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診療放射線技師国家試験科目別問題

放射化学

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 これは、完全版ではありません。誤り等ありましたら鈴木昇一まで連絡願います。可能な限り訂正します。また、これは藤田保健衛生大学としてではなく、あくまでも鈴木の責任で行っています。

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35回(S60.3,1985),最初に戻る

36回(S.61.3,1986),最初に戻る

37回(S.61.9,1986),最初に戻る
問題 1. 放射性同位元素の分離において目的とする核種に関して正しいのはどれか。 a.担体(狭義)を加えると比放射能は下がる。 b. 保持担体を加えても比放射能は不変である。 c.スカペンジャを加えると比放射能は上がる。 d. 捕巣剤を加えると比放射能は上がる。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 2. 正しい組含せはどれか。 a.共沈法 −−−−−−− 捕集剤 b. ラジオコロイド法 −− 同位体効果 c.クロマトグラフ法 −− 移動度の差 d. 溶媒抽出法 −−−−− 分配係数の差 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 3. 関係の深い組合せはどれか。 a. 3H −−−−−−−−−−− ミルキング b. 192Ir線源 −−−−−−− オートラジオグラブィ c.l4C −−−−−−−−−− 年代測定 d. 放射性ヨウ素標識 −−−− クロラミンT法 e. 中性子照射 −−−−−−− 放射化分析   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 4. 関連のある組合せはどれか。 a.同位体希釈法 −−−− 回収率 b. 同位体交換法 −−−− 液相のかくはん c.放射化分析 −−−−− γ線 d. 放射分析 −−−−−− 中性子線 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 5. 正しいのはどれか。 a. 3Pは無機燐酸塩として経口摂取されると約80%は吸収され、肝、牌などに集まる。 b. 24Naは経口摂取されるとよく吸収され、約85%は全身に蓄積する。 c. 131Iは経口摂取されると約75%は腎から排泄される。 d. 14CはCO2として肺から排泄されるが、アミノ酸として体内に沈着することもある。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 6. 放射性核種Aが崩壊して新しい放射性核種Bとなり、過渡平衡が成り立つための条件として正しいのはどれか。 ただし、崩壌定数はそれぞれλa、λbとする。 l.λb ≪ λa 2.λb < λa 3.λb = λa 4.λb > λa 5. λb ≫ λa 問題 7. 誤っているのはどれか。 l. 11Cはβ+崩壊する。 2.15Oはβ+崩壊する。 3.32Pはβ+崩壊する。 4.67GaはEC崩壊する。 5.99mTcはITを起こす。 問題 8. 誤っているのはどれか。 1.6Li(n,α)3H 2.14N(n,p)l4C 3.58Fe(n,γ)59Fe 4.l97Au(n,p)198Au 5. 98Mo(n,γ)99Mo 問題 9. 52Fe 1mgの放射能(Bq)に最も近いのはどれか。 ただし、52Feの半減期は7.8時間とする。 1. 3 x 10^12 2. 3 x 10^14 3. 4 x 10^16 4. 4 x 10^18 5. 5 x 10^20 問題 10. 58Coの壊変について正しいのはどれか。ただし、壊変形式は右に示す通りてある。 a. 物理半減期は70.8日である。 b. 消滅放射線が出る。 c. 58Feの特性エックス線が出る。 d. 1.675MeVのγ線が出る。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
38回(S.62.3,1987),最初に戻る
問題 1. 正しいのはどれか。 a. 人工放射性元素は系列崩壊しない。 b. 天然放射性元素は原子番号81以上に多い。 c. Tc、Pm及び超ウラン元素は安定同位体を持たない。 d. 超ウラン元素の中には天然に存在するものもある。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 2. 核種A(崩壊定数λA)が崩壊して新しい核種B(崩壊定数λB)となるとき、λA<λBで、かつ、十分長い時間経過した場、Aに対するBの原子数比で正しいのはどれか。 1. λA / (λB-λA) 2. λB / (λB-λA) 3. (λB-λA) / λA 4. (λB-λA) / λB 5.λA / λB 問題 3. 図の説明で誤っているのはどれか。 a. 図は永続乎衡の状態を表す。 b. (1)は親核種の放射能を表す。 c. (2)は親核種と娘核種の放射能の和を表す。 d. (3)は親核種から生まれた娘核種の放射能を表す。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 4. 表は加速粒子による核反応で、ターゲット核に対する生成核の原子番号(Z)及び質量数(A)の変化を示す。T、U、Vに入る可能な核反応の組合せで正しいのはどれか。 T U V a. (n,2n) (n,p) (p,γ) b. (γ,n) (n,p) (d,n) c. (n,p) (γ,n) (p,γ) d. (d,n) (n,2n) (γ,n)   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 5. 誤っているのはどれか。 a. 99mTcは核異性体転移によりγ線を放出する。 b. 陽電子は消滅するとき0.51MeVの陰電子を放出する。 c. 軌道電子捕獲によって生しる娘核種は親核種より原子番号が1増加する。 d. オージエ電子は軌道電子捕獲のときに放出される。