離すと散乱線は減少する。 4. エックス線を斜入すると鮮鋭度は低下する。 5. 撮影距離を1/2にすると撮影時間は1/4になる。 問題 50. 2mm焦点のエックス線管を使用して胸骨の近接撮影を行った。背面肋骨のボケはいくらか。ただし、焦点−背面肋骨間距離40cm、背面肋骨−フィルタ間距離30cmとする。1. 0.15cm 2. 0.2mm 3. 1.5mm 4. 2.0mm 5. 3.0mm 問題 51. エックス線管付加フィルタの効果で正しいのはどれか。 a. エックス線量は減少する。 b. 実効エネルギーは高くなる。 c. 低エネルギー成分は少なくなる。 d. 最高エネルギーは低くなる。 e. 同じ厚さのフィルタではアルミニウムは銅より吸収が大きい。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 52. グレーデル法に関連のあるのはどれか。 1. 被写体からの散乱線の発生が少なくなる。 2. 焦点と被写体との距離は約15cmにする。 3. コントラストの向上が期待できる。 4. 像が縮小する。 5. 四肢骨の撮影に効果的である。 問題 53. 高圧撮影に適するのはどれか。 a. 縦隔 b. 喉頭 c. 胸骨 d. 乳房 e. 骨盤計測   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 54. 検側をカセッテ面から離して撮影するのはどれか。 a.仙腸関節前後位撮影 b.肩関節軸位撮影 c.パナグラフィ d.乳房拡大撮影 e.頚椎斜位撮影   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 55. 頭部撮影で正中面を垂直にする撮影法はどれか。 a. マイヤー(Mayer)法 b. シュラー(Schuller)法 c. ステンバース(Stenvers)法 d. ウォータース(Waters)法 e. タウン(Towne)法   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 56. 胸部撮影について正しいのはどれか。 a. PA像はAP像より心臓陰影の拡大は少ない。 b. RAOは第2斜位である。 c. 大動脈弓は正面像では右上肺野にみられる。 d. 吸気時には横隔膜は挙上する。 e. 胸鎖関節はPA正面像では背面第4肋骨基始部に描出される。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 57. 胸部撮影法について正しいのはどれか。 1. 正面撮影は呼気-遠距離(FFD 180cm以上)で行う。 2. 正面撮影は上肢帯の運動機能を利用できない。 3. 正面のAP像はPA像より肩甲骨除去能がよい。 4. Flaxman(脊椎後弯法)では鎖骨を肺野内下方へ投影させる。 5. 斜位撮影では目的部描出にあった角度を選ぶ。 問題 58. 胸部正面エックス線撮影で正しいのはどれか。 a. 小児撮影では呼気で撮影する。 b. 深呼気時に撮影する。 c. 挙踵立位で位置付けをする。 d. 撮影条件設定の後に位置付けを行う。 e. 背腹方向で撮影する。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 59. 股関節撮影法に関係のないのはどれか。 1. ローレンツ(Lorenz)法 2. Y字軟骨 3. ドッグライン 4. シェントン線 5. トーマス(Thomas)法 問題 60. 機能撮影が行われる部位はどれか。 a. 頚椎 b. 顎関節 c. 膵臓 d. 側頭骨 e. 胆嚢 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 61. 消化管検査について正しいのはどれか。 a. 消泡剤を使用したときは発泡剤を使用できない。 b. 下部消化管検査当日の前処置として注腸食を与える。 c. 大腸検査では回盲部末端まで造影する。 d. 下部消化管検査では上部消化管検査より低濃度バリウムを使用する。 e. 硫酸バリウムの化学式はBaSO4である。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 62. DSAについて正しいのはどれか。 a. サブトラクション処理した画像間でサブトラクションができる。 b. 静脈造影には適さない。 c. サブトラクション処理するため動態撮影に適している。 d. エックス線蛍光増倍管の入力蛍光面の大きさで撮影視野が決定される。 e.サブトラクション処理した画像をピクセルシフトし障害陰影が除去できる。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 63. 