原 真介   鈴木 克尚   北本 憲永   
聖隷浜松病院医学雑誌 15(2) 9-13 2015年12月
最近はいくつかの施設で、臨床工学技士(CE)が眼科手術における手術装置の管理などを手掛けているが、当院は最も早くからCEが眼科手術に参入し、必要不可欠な役割を果たしている。そこで、全国の先駆けとして初期からの経験と、現在まで手術がどのように変遷したか、対応内容と効率化について検討した。2004年度のCE本格参入時は468件であった手術件数が2014年度では1,292件と初年度の約2.8倍の手術件数が実施された。白内障では眼科手術機器の進化、手洗い方法の改善、患者さんの入替システムの改善が行...