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 6. 99mTcの放射能100MBqの質量は約何gか。 ただし、99mTcの半減期は6時間、アボガドロ数は6xl0^23とする。 1. 1 x 10^-13 2. 1 x 10^-12 3. 5 x 10^-12 4. 5 x 10^-10 5. 1 x 10^-9 問題 7. 関係のある組合せはどれか。 a. 放射化分析 ----------- 核反応 b. 放射化学分析 --------- 安定同位体 c. 放射分析 ------------- 放射滴定 d. 同位体希釈分析 ------- 比放射能   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 8. オートラジオグラフィについて正しいのはどれか。 a. 測定結果は半永久的に保存できる。 b. 検出能力が高い。 c. エネルギー依存性が大きい。 d. 特殊な測定装置を必要としない。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 9. 放射性同位元素分難法について関係の深い組合せはどれか。 a. 共沈法 --------------- スカベンジャ b. ラジオコロイド法 ----- クロロホルム c. 有機溶媒抽出法 ------- 硫酸 d. イオン交換法 --------- イオン交換樹脂カラム e. クロマトグラフ法 ----- ぺ一パーストリップ   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 10. 放射能測定用固体試料調製法について正しいのはどれか。 a. 蒸発法 b. 沈殿濾過法 c. 遠心沈殿法 d. 電着法   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
39回(S.62.9,1987),最初に戻る
問題 1. 誤っている組合せはどれか。 a. 放射能 ------------- Bq(s^-1) b. 比放射能 ----------- Bq/kg(s^-1・kg^-1) c. 放射化断面積 ------- b(m^2) d. 崩壊定数 ----------- (m・kg)   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 2. ミルキングのできる条件はどれか。ただし、λA、λBはそれぞれ親核種、 娘核種の崩壊定数である。 a. λA≪λB b. λAくλB c. λA=λB d. λA>λB e. λA≫λB   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 3. 中性微子を放出しない放射性崩壊はどれか。 a. 陰竜子崩壊 b. 陽電子崩壊 c. 軌道驚子捕獲 d. 核異性体転移   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 4. 99Mo、99mTc、99Tcの崩壊について誤っているのはどれか。ただし、崩壊形式は図に示す通りである。 1. 99mTcはl40.5keVのγ線を出す。 2. 消滅放射線が出る。 3. 99Moはβ-崩壊する。 4. 99mTcは核異性体転移する。 5. 99Tcはβ-崩壊する。 問題 5. 137Csについて正しいのはどれか。 a. 物理半減期は30日である。 b. 陰電子崩壊である。 c. ウランの核分裂生成物として得られる。 d. アルカリ土類金属元素に属する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 6. 中性子による放射化分析について正しいのはどれか。 a. 放射化が少ないほど分析精度は下がる。 b. 微量分析ができる。 c. 放射化後の試薬の混入は影響しない。 d. 目的以外の核種が放射化されることがある。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 7. 23Naに熱中性子を照射して24Na(半減期l5時間)を生成するとき、30時間照射したときの放射能は同一条件でl5時間照射したときの放射能の何倍になるか。 l. 1.0 2. 1.2 3. 1.5 4. 1.8 5. 2.0 問題 8. 同位体希釈による定量分析法はどれか。 a. 逆希釈法 b. 共沈法 c. 放射滴定法 d. 標準試薬法 e. アイソトープ誘導体法   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 9. 関連のある組合せはどれか。 a. イオン交換法 -------------- 担体 b. 溶媒抽出法 ---------------- アンモニア c.ぺ一パークロマトグラフ法 -- 展開液 d.ホットアトム法 ------------ 反跳原子 e.濾紙電気泳動法 ------------ 電解液   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 10. オートラジオグラフィについて正しいのはどれか. a. 放射性物質の分布を知ることができる。 b.放射性物質の核種およびエネルギーがわかる。 c.高エネルギーγ線を放出する核種の倹出に適する。 d.感度は放射線のエネルギーに依存する。 e.放射性物質の検出能力が高い。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e
40回(S.63.3,1988),最初に戻る