腹部エックス線CTについて正しいのはどれか。 a. 肝内胆管の拡張は単純CTで高濃度で描出される。 b. 肝腫瘤の鑑別にダイナミックCTを用いる。 c. 膵病変の描出には薄いスライス厚を用いる。 d. 経静脈性胆嚢造影直後、胆嚢は低濃度を示す。 e. 膵CT直前にバリウムで上部消化管を満たす。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 64. 胸部エックス線CTについて正しいのはどれか。 a. 肺石灰化病変は高濃度である。 b. 心嚢液は造影CTでは心臓と等濃度である。 c. 胸水は肺尖にみられる。 d. 肺血管性病変は単純CTで診断する。 e. 薄いスライス厚は肺びまん性病変の描出に用いる。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 65. エックス線単純CTで高濃度域を示すのはどれか。 1. 脳腫瘍 2. 脳出血 3. 脳梗塞 4. 脳壊死 5. 脳浮腫 問題 66. 超音波断層法で正しいのはどれか。 1. 探触子は圧電効果を利用している。 2. 腹部には12MHzの探触子を用いる。 3. 超音波ゼリーは体表温度を上げるために用いる。 4. 心臓にはリニア型探触子を用いる。 5. 乳腺には腹部より低周波数の探触子を用いる。 問題 67. 超音波検査について誤っているのはどれか。 1. 腎の検査は側背部から走査する。 2. 胆嚢の検査は空腹時に行う。 3. 膵尾部の描出は難しい。 4. 子宮の検査では膀胱を空にする。 5. 前立腺の検査は経直腸的走査がよい。 問題 68. MRIで計測できないパラメータはどれか。 1. 縦緩和時間 2. 水素密度 3. 化学シフト 4. 骨塩量 5. 血流速度 問題 69. MRI検査について正しいのはどれか。 1. 磁気カードは検査室内で影響を受けない。 2. 頭部冠状断の撮像は臥位顎位で行う。 3. 心電図同期の検査はできない。 4. 心臓ペースメーカー装着者の検査はできない。 5. MRアンギオグラフィでは血管内カテーテルを用いる。 問題 70. 診療放射線技師の対応として正しいのはどれか。 a.病室撮影時に被検者の歩行を確認したため病室撮影を中止した。 b.患者が拒否したのでCT検査を中止した。 c.診療放射線技師が確認のうえ胸部撮影を実習生にさせた。 d.側頭骨の断層撮影で頭部をバンドで固定した。 e.専用のガウンを着用させて胸部撮影を実施した。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e
47回(H7.3,1995),最初に戻る
問題 46. 拡大撮影で50μmのエックス線管焦点を使用した場合、ボケの許容を0.2mmまでとすると最大拡大率は何倍が限度か。 1. 3 倍 2. 4 倍 3. 5 倍 4. 6 倍 5. 8 倍 問題 47. 適切でない組合せはどれか。 1. エックス線シネフィルム -------------  高速撮影 2. パノラマ用フィルム -----------------  全身立体撮影 3. バッジフィルム --------------------- 被曝線量モニタ 4. CRTイメージングフィルム ------------ 表裏判別ノッチ 5. マンモグラフィ用フィルム ----------- 片面乳剤 問題 48. 鮮鋭度に最も影響するのはどれか 1. 散乱線 2. バリウム流動性 3. フィルム乳剤の厚さ 4. 増感紙の粒状性 5. 半影 問題 49. 胃の二重造影像で誤っているのはどれか。 1.背臥位正面像で穹窿部が描出できる。 2. 半立位第二斜位像で噴門部が正面視できる。 3.背臥位第一斜位像で前庭部小弯部が描出できる。 4.背臥位第二斜位像で胃体上部が描出できる。 5.腹臥位で胃前壁が描出できる。 問題 50. 油性造影剤を用いないのはどれか。 1. リンパ管造影 2. 気管支造影 3. 子宮卵管造影 4. 乳管造影 5. 経静脈性腎盂造影 問題 51. 造影剤の副作用としてみられるのはどれか。 a. 血圧低下 b. 呼吸困難 c. 発 疹 d. 嘔 吐   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 52. 腹部血管撮影について正しいのはどれか。 a. エックス線映画が多く使用される。 b. ロールフイルムが使用される。 c. 拡大撮影が行われる。 d. I.I.サイズは大口径がよい。 e. 同時2方向撮影が主体である。 問題 53. 検査法と部位との組合せで誤っているのはどれか。 1. PTC ------ 卵 管 2. ERCP ---- 膵 管 3. DIC ----- 胆 管 4. DIP ----- 腎 盂 5. UG ------- 尿 道 問題 54. 