三好広尚   乾和郎   芳野純治   山本智支   松浦弘尚   
消化器内視鏡 22(9) 1495-1500 2010年
急性閉塞性化膿性胆管炎(AOSC)は重篤な急性胆管炎であり、緊急胆道ドレナージを速やかに行う必要がある。胆道ドレナージの方法には、内視鏡的胆道ドレナージ(EBD)と経皮経肝的胆道ドレナージ(PTBD)がある。治療選択は偶発症が比較的少ないEBDが第一選択として推奨される。しかし、区域性胆管炎やEBDが困難な場合には、PTBDが第一選択として推奨される。または早期にEBDからPTBDへの移行を考慮する必要がある。AOSCは厳しい状況のなかで胆道ドレナージを実施しなければならないことが多く、救...