問題 1. 誤っているのはどれか。 a. 1H、2H、3Hは同位体である。 b. 14Cと14Nは同中性子体である。 c. 12Cとl3Nは同重体である。 d. 99mTcと99Tcは核異性体である。 e. 60Co、62Ni、64Cuは同余体である。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 2. 放射性崩壊図の1〜4に該当する言葉で正しい組合せはどれか。    1      2      3      4 1. γ転移 β-崩壊    α崩壊  β-崩壊・EC 2. β-崩壊 γ転移    β+崩壊・EC   α崩壊 3. α崩壊 β-崩壊   γ転移  β+崩壊・EC 4. β+崩壊・EC α崩壊    β-崩壊   γ転移 5. α崩壊   β+崩壊・EC  γ転移   β-崩壊 問題 3. 69Gaのβ+崩壊で生成する娘核種はどれか. l. 68_32Ge 2. 60_32Ge 3. 69_31Ga 4. 68_30Zn 5. 69_30Zn 問題 4. 210Pb 3.7 X 10^4Bq(1μCi)が毎秒放出する光子数はいくらか。ただし,崩壊形式は右に示す通りである。 1.6.5 x l0^3 2.7.4 x 10^3 3.3.0 x 10^4 4.3.7 x l0^4 5.4.6 x 10^4 問題 5. 原子核反応について正しい組合せはどれか。 a. 陽子反応 −−−−−−− 100Mo(p,pn)99Mo b. 中性子反応 −−−−−− 14N(n,p)l4C c. アルファ反応 −−−−− 79Br(d,2n)79Kr d. 重粒子反応 −−−−−− 235U(n,f) e. 光核反応 −−−−−−− 9Be(γ,n)8Be   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 6. 天然放射性崩壊系列はどれか。 a. トリウム系列(4n系列) b. ネプツニウム系列(4n+1系列) c. ウラン系列(4n+2系列) d. アクチニウム系列(4n+3系列) 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 7. 標識化合物が保存中に変化を起こす原因として正しいのはどれか。 a. 原子の崩壌による化学結合の変化 b. 放射線ェネルギーの吸収による影響 c. 放射線による化学反応 d. 微生物の作用 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 8. 標識化合物の化学的合成法で誤っているのはどれか。 1. 多重標識ができる。 2. 高収率である。 3. 短時間で標識できる。 4. 新陳代謝を利用する。 5. 比放射能の高い製品ができる。 問題 9. 関係の深い組合せはどれか。 a. ミルキング −−−−−−−− 放射平衡 b. クロマトグラフィ −−−−− 放射化学的純度 c. ホットアトム −−−−−−− 生合成 d. オートラジオグラフィー −− 密封線源 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 10. 関係のある組合せはどれか。 a. イオン交換法 −−−−−− 交換基 b. 濾紙電気泳動法 −−−−− キャリアガス c. ラジオコロイド法 −−−− 極微量放射性核種 d. 共沈法 −−−−−−−−− 捕集剤 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて
41回(H.1.3,1989),最初に戻る
問題 1. 誤っているのはどれか。 a. 14_7N(d,n)15_8O b. 32_16S(d,α)32_15P c. 66_30Zn(n,γ)67_31Ga d. 111_48Cd(p,n)111_49In e. 123_51Sb(α,2n)125_53I   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 2. オージェ電子放出を伴う現象はどれか。 a. α崩壊 b. β-崩壊崩壌 c. β+崩壊 d. EC e. IT   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 3. 正しいのはどれか。 a. 14Cはβ+崩壊する。 b. 15Oはβ+崩壊する。 c. 51CrはECする。 d. 67GaはECする。 e. 125Iはβ-崩壊する。 1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 4. 核種A(崩壊定数λA)が崩壊して核種R(崩壊定数λB)となるとき、過渡平衡が成立するための条件として正しいのはどれか。 1. λA≪λB 2. λA<λB 3. λA=λB 4. λA>λB 5. λA≫λB 問題 5. 関係のない組合せはどれか。 a. 放射化分析 −−−−− 中性子線 b. 放射分析 −−−−−− 放射滴定 c. 同位体交換 −−−−− 比放射能 d. 同位体希釈 −−−−− イオン化傾向 e. 同位体効果 −−−−− 原子の質量差   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 6. 同位体希釈分析により未知試料の重量Wxを求める式で正しいのはどれか。ただし、Woは添加する標識化合物の重量、Soはその比放射能、Sは未知試料に標識化合物を添加し、分離精製した後の比放射能である。 1. Wx=Wo・S/(So-S) 2. Wx=Wo・So/(So-S) 3. Wx=Wo・(So-S)/So 4. Wx=Wo・(S-So)/So 5. Wx=Wo・(So-S)/S 問題 7. 関係の深い組合せはどれか。 a. ぺーパークロマトグラフィー −−−−− カラム b. イオン交換クロマトグラフィ −−−−− 有機高分子物質 c. 濾紙電気泳動法 −−−−−−−−−−− 電解質溶液 d. ラジオガスクロマトグラフィ −−−−− 展開液 e. 薄層クロマトグラフィ −−−−−−−− 捕集剤   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 8. イオン交換法に関連のあるのはどれか。 a. 保持担体 b. 無担体放射性核種の分離 c. pH d. 有機溶媒 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 9. オートラジオグラフィについて正しいのはどれか。 1. 感光乳剤は微粒子のものがよい。 2. 検出能力が低い。 3. 試料は厚いほどよい。 4. エネルギー依存性が小さい。 5. 密着度は精度に影響しない。 問題 10. 図の安全ピペヅタの使用方法で誤っているのはどれか。 1. ピペッタのAを指ではさんで押しながら、ゴム球を押して適当量の空気を排出する。 2. ピペッタにピペットを差し込み、ピペット先端を溶液に浸す。 3.溶液が目盛の少し上にくるまでSを押す。 4. Eを押して、溶液が目盛に致するまで、余分な液を徐々に出す。 5. ピペットを目的の容器に移し、Sを押して溶液を出す。