腹腔動脈撮影で描出できないのはどれか。 1. 脾動脈 2. 胃十二指腸動脈 3. 総肝動脈 4. 腎動脈 5. 背膵動脈 問題 55. 膝部の3方向撮影に用いられるのはどれか。 a. 膝関節正面 b. 膝関節斜位 c. 膝蓋骨後前位(近接) d. 膝蓋骨軸位 e. 膝関節側位   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 56. 胸部エックス線撮影について誤っているのはどれか。 1. 背腹正面像は腹背正面像よりも心臓陰影の拡大率が小さい。 2. 斜位撮影では目的に合った角度を選ぶ。 3. 最大吸気で短時間撮影する。 4. 照射条件の設定はポジショニングの後に行う。 5. 可検域を広くするには高圧撮影がよい。 問題 57. 頭部撮影法について誤っているのはどれか。 1. マイヤー(Mayer)法は錐体の長軸をフイルム面と垂直にする。 2. シュラー(Schuller)法は卵円孔の観察ができる。 3. ステンバーズ(Stenvers)法は錐体の長軸をフイルム面と平行にする。 4. タウン(Towne)法は両側錐体部の観察ができる。 5. ウォーターズ(Waters)法は正円孔の観察ができる。 問題 58. 腹部単純写真で最も描出されにくいのはどれか。 1. 腸管ガス 2. 腎 臓 3. 膵 臓 4. 横隔膜 5. 腰 筋 問題 59. 立位撮影が適切でないのはどれか。 1. 腸穿孔 2. 胸 水 3. イレウス 4. 骨盤骨折 5. 側弯症 問題 60. MRについて誤っているのはどれか。 1.非侵襲性である。 2. 組織の形態情報が得られる。 3.生化学的な機能情報が得られる。 4.エックス線CTと比べ骨のアーファクトが多い。 5.乳幼児では睡眠状態で行う。 問題 61. エックス線撮影において被検者の被曝量軽減に効果がないのはどれか。 1. 付加フィルタを薄くする。 2. 高感度増感紙を用いる。 3. グリッドは固定式を用いる。 4. SIDは1m以上にする。 5. 可動絞りで絞り込む。 問題 62. DSA画像で空間分解能に関係のないのはどれか。 1. エックス線管焦点サイズ 2. エックス線量 3. 被写体の動き 4. I.I.−TV系のMTF 5. マトリックスサイズ 問題 63. イメージングプレートを用いたCR法について誤っているのはどれか。 1. 被曝線量の軽減が可能である。 2. エネルギーサブトラクションができる。 3. 撮影範囲はイメージングプレートのサイズによる。 4. 画像の転送ができる。 5. イメージングプレートは暗室で処理する。 問題 64. 誤っているのはどれか。 1. アナログ信号を量子化し、ディジタル信号で表すと量子化雑音を生じる。 2. 変数値が連続に変化したときの関数値をディジタル信号という。 3. A/D変換の変換周波数が十分でない場合はボケの原因となる。 4. ディジタル画像のボケの程度はMTFで表すことができる。 5. ディジタル画像の画質の臨床的評価はROC曲線で表せる。 問題 65. DSAについて誤っているのはどれか。 1. ハレーションを除外できる。 2. 造影剤の静脈内注入で動脈造影像が得られる。 3. フィルム法血管造影より低濃度の造影剤を使用できる。 4. 骨陰影を除いた血管像が得られる。 5. 腸内ガスの移動が障害陰影をつくる。 問題 66. 画像診断のROC解析について誤っているのはどれか。 1. ROC曲線が右下方に位置するほど優れた検査法といえる。 2. 検査法の有効性を客観的に評価する方法である。 3. 対象疾患患者数の割合の大小により評価に差を生じる。 4. 有病正診率はsensitivityと呼ばれる。 5. 読影者間の診断能力の差を評価することが可能である。 問題 67. 超音波用探触子の特徴で正しい組合わせはどれか。 リニア型 コンベックス型 a. 画面の形 ------ 矩 形 ------ 扇 型 b. ビームの方向 -- 垂 直 ------ 放射状 c. 接触面 -------- 弧 状 ------ 平 面 d. 視 野 -------- 広 い ------ 狭 い e. 適応部位 ------ 腹 部 ------ 腹 部   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 68. 腹部超音波検査で正しいのはどれか。 1. 妊娠月数によっては禁忌である。 2. 波長が短い探触子ほど深部臓器に適する。 3. 肥満体の方が検査は容易である。 4. 腹臥位や座位でも走査できる。 5. 腸管ガスは検査の妨げとならない。 問題 69. 眼底検査について誤っているのはどれか。 1. 乳頭は黄斑の鼻側に位置する。 2. 乳頭から動脈と静脈とが出ている。 3. 乳頭の中心に中心窩がある。 4. 瞳孔を通して眼底を撮影する。 5. 眼底とは眼球の内部で後方の部分をいう。 問題 70. 診療放射線技師の対応で適切なのはどれか。 a. 聴覚障害者に対して手話で説明した。 b. 撮影部位によりカセッテの固定を患者にさせた。 c. 患者から要求があったので追加撮影をした。 d. 特異な症例だったので研究用として余分に撮影した。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
