野尻翔,早川和恵,伊達秀樹,鈴木克侍,藤田順之   
中部日本整形外科災害外科学会雑誌 63(2) 329-330 2020年3月
症例1は62歳男で、左足部痛が突然出現し、14時間後に高熱と左足部の発赤・腫脹が出現し救急搬送された。蜂窩織炎の診断で皮膚科に緊急入院し、入院7時間後に敗血症性ショックとなり、腫脹は大腿部まで拡大しLRINECスコア5点であった。入院14時間後にLRINECスコア8点となり、救命のため緊急に左大腿近位部切断を行った。症例2は53歳男で、発熱と右足部痛が突然出現し、13時間後に意識障害とショックバイタルで救急搬送され、壊死性筋膜炎の疑いで皮膚科に緊急入院した。入院時のLRINECスコアは5点...