42回(H.2.3,1990),最初に戻る
問題 1. 誤っている組合せはどれか。 1. 放射能 −−−−−− Bq(s^-1) 2. 比放射能 −−−−− Bq/m^3(s^-1・m^-3) 3. 放射化断面積 −−− b(m^2) 4. 放射能濃度 −−−− Bq/ml(s^-1・ml^-1) 5. 半減期 −−−−−− (s) 問題 2. 正しいのはどれか。 a. 13Nはβ-崩壊する。 b. 14Cは-崩壊する。 c. 15Oはβ+崩壊する。 d. 18Fはβ+崩壊する。 e. 68Gaはβ-崩壊する。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 3. 誤っている組合せはどれか。 a. 1H、2H、3H −−−−−− 同位体 b. 4n+2系列 −−−−−−− ウラン系列 c. λB=λA −−−−−−−− 過渡平衡 d. 79Br(d,2n)79Kr −−−− アルファ反応 e. IT −−−−−−−−−− γ線放出 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 4. l87CS、137mBaの崩壊について正しいのはどれか。ただし、崩壊形式は図に示すとおりである。 a. 137Cs1崩壊につき0.662MeVのγ線をl00%放出する。 b. 137Csは陰電子崩壊する。 c. 137mBaは核異性体転移する。 d. 137Csの物理的半減期は30.0日である。 e. 137mBaの物理的半減期は2.55時間である。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 5. 99mTcl0GBqの質量は約何gか。ただし、99mTcの物理的半減期は6時間、アポガドロ数は6 x l0^23とする。 1. 2X10^-ll 2. 2Xl0^-l0 3. 5x l0^-9 4. 5x l0^-8 5. 2x 10^-7 問題 6. 放射能測定用個体試料調製法について、誤っているのはどれか。 1. 蒸発法 2. 電着法 3. 沈殿濾過法 4. 遠心沈殿法 5. イオン交換法 問題 7. 放射性同位元素の分離法について関連のある組合せはどれか。 a. 共沈法 −−−−−−−− 捕集剤 b. ラジオコロイド法 −−− 極微濃度 c. 溶媒抽出法 −−−−−− 分配係数 d. 電気化学的分難法 −−− イオン化傾向 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 8. 放射性同位元素の分離操作について正しいのはどれか。 a. 担体(狭義)を加えると比放射能は低下する♭ b. 捕集剤を加えると比放射能は上昇する。 c. スカペンジャを加えても比放射能は変わらない。 d. 保持担体を加えても比放射能は変わらなない。 1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 9. 非放射性物質の定量に放射性試薬を用いるのはどれか。 1. 放射分析 2. 放射化分析 3. 同位体交換 4. 放射化学分析 5. 放射線分解 問題 10. 放射化分析について正しいのはどれか。 a. 微量分析ができる。 b. 放射化後の試薬の混入は影響しない。 c. 精度が非常に高い。 d. 目的核種だけが放射化される。 e. 実験室内で簡単にできる。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e
43回(H.3.3,1991),最初に戻る
問題 1. 誤っている組合せはどれか。 1. α崩壊 −−− 232_90Tl→228_88Ra 2. β-崩壊 −−− 69_30Zn→69_31Ga 3. β+崩壊 −−− 227_88Ra→227_89Ac 4. EC −−−−− 131_56Ba→131_55Cs 5. IT −−−−− 99m_43Tc→99_43Tc 問題 2. 正しい組合せはどれか。 a. 18F −−−−− 陰電子崩壊 b. 68Ga −−−−− 陽電子崩壊 c. 81mKr −−−− 核異性体転移 d. 123I −−−−− 軌道電子捕獲 e. 201Tl −−−− 陰電子崩壊   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 3. 正しいのはどれか。 a. 99mTcは核異性体転移によりγ線を放出する。 b. 137Csは陰電子崩壊により137mBaになる。 c. 陽電子は消滅するとき0.511 MeVの陰着子を放出する。 d. 軌道電子捕獲では親核種と娘核種との原子番号に変化はない。 e.オージェ電子は軌道電子捕獲のとき放出される。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 4. 誤っているのはどれか. a. 放射性核種の平均寿命は崩壊定数に比例する。 b. 放射性核種の平均寿命は半減期の1.44倍である。 c. 放射性核種Aが二種類の娘核種B、Cを生むような崩壊を分岐崩壊という。 d. 放射平衡には過渡平衡と永続平衡とがある。 e.永続平衡にある親・娘核種では、娘核種の原子数は親核種の半減期に従って減少する。 1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 5. 質量数A、物理的半減期Tの核種の単位放射能当たりの質量mを求める式で正しいのはどれか。ただし、kは比例定数とする。 1. m=k・A・T 2. m=k・(A/T) 3. m=k・(T/A) 4. m=k・A 5. m=k・T 問題 6. 60Coの崩壊図について正しいのはどれか。 a. 物理的半減期は70.8日である。 b. 1.675MeVと0.864MeVのγ線が出る。 c. 58Feの特性エックス線が出る。 d. 消滅放射線が出る。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 7. 正しいのはどれか。 a. 天然放射性元素は原子番号8l以上に多い。 b. 人工放射性元素は系列崩壊しない。 c. 超ウラン元素は天然に存在しない。 d. Tc及び超ウラン元素は安定同位体をもたない。