48回(H8.3,1996),最初に戻る
問題 46. デジタル画像について誤っているのはどれか。 a. 画素から構成される。 b. 画像を画素に分割する操作を量子化という。 c. 画素の濃淡値を離散的な値にする操作を標本化という。 d. 画素値は白から黒までを表現するビット数によって異なる。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 47. イメージングプレートを用いたCR撮影について正しいのはどれか。 a. 照射野の大きさは関心領域の濃度に影響する。 b. 照射前のイメージングプレートは白色光下で扱える。 c. スクリーンフィルム系の半分以下の線量でよい。 d. イメージングプレートは撮影部位によって使い分ける。 e. 長期間使用しないイメージングプレートはコントラストが低下する。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 48. イメージングプレートを用いたCR撮影について正しいのはどれか。 1. エネルギーサブトラクションができる。 2. 単純写真で椎間板の構造が描出できる。 3. 胸部断層撮影には適切でない。 4. スクリーンフィルム系より空間分解能が優れている。 5. 撮影条件は考慮する必要はない。 問題 49. エックス線写真のコントラストに影響を及ぼす因子でないのはどれか。 1. 被写体の厚さ 2. 散乱線 3. フィルムのガンマ(γ) 4. 撮影距離 5. エックス線の線質 問題 50. 鮮鋭度について最も影響が少ないのはどれか。 1. 管電流 2. 撮影時間 3. 撮影距離 4. 増感紙 5. エックス線管焦点 問題 51. 誤っているのはどれか。 1. 眼窩下縁と外耳孔上縁とを結ぶ線をドイツ水平線という。 2. 眼窩(まなじり)と外耳孔中心とを結ぶ線をOMラインという。 3. 体の右前がフィルム側になるのを第2斜位という。 4. 四肢を体幹から遠ざける位置を外転という。 5. 体を左右に二分する面を矢状面という。 問題 52. 体表ポイントと脊柱レベルとの組合わせで誤っているのはどれか。 a. 喉頭隆起 --- 第2頸椎 b. 剣状突起 --- 第12胸椎 c. 肋骨下弓 --- 第3腰椎 d. 上前腸骨棘 --- 第2仙椎 e. 恥骨結合上縁 --- 尾骨 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 53.エックス線管付加フィルタの効果で正しいのはどれか。 1. 最高エネルギーは変わらない。 2. 実効エネルギーは変わらない。 3. 高エネルギー成分は減少する。 4. 被検者の被曝線量は減少しない。 5. 同じ厚さではAlよりCuの方がエックス線吸収は小さい。 問題 54. 管電圧100kV、管電流300mA、撮影時間0.1秒、焦点フィルム間距離200cmで撮影を行った。次に感度比がそれぞれ1/2倍の増感紙とフィルムとを用い、焦点フィルム間距離が100cmで管電流150mAとして同一濃度の写真を得るには、撮影時間を何秒とすればよいか。 1. 0.05 2. 0.1 3. 0.2 4. 0.4 5. 0.8 問題 55. 適切な組合せはどれか。 1. 消化管の穿孔 --- 右側臥位の腹部背腹方向撮影 2. 気管支の異物 --- 深呼気背臥位の胸部背腹方向撮影 3. 少量の胸水 ----- 患側を上にした側臥位の胸部背腹方向撮影 4. 消化管の閉塞 --- 腹部立位背腹方向撮影 5. 少量の気胸 ----- 患側を下にした側臥位の胸部背腹方向撮影 問題 56. エックス線撮影を行うとき感染のおそれがないのはどれか。 1. 麻疹 2. MRSA肺炎 3. 結核 4. B型肝炎 5. 慢性関節リウマチ 問題 57. 胃造影エックス線検査に関係のないのはどれか。 1. 二重造影法 2. レリーフ法 3. 圧迫法 4. 充満法 5. ブラウン法 問題 58. 消化管検査で鎮痙剤の副作用に注意するのはどれか。 a. 緑内障 b. 狭心症 c. 前立腺肥大 d. 下痢 e. 胃潰瘍  1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 59. 