加賀谷 斉   都築 晃   
THE BONE 26(1) 39-42 2012年2月
呼吸器疾患のリハビリテーションは主として慢性閉塞性肺疾患が対象であり、プログラムには運動療法、栄養指導、教育を含むべきである。運動療法は下肢および上肢トレーニングの有効性が高い。体重減少は慢性閉塞性肺疾患患者の独立した予後因子であり、標準体重の80%未満では栄養管理を行う。禁煙はすべての慢性呼吸器疾患における治療の基本である。最近は気管支喘息や拘束性換気障害に対してもリハビリテーションが行われるようになってきた。(著者抄録)