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 8. 放射性同位元素分離法で誤っている組合せはどれか。 1. 溶媒抽出法 −−−−−−− 分配係数 2. 電気化学的分離法 −−−− イオン化傾向 3. ラジオコロイド法 −−−− 同位体効果 4. クロマトグラム法 −−−− ペーパーストリップ 5. 共沈法 −−−−−−−−− スカベンジャ 問題 9. 標識有機化合物合成法について正し、のはどれか。 a. 放射性化合物が自己の放射線によって分解することがある。 b. 標識位置の確認が必要である. c. 化学合成法は短半減期のラジオアイソトーの標識に適する。 d. 生化学的合成法は複雑な化合物に適する。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 10. オートラジオグラフィについて丑しいのはどれか。 a. コンタクト法はマクロオートラジオグラフィに用いられる。 b. マウント法はミクロオートラジオグラフィに用いられる。 c. ストリップ法は超ミクロオートラジオグラフィに用いられる。 d. l4Cを含む試料には超ミクロオートラジオグラフィが用いられる。 e. 飛跡オートラジオグラフィはミクロオトラジオグラフィの一種である。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e
44回(H.4.3,1992),最初に戻る
問題 1. 中性微子を放出する放射性崩壊はどれか。 a. 軌道電子捕獲 b. 核異性体転位 c. 陰電子崩壊 d. 陽電子崩壊   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 2. 表の中のA〜Eで正しいのはどれか。 1. A -------- 等しい 2. B -------- 等しくない 3. C -------- 等しい 4. D -------- 等しくない 5. E -------- 等しい 問題 3. 核種A(半減期TA)と核種B(半減期TB)とを含む試科の放射能を経時的に測定して図のような曲線を得た。AとBとの関係で正しいのはどれか。 1. Aは親核種、Bは娘核種で半滅期はTATBである。 3. AとBとは親核種と娘枝種とのN係にはなく半薮期はTATBである。 5. Aは親核種、Bは娘核種で半滅期はTA≫TBである。 問題 4. ミルキングで得られる娘核種はどれか。 親核種          娘核種 β+,EC (46.2m) EC (27.7d) a. 51Mn ------------------→ 51Cr -----------------→ EC (288d) β+,EC (68.1m) b. 88Ge ------------------→ 68Ga -----------------→ EC,β+ (80.3h) IT (2.8h) c. 87Y ------------------→ 87mSr-----------------→ β- (28.8y) β-,EC (64.1h) d. 90Sr ------------------→ 90Y -----------------→ β- (25m) β- (80.4d) e. 131Te------------------→ 131I -----------------→   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 5. 90mTcについて正しいのはどれか. a. 90mTcジェネレータから溶出される99mTcO-_4の量は経時的に一定である。 b. 90mTcは軌道電子捕獲によりγ線を放出する。 c. 90mTcジェネレータからミルキングにより90Moの娘核種として99mTcO-_4が得られる。 d. 有機標識するには塩化第一鉄によって還元する。 e. 90mTcは-1価から+7価までの原子価をもつ。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 6. 図は137Csの崩壌形式を示す。137Csの放射能がl0MBqのとき毎秒放出 する光子数はどれか。 1. 6 x l0^5 2.6.22 x l0^6 3.6.62 x 10^6 4. 6.62 x 10^6 5. 1 x 10^7 問題 7. 放射性同位体をトレーサとして用いる場合、注意する事項はどれか。 a. 同位体断面積 b. 同位体効果 c. 放射線効果 d. ラジオコロイドの存在 e. 放射化学的収率 問題 8. 関係のある組合せはどれか。 a. ホットアトム法 -------- 反跳原子 b. イオン交換法 ---------- 担体 c. 同位体交換 ------------ 比放射能 d. 放射分折 -------------- 陽子線 e. ミルキング ------------ 放射平衡   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 9. 中性子による放射化分折について正しいのはどれか。 a. 放射化が少ないほど分析精度は下がる。 b. 微量分折ができる。 c. 放射化後の試薬の混入は影響しない。 d. 目的以外の核種が放射化されることがある。   1. a,c,dのみ  2. a,bのみ  3. b,cのみ  4. dのみ  5. a〜dのすべて 問題 10. オートラジオグラフィについて正しいのはどれか。 a. 放射能の分布状態を記録、保存できる。 b. β線エネルギーは小さい方が鮮明な像を与える。 c. 感度は放射線の種類およびエネルギーに依存する。 d. 無限大時間に放出する全β線数の75%は最初の第一半滅期までに放出する。 e. 鮮明な像を得るためには、露出時問はできるだけ長い方がよい。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e
45回(H.5.3,1993),最初に戻る