点滴静注尿路造影(DIP)について誤っているのはどれか。 1. 撮影は造影剤注入30分後から行う 2. 検査前は禁食とする。 3. 基本体位は背臥位である。 4. 必要に応じて断層撮影を行う。 5. 造影剤は10〜15分かけて注入する。 問題 60. 造影剤自動注入装置を使用する造影検査はどれか。 a. 腹腔動脈 b. 下腸間膜動脈 c. 肺動脈 d. 腎動脈 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 61. 上腸間膜動脈の起始部にカテーテルを挿入して造影剤を注入し、連続撮影を行ったとき造影されるのはどれか。 a. 小腸の血管 b. 上行結腸の血管 c. 腎の血管 d. 下大動脈 e. 門脈 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 62. 経静脈性に造影剤を注入するのはどれか。 a. 子宮卵管造影 b. DSA c. 排泄性尿路造影 d. 造影エックス線CT e. リンパ管造影 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 63. 腹部超音波検査で誤っているのはどれか。 1. 腸管ガスは検査の妨げとなる。 2. 探触子の周波数が高い方が解像度は良い。 3. 胆嚢検査は空腹時に行う。 4. 臓器の動きが観察できる。 5. 骨盤腔内検査は排尿後行う。 問題 64. 超音波検査の特徴でないのはどれか。 1. 胆石では後方に音響陰影ができる。 2. 嚢胞は黒く抜けた像になる。 3. 体腔内検査に用いる。 4. ドプラ法で血流情報が得られる。 5. 深部の観察には高い周波数の探触子を用いる。 問題 65. 膝の靱帯損傷の診断に最も効果的なのはどれか。 1. MRI 2. 超音波検査 3. 軟エックス線撮影 4. RI検査 5. エックス線CT 問題 66. 代謝情報に優れているのはどれか。 1. エックス線検査 2. エックス線CT 3. 超音波検査 4. DR 5. RI検査 問題 67. MRI検査における体内金属について正しいのはどれか。 a. いかなる金属でも検査は行ってはならない。 b. 無信号である。 c. 非磁性体でも画像をゆがめる。 d. ポジショニングはペースメーカ装着の技師が行ってもよい。 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 68. MR画像の信号強度を変える要因でないのはどれか。 1. フリップ角 2. エコー時間 3. 繰り返し時間 4. スライス間隔 5. インバージョン時間 問題 69. インターベンショナルラジオロジーについて誤っている組合せはどれか。 1. 肝癌 --------- 経カテーテル動脈塞栓術 2. 骨盤外傷 ----- 経カテーテル動脈塞栓術 3. 冠動脈狭窄 --- バルーン血管形成術 4. 消化管出血 --- 経カテーテル血栓溶解術 5. 転移性肝癌 --- 経カテーテル抗癌薬持続動注 問題 70. 眼底撮影について正しいのはどれか。 1. 診療放射線技師が撮影できるのは散瞳剤使用の場合である。 2. 無散瞳では撮影視野に限界がある。 3. 無散瞳では短時間に連続撮影するのに適する。 4. 縮瞳しているときに撮影する。 5. 乳頭と黄斑とを重ねて撮影する。
49回(H9.3,1997),最初に戻る
問題 46. 誤っているのはどれか。 1. エックス線撮影時はコンプトン効果による散乱が主である。 2. グレーデル法は散乱線除去の方法である。 3. 照射野絞りは散乱線除去に効果がある。 4. グリッド密度が大きいほど鉛はくの陰影が目立つ。 5. グリッド比が高いほど散乱線除去の効率がよい。 問題 47. マイクロデンシトメータの取り扱いで誤っているのはどれか。 1. ステージを操作するときは手袋を着用する。 2. 濃度測定のときには室内の照明は明るくする。 3. 試料を操作する位置は一定にする。 4. ピントはフイルム前面に合わせる。 5. アパーチャのピントを合わせる。 問題 48. 被写体コントラストに影響しないのはどれか。 1. フイルム特性曲線 2. エックス線質 3. 管電流 4. 現像液 5. 増感紙 問題 49. 管電圧70kV、管電流100mA、撮影時間0.3s、焦点フイルム間距離100cmの撮影条件を、管電圧およびフイルム増感紙を変化させないで、管電流を150mAに、また焦点フイルム間距離を150cmにしたとき、同一写真濃度になる撮影時間は何秒にすればよいか。 1. 0.08 2. 0.15 3. 0.3 4. 0.45 5. 0.6 問題 50. ディジタル画像について誤っているのはどれか。 1. 画像処理ができる。 