村松 明日香   神谷 典男   増井 浩史   北本 憲永   
体外循環技術 37(4) 395-399 2010年12月
血小板機能は周術期の止血において重要な役割を担っている。2008年10月~2009年9月までに行った開心術138例で、IMI社製血小板凝集能測定装置:全血式WBAカルナを用いて周術期の6ポイントで血小板凝集能を測定し、血小板数および保存率、体外循環時間、出血量、輸血量などについて血小板凝集能との関係を調査した。結果、体外循環時間、手術時間が長時間になるに従い、血小板凝集は低下する傾向が見られた。周術期に凝集能が低下する割合は、off pump症例よりon pump症例で多かった。血小板数が...