問題 1. 核種の生産方法で誤っているのはどれか。 1. 202Hg(n,γ)203Hg 2. 10B(d,n)llC 3. 74Se(n,f)75Se 4. l4N(n,p)l4C 5. l4N(d,n)l50 問題 2. RIの分離に利用されないのはどれか。 1. 共沈法 2. 電気化学的方法 3. 溶媒抽出法 4. イオン交換法 5. 赤外分光法 問題 3. ネプツニウム系列に関して誤っている、のはどれか。 1. 237Npから始まり209Biで終わる。 2. 人工放射性崩壊系列である。 3. 質量は4n+2となる。 4. 237Npの半減期は2.14x10^6年である。 5. 原子炉によって生成される。 問題 4. 物理的半減期が6時間、生物学的半減期が12時問である放射性医薬品の有効半減期として正しいのはどれか。 1. 4時問 2. 6時間 3. 12時間 4. 18時間 5. 72時間 問題 5. 次の放射性核種のうち娘核種も放射性のものはどれか。 1. 45Ca 2. 63Ni 3. 60Co 4. l37CS 5. l25I 問題 6. 核種Aからミルキングで核種Bが得られない組合せはどれか。 核種A 核種B 1. 68Ge -------- 68Ga 2. 87Y --------- 87mSr 3. 226Ra ------- 220Rn 4. 99Mo -------- 99mTc 5. 90Sr -------- 90Y 問題 7. 放射性核種で標識した抗体を利用する検査はどれか。 a. IRMA (イムノラジオメトリックアッセイ) b. RIA (ラジオイムノアッセイ) c. RRA (ラジオレセプタアッセイ) d. CPBA (競合的蛋白結合測定法) e. RID (ラジオイムノディテクション) 問題 8. l3lI及びl23I標識に用いられる方法はどれか。 a. クロラミンT法 b. ヨードゲン法 c. 同位体希釈法 d. 放射化分析法 e. ラクトペルオキシダーゼ法   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 9. 関連の深い組合せはどれか a. l8F-デオキシグルコース ---------- 自動合成装置 b. llC-グルコース ------------------ 光合成 c. 99mTc-赤血球 -------------------- 塩化第一スズによるin vivo標識 d. 99mTc-大凝集アルブミン(MAA) ----- コロイド粒子形成 e. 201Tl-塩化タリウム -------------- 錯体形成   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 10. 正しいのはどれか。 a. 99mTcは核異性体転移によりγ線を放出する。 b. l3lIは陰電子崩壊によりl3lXeになる。 c. 陽電子は消滅するとき0.511MeVの陰電子を放出する。 d. 軌道電子捕獲では親核種と娘核種との原子番号に変化はない。 e. オージェ電子は軌道電子捕獲のとき放出される
46回(H.6.3,1994),最初に戻る
問題 1. 99Mo-9mTcジェネレータについて正しいのはどれか。 a. 99Moをモリプデン酸アンモニウムとしてアルミナのカラムに吸着してある。 b. 抽出には5%プドウ糖溶液を用いる。 c. 一度抽出した後99Moと99mTcとが放射平衡に達するのに約48時間かかる。 d. 親核種99Moはサイクロトロンで製造する。 e. 娘核種99mTcは準安定状態にある。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 2. オートラジオグラフィの特徴で正しいのはどれか。 a. 放射能測定装置を必要としない。・ b. 多くは数分以内に結果が得られる。 c. 定量的評価がしやすい。 d. 結果を半永久的に保存できる。 e. 検出能が高い。   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 3. 核種と崩壊形式との組合せで正しいのはどれか。 a. llC ----------------- β+ b. 67Ga ---------------- EC c. l3C ----------------- α d. 111In --------------- β- e. 201T1 --------------- IT   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 4. 238_92Uは206_82Pbになるまでにα崩壊を何回行うか。 1. 4回 2. 8回 3. 10回 4. 16回 5. 32回 問題 5. RIの分離精製に用いられるのはどれか。 a. イオン交換法 b. 電気泳動法 c. 溶媒抽出法 d. 放射滴定法 e. ホットアトム法   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 6. 核種の製法で誤っているのはどれか。 1. l4N(p,α)IlC 2. 20Ne(d,α)l8F 3. 67Zn(p,2n)67Ga 4. 6Li(n,α)3H 5. 32S(n,p)32P 問題 7. 放射化学の実践的操作に当たって適切なのはどれか。 a. あらかじめcold runにより問題点を調べておく。 b. ゴム手袋は破損のないことを確認した後にはめる。 c. 放射性物質の飛散を避けるため安全ビペッターを使用する。 d. 検査机には吸収性の良いろ紙を直接密着させて敷く。 e. 除染しにくい核種はフード内で扱う。 問題 8. 正しいのはどれか。 1. 自然放射能とは原子炉における核反応の結果、観測される放射能である。 2. 単位面積当たりの原子核の崩壊数を放射能強度という。 3. 半減期の逆数が放射性同位体の平均寿命である。 4. 崩壊して安定した原子核が生じる過程で放射性崩壊の連鎖が起こる。 5. 中位の原子番号以上では、原子核の安定性は質量数が増加するにつれて低下する。 問題 9. オートラジオグラフィの試料作成法でないのはどれか。 1. コンタクト法 2. インバート法 3. スミア法 4. ラジオコロイド法 5. ストリップ法 問題 10. 誤っている組合せはどれか。 1. 放射能 -------------- Bq(s-1) 2. 比放射能 ------------ Bq/m3(s-1・m-3) 3. 放射化断面積 -------- b(m2) 4. 放射能濃度 ---------- Bq/ml(s-1・ml-1) 5. 半減期 -------------- (s)
47回(H.7.3,1995),最初に戻る