2. 光り磁気ディスクに保存できる。 3. 可逆圧縮して復元した画像の画質は劣化する。 4. 定量的解析ができる。 5. CRTモニタで観察できる。 問題 51. 画像処理について空間フィルタでなく、時間フィルタに属するのはどれか。 1. グラディエントフィルタ 2. スムージングフィルタ 3. メディアンフィルタ 4. ラプラシアンフィルタ 5. リカーシブフィルタ 問題 52. 胸部エックス線写真(直接撮影)での肺野部の最適な濃度Dはどれか。 1. 0.9 2. 1.0 3. 1.2 4. 1.7 5. 2.0 問題 53. 薄紙に印刷された模様をエックス線撮影することを試みた。 正しいのはどれか。 1. 前面増感紙とフイルムとの間に挟んで撮る。 2. 100枚程度の束にして軟線撮影する。 3. 1cmのアクリルのファントムの上に置いて撮る。 4. ノンスクリーンでフイルムとともに取枠の中に装てんする。 5. 薄紙の模様はエックス線では写らない。 問題 54. 誤っているのはどれか。 1. ドイツ水平線は両眼窩下縁と外耳孔上縁とを結ぶ線である。 2. 眼窩耳孔線は眼外角と外耳孔中心点とを結ぶ線である。 3. ドイツ水平線と眼窩耳孔線との角度は10度をなす。 4. 前額断面は矢状断面に直角に交わる。 5. 耳垂直線は眼窩耳孔線に垂直な線である。 問題 55. 胸部エックス線撮影について適切でないのはどれか。 1. 病室ポータブル正面撮影はPA方向で撮る。 2. 肺尖撮影の脊椎後弯法は体を30度後斜させる。 3. 心疾患のRAO撮影体位は45度とする。 4. 側面撮影は両上肢を上方へそろえて撮影する。 5. 右肺の胸水の確認には右側臥位の正面撮影をする。 問題 56. 正しいのはどれか。 1. 胸部エックス線撮影に当たって喫煙歴を確認する。 2. 毛髪線とは肺にかかった毛髪陰影である。 3. 四肢の整位は透視下で行う。 4. 胸部エックス線撮影では患者の同意書が必要である。 5. エックス線検査に当たっては患者の心理的不安を除く配慮をする。 問題 57. 正しい組合せはどれか。 1. 視神経管 --- ステンバース(Stenvers)法 2. 三半規管 --- レーゼ(Rhese)法 3. 大後頭孔 --- シュラー(Sch\"uller)法 4. 副鼻腔 --- ウォーターズ(Waters)法 5. 眼窩 --- タウン(Towne)法 問題 58. 正しいのはどれか。 1. 肩関節の軸方向撮影は上肢を内転させる。 2. 前腕の正面撮影は手掌をカセットに向ける。 3. 肘関節側面撮影は肘関節を90度屈曲させる。 4. 足関節正面撮影は下肢をわずかに外旋させる。 5. ラウエンシュタイン(Lauenstein)法は股関節を内転させる。 問題 59. 乳房検査に適応されるのはどれか。 a. 血管造影 b. MRI c. 軟線撮影 d. 超音波検査 e. エックス線断層撮影 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 60. 消化管造影検査で誤っている組合せはどれか。 1. 鎮痙剤 --- 消化管の運動を促進 2. オリーブ油 --- 注腸用ゾンデの肛門通過の潤滑油 3. 硫酸バリウム懸濁液 --- 陽性造影剤 4. 発泡顆粒 --- 陰性造影剤 5. 下剤 --- バリウムによる排便障害防止 問題 61. 胃・十二指腸の造影検査で誤っているのはどれか。 1. 立位充満像は胃角が最も広く開いて見れる位置で撮影する。 2. 前壁粘膜像は背臥位で撮影する。 3. 背臥位二重造影像は胃小区レベルまで描出する。 4. 腹臥位充満像は前庭部から球部まで十分にバリウムを充満させて撮影する。 5. 十二指腸球部は圧迫像を撮影する。 問題 62. 圧迫法が効果の少ない部位はどれか。 a. 乳房 b. 胃 c. 脾臓 d. 膵臓 e. 膀胱 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 63. 立体撮影が最も良い適応はどれか。 1. 気管支造影 2. 脳血管造影 3. リンパ管造影 4. 唾液腺造影 5. 下大静脈造影 問題 64. 高圧エックス線撮影で正しいのはどれか。 1. 胸部エックス線撮影に適している。 2. 散乱線の影響が少なくなる。 3. 画像のコントラストが上昇する。 4. 撮影条件に対する寛容度が狭くなる。 5. 被爆線量は増加する。 問題 65. CT値が最も低いのはどれか。 1. 骨 2. 神経 3. 脂肪 4. 血管 5. 筋肉 問題 66. MRIで誤ってるのはどれか。 1. 組織コントラストがエックス線CTより低い。 2. 三次元的位置情報が得られる。 3. 超磁性体によりアーチファクトを生じる。 4. 表面コイルを使い分けることで分解能を高められる。 