問題 1. ポジトロン放出各種はどれか。 1. 11C 2. 13N 3. 17O 4. 32P 5. 35S 問題 2. 図は137Csの崩壊形式を示す。137Csの放射能が10MBqのとき毎秒放出する光子数はどれか。 1. 6.0 x 10^5 2. 6.2 x 10^6 3. 6.6 x 10^6 4. 9.4 x 10^6 5. 1.0 x 10^7 問題 3.生物的半減期が9時間である99mTc標識放射性医薬品の有効半減期にもっとも近いものはどれか。 1. 20分 2. 2時間 3. 4時間 4. 6時間 5. 9時間 問題 4. 放射性検査試験試薬の劣化と防止策との組合せで誤っているものはどれか。 1. 放射線の分子破壊による自己分解-------担体の添加 2. 原子の破壊による自己分解-------------容器表面のシリコン処理 3. 加水分解-----------------------------緩衝液の添加 4. 酸化---------------------------------遮光 5. 細菌の増殖---------------------------フェノールの追加 問題 5. 親核種X、娘核種Yおよび孫核種Zの間の放射平衡を示す図について正しいのはどれか。 a. 曲線Aは全体の放射能の推移を示す。 b. 曲線Cは生成する娘核種の生成と減衰とを示す。 c. 娘核種の半減期は約350時間である。 d. 親核種の半減期は約40時間である。 e. XとYとは永続平衡の状態にある。   1. a,b  2. a,e  3. b,c  4. c,d  5. d,e 問題 6. オートラジオグラフィについて正しいのはどれか。 1. 放射性核種はβ線よりγ線を発するものがよい。 2. 放射性核種の放射線エネルギーは高いほどよい。 3. 露出時間は長いほどよい。 4. 試料は厚いほどよい。 5. 感光乳剤は微粒子のものがよい。 問題 7. RIの分離に用いないのはどれか。 1. 吸光度分析法 2. 共沈法 3. イオン交換法 4. 溶媒抽出法 5. 蒸留法 問題 8. 標識化合物の純度の検定に用いるのはどれか。 a. ラジオコロイド法 b. ディスク電気泳動法 c. カラムクロマトグラフィ法 d. ペーパークロマトグラフィ法 e. ペルオキシダーゼ法   1. a,b,c  2. a,b,e  3. a,d,e  4. b,c,d  5. c,d,e 問題 9. 誤っているのはどれか。 1. 222Rnは化学的に不活性な希ガスである。 2. ウラン系列はα、β壊変を繰り返しながら壊変していく。 3. 40Kはトリウム系列に属する放射性核種である。 4. α壊変はRa以上の原子番号の放射性核種に限る。 5. Tcの同位体は全て放射性同位体である。 問題 10. 核種Aからミルキングで核種Bが得られない組合せはどれか。 1. 68Ge----------68Ga 2. 81Rb----------81mKr 3. 90Sr----------90Y 4. 99Mo----------99mTc 5. 131Te---------131I
48回(H.8.3,1996),最初に戻る
問題 1. 放射性核種と壊変形式との組合わせで誤っているのはどれか。 1. 3H --- β-壊変 2. 99Tc --- 核異性体転移 3. 125I --- 電子捕獲 4. 131I --- β-壊変 5. 226Ra --- α壊変 問題 2. 原子番号が変化しない壊変はどれか。 1. α壊変 2. β+壊変 3. β-壊変 4. 電子捕獲 5. 核異性体転移 問題 3.中性子発生源として使われるのはどれか。 a. Ra-Be線源 b. 60Co線源 c. 6MeVリニアック d. サイクロトロン e. 原子炉 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 4. 27Al(α,n)30Pについて正しいのはどれか。 1. α粒子と中性子とがAlにあたってPができる。 2. α粒子がAlにあたってPができる。 3. 中性子がAlにあたってPができる。 4. α粒子がPにあたってALができる。 5. 中性子がPにあたってALができる。 問題 5. 直接関係ないの組み合わせはどれか。 a. 放射化学的純度 --- 薄層クロマトグラフィ b. 反跳エネルギー --- ホットアトム c. 沈殿法 --- 担体 d. 標識化合物 --- W値 1. a,c,dのみ 2. a,bのみ 3. b,cのみ 4. dのみ 5. a〜dのすべて 問題 6. 放射化合物の標識率の測定に適しているのはどれか。 a. ペーパークロマトグラフィ法 b. 共沈殿 c. 溶媒抽出法 d. 質量分析法 e. 原子吸光法 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 7. 99mTcガスの有効半減期はどれか。ただし、99mTcガスの物理学的半減期 は6時間、生物学的半減期は135時間とする。 1. 5.7時間 2. 6.6時間 3. 22.5時間 4. 129時間 5. 141時間 問題 8. 99m43Tc 1gの放射能(Bq)はおおよそいくらか。ただし、99mTcの物理学的半減期は6時間(壊変定数は3×10^-5 s^-1)、アボガドロ数は6×10^23とする。 1. 1×10^10 2. 3×10^13 3. 2×10^17 4. 2×10^20 5. 5×10^23 問題 9. 検定日時で600MBqある99Mo-99mTcジェネレータで検定日時24時間後に初めてミルキングを行ったときに得られる99mTcの放射能はおおよそいくらか。ただし、99Mo、99mTcの物理学的半減期はそれぞれ66時間、6時間とする。 1. 600MBq 2. 450MBq 3. 300MBq 4. 150MBq 5. 35MBq 問題 10. オートラジグラフィについて誤っているのはどれか。 a. 試料と乳剤膜との密着度が悪いと解像力が低下する。 b. β線のエネルギーが大きいと解像力が悪くなる。 c. 乳剤のハロゲン銀粒子が細かいほど感度が上がる。 d. 乳剤膜が厚いほど解像力が良い。 e. 放射能の強い標本では露出時間を短くする 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e
49回(H.9.3,1997),最初に戻る
問題 1. 原子番号が変化する壊変はどれか。 a. α壊変 b. β^-壊変 c. γ壊変 d. 核異性体転移 e. 電子捕獲 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 2. 正しい組合せはどれか。 a. 14C ----- 電子対生成 b. 60Co ---- 電子捕獲 c. 99mTc --- 核異性体転移 d. 125I ---- 電子捕獲 e. 131I ---- β^-壊変 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 3. 131Iの甲状腺における有効半減期が5日の場合、生物学的半減期はおおよそいくらか。 ただし、131Iの物理的半減期は8日とする。 1. 3日 2. 5日 3. 10日 4. 13日 5. 18日 問題 4. 131Iについて正しいのはどれか。 a. 低エネルギーコリメータを用いて撮像する。 b. 原子炉で生成される。 c. バセドウ病の内服治療に用いられる。 d. 気化するのでフード内で取り扱う。 e. 主にふん便中に排泄される。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 5. 親核種と娘核種の組合せで誤っているのはどれか。 1. 81Rb ----- 81mKr 2. 90Sr ----- 90Y 3. 99Mo ----- 99mTc 4. 113Sn ---- 113mIn 5. 131Te ---- 131I 問題 6. 減衰時間が最も短いシンチレータはどれか。 1. ZnS(Ag) 2. BaO(Tl) 3. CsI(Tl) 4. アントラセン 5. 液体シンチレータ 問題 7. 放射性核種Aが壊変して新しい核種Bとなり、永続平衡が成立するための条件として正しいのはどれか。 ただし、壊変定数はそれぞれλ_a、λ_bとする。 1. λ_b ≪ λ_a 2. λ_b < λ_a 3. λ_b = λ_a 4. λ_b > λ_a 5. λ_b ≫ λ_a 問題 8. 図に示す放射平衡について正しいのはどれか。

a. 過渡平衡の図である。 b. 親核種の半減期は15時間である。 c. 娘核種の半減期は0.8時間である。 d. 曲線Aは全体の放射能を表す。 e. 曲線Cは新たに分離した娘核種の放射能を表す。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 9. 比放射能について正しいのはどれか。 a. 単位重量当たりの放射能で表す。 b. 時間の経過に伴って減少する。 c. 同一の安定同位元素を添加すると減少する。 d. 同一の放射性同位元素を添加すると減少する。 e. 整理食塩液を添加すると減少する。 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 10. 標識率を測る薄層クロマトグラフィで正しいのはどれか。 a. 支持体は乾燥した状態で使用する。 b. 試料を滴下した後、素早く展開槽に移す。 c. 試料は支持体の最下部に滴下する。 d. 展開を終えた後、素早く支持体を測定する。 e. 展開溶媒は使用直前に調整する。 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e


50回(H.10.3,1998),最初に戻る
問題1. 安定同位元素が存在しないのはどれか。 a. Xe(キセノン) b. Tc(テクネシウム) c. Th(トリウム) d. U(ウラン) e. Pb(鉛) 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 2. 壊変後に原子番号が大きくなるのはどれか。 1. α崩壊 2. β-崩壊 3. β+崩壊 4. 電子捕獲 5. 核異性体転移 問題 3. 核反応で正しいのはどれか。 a. 15N(p, n)15O b. 18O(p, n)18F c. 27Al(n, γ)28Ca(n, α)37Ar 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 4. 91Y 50MBq が毎秒放出する光子数はいくつか。 ただし、壊変形式は図に示すとおりとする。 1. 5.0×10^7 2. 1.85×10^6 3. 5.0×10^5 4. 1.85×10^5 5. 2.0×10^4 問題 5. 壊変定数(λ)だけで求められるのはどれか。 a. 物理的半減期 b. 生物学的半減期 c. 有効半減期 d. 壊変原子数 e. 平均寿命 1. a,b 2. a,e 3. b,c 4. c,d 5. d,e 問題 6. 放射壊変について正しいのはどれか。 1. 放射平衡成立には親核種より娘核種の半減期が長いことが条件となる。 2. 放射壊変後の娘核種は安定同位体である。 3. ミルキングが可能となるには親核種または娘核種の一方が気体の必要がある。 4. ミルキング後、再び放射平衡に達する時間はどの核種も1時間以内である。 5. 永続平衡の平衡状態では親核種と娘核種との放射能は等しい。 問題 7. サイクロトロン生産核種はどれか。 a. 18F b. 51Cr c. 60Co d. 123I e. 201Tl 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 8. 不要な放射性同位元素を沈殿させるのはどれか。 1. 同位体担体 2. 非同位体担体 3. 保持担体 4. スカベンジャ 5. 捕集剤 問題 9. 関連のある組合せはどれか。 a. イオン交換法 ――― 担体 b. 溶媒抽出法 ――― アンモニア c. ペーパークロマトグラフ法 ――― 展開液 d. ホットアトム法 ――― 反跳原子 e. ろ紙電気泳動法 ――― 電解液 1. a,b,c 2. a,b,e 3. a,d,e 4. b,c,d 5. c,d,e 問題 10. 誤っている組合せはどれか。 1. 吸収線量 ――― rem 2. 照射線量 ――― C・kg-1 3. 実行線量 ――― Sv 4. カーマ ――― Gy 5. 放射能 ――― Bq
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