5. 任意の方向の断面像が得られる。 問題 67. 緑色を発光する蛍光体はどれか。 a. CaWO_4 b. BaFCl:Eu c. LaOBr:Tb d. La_2O_2S:Tb e. Gd_2O_2S:Tb 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 68. 超音波検査の特徴はどれか。 a. 浸襲的である。 b. 軟組織の描出が優れている。 c. 断層面を自由に選択できる。 d. 腸管ガスの影響を受けやすい。 e. 術者が異なっても再現性が高い。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 69. 眼底像と関係ないのはどれか。 1. ファーター乳頭 2. 網膜中心動脈 3. 黄斑部 4. 中心窩 5. 鼻側動脈 問題 70. エックス線CT検査について正しいのはどれか。 1. 冠状断像は再構成できない。 2. 縦隔よりも肺のCT値は高い。 3. ウインドウレベルを下げると骨内部が見える。 4. ウインド幅を小さくするとコントラストが高くなる。 5. 耳小骨は写らない。
50回(H10.3,1998),最初に戻る
問題 46. 増感紙‐フイルム系のMTFについて正しいのはどれか。 1. 増感紙とフイルムとが密着しない場合にMTFは上昇する。 2. チャート像の鉛箔部濃度は0とするのが理想である。 3. マイクロデンシトメータのピントがずれるとMTFは上昇する。 4. 特性曲線が直線であれば、強度変換は不要である。 5. コルトマン補正を行うとMTFは上昇する。 問題 47. 写真コントラストに関連の少ないのはどれか。 1. 被写体の厚さ 2. 写真濃度 3. 撮影時間 4. フイルムの種類 5. 付加フィルタ 問題 48. 粒状性について関連の少ないのはどれか。 1. エックス線光量子 2. 増感紙 3. フイルム 4. エックス線管焦点サイズ 5. 現像温度 問題 49. 画像処理について誤っているのはどれか。 1. スムージングを行うとノイズは低下する。 2. ウィンドウ幅を狭くするとコントラストは低下する。 3. 対数アンプを使用すると観察域は拡大する。 4. サブトラクションを行うと骨陰影は除去される。 5. ボケマスクを使用して周波数処理ができる。 問題 50. イメージングプレート法CRの特徴について誤っているのはどれか。 1. 線量が少ないとノイズが目立つ。 2. 撮影できる範囲はイメージングプレートの大きさによる。 3. 入力に対する出力の直線性は増感紙‐フイルム系より優れている。 4. MRIより空間分解能が悪い。 5. 空間分解能は書き込み、読み取りのマトリックスサイズに左右される。 問題 51. エックス線撮影において患者の被爆線量軽減に効果があるのはどれか。 a. 低電圧を用いる。 b. グリッドは移動式を用いる。 c. 片面増感紙を用いる。 d. 可動絞りを用いる。 e. 撮影距離(SID)は1m以上にする。   1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 52. エックス線管付加フィルタの効果で正しいのはどれか。 a. 高エネルギー成分の割合が減少する。 b. 実効エネルギーは変わらない。 c. 最高エネルギーは変わらない。 d. 被爆線量は減少する。 e. 同じ厚さではAlよりCuの方が効果が大きい。   1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 53. 胸部エックス線画像のCRTモニタ診断で誤っているのはどれか。 1. フイルム診断より診断能が向上する。 2. 階調を変えて観察できる。 3. 遠隔医療に応用できる。 4. モニタの画質が診断能に影響する。 5. 診断能が周囲の照度に影響される。 問題 54. 胸部撮影について正しいのはどれか。 a. 遠距離撮影法を用いる。 b. 撮影時間は可能な限り短くする。 c. 経過観察には可能な限り同じコントラストを保つ。 d. 気管分岐部の観察には低電圧撮影法を用いる。 e. 診断能を向上させるには高コントラストフイルムを用いる。   1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 55. 正しいのはどれか。 1. コールドウエル(Caldwell)法は中心線をフイルムに垂直にする。 2. タウン(Towne)法は眼窩耳孔線に対し45度で入射する。 3. 頭部側面撮影は正中矢状面をフイルムに垂直にする。 4. ウォータース(Waters)法はドイツ水平線をフイルムに対し35度とする。 5. 視神経孔撮影は正中矢状面をフイルムに対して55度検側に傾ける。 問題 56. 正しい組合せはどれか。 a. ローレンツ(Lorenz)法 ――― 股関節 b. シェラー(Sch\ddot{u}ller)法 ――― 乳様突起 c. ラウエンスタイン(Lauenstein)法 ――― 骨盤 d. ステンバース(Stenvers)法 ――― 環椎 e. フラックスマン(Flaxmann)法 ――― 上顎骨   1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 57. 撮影部位とエックス線の入射中心点との組合せで誤っているのはどれか。 1. 頸椎 ――― 甲状軟骨下縁 2. 胸椎 ――― 頚窩と剣状突起間の中央 3. 腰椎 ――― 肋骨弓下縁の高さ 4. 仙骨 ――― 上前腸骨棘の高さ 5. 骨盤 ――― 恥骨結合下縁 問題 58. 関係のない組合せはどれか。 1. 脳出血 ――― エックス線CT 2. 転移性骨腫瘍 ――― 骨シンチグラフィ 3. 心筋梗塞 ――― サーモグラフィ 4. 肺癌 ――― 胸部エックス線撮影 5. 肝癌 ――― 超音波検査 問題 59. 正しい組合せはどれか。 a. PTC ――― 経皮経肝胆道造影 b. RP ――― 逆行性腎盂造影 c. HSG ――― 子宮卵管造影 d. DIP ――― 内視鏡的胆管造影 e. IVP ――― 経静脈性冠動脈造影   1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 60. 撮影部位とそのポジショニングとの組合せで誤っているのはどれか。 1. 前腕部側面 ――― 前腕部の軽度内旋位 2. 手関節側面 ――― 前腕部の軽度外旋位 3. 足関節正面 ――― 下腿部の軽度内旋位 4. 下腿部側面 ――― 下腿部の軽度外旋位 5. 股関節正面 ――― 下肢の軽度内旋位 問題 61. 高圧撮影に適するのはどれか。 a. 縦隔 b. 咽頭 c. 胸骨 d. 乳房 e. 骨盤計測   1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 62. 胃の二重造影で関係の少ない組合せはどれか。 1. 噴門部 ――― 半立位第二斜位 2. 穹窿部 ――― 背臥位正面 3. 前庭部 ――― 背臥位第一斜位 4. 胃体上部 ――― 背臥位第二斜位 5. 前壁 ――― 腹臥位 問題 63. 腹腔動脈造影で描出されるのはどれか。 a. 脾動脈 b. 総肝動脈 c. 腰動脈 d. 腎動脈 e. 下腸間膜動脈   1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 64. 関係の少ない組合せはどれか。 1. 近接撮影 ――― 胸骨 2. 断層撮影 ――― 胆嚢 3. 拡大撮影 ――― 乳房 4. 立体撮影 ――― 手指 5. 間接撮影 ――― 胸部 問題 65. MRIの長所はどれか。 a. 検査時間が短い。 b. 石灰化の描出能に優れる。 c. 体内金属に影響されない。 d. 軟部組織の濃度分解能が高い。 e. 骨のアーチファクトがない。   1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 66. 拡大撮影で50μmのエックス線管焦点を使用した場合、ボケの許容を0.2mmまでとすると最大拡大率は何倍が限度か。 1. 3倍 2. 4倍 3. 5倍 4. 6倍 5. 8倍 問題 67. エックス線CTで誤っている組合せはどれか 1. クモ膜下出血 ――― 脳槽の高吸収域 2. 脳梗塞 ――― 脳内の低吸収域 3. 急性硬膜外血腫 ――― 脳表に沿った凸レンズ形の低吸収域 4. 慢性硬膜下血腫 ――― 脳表に沿った凹レンズ形の低吸収域 5. 水頭症 ――― 脳室の拡大 問題 68. 腹部超音波検査で誤っているのはどれか。 1. 妊婦に使用できる。 2. 肝臓の検査に10MHzの探触子を用いる。 3. やせた体型の方が検査は容易である。 4. 坐位で検査できる。 5. 腸管ガスは検査の妨げになる。 問題 69. 最も音速(m・s^-1)の大きい伝搬物質はどれか。 1. 空気 2. 水 3. 骨 4. 血液 5. 肝臓 問題 70. MRIについて正しいのはどれか。 a. T2強調画像はT1強調画像に比べて撮像時間が長い。 b. 脳脊髄液の拍動はアーチファクトの原因となる。 c. ヨード造影剤が使用される。 d. マルチスライス法ではエコー時間の異なる画像が得られる。 e. 脂肪組織の描出は困難である。   1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
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