大塚 圭   才藤 栄一   田辺 茂雄   伊藤 慎英   金田 嘉清   
理学療法 26(4) 513-522 2009年4月
1.脳卒中患者に対する部分免荷トレッドミルの活用について概説する。2.部分免荷トレッドミルは、運動学習理論に基づいて活用することが重要である。3.脳卒中患者に対して使用するトレッドミルとして推奨されるのは、一般的に市販されているものに比べ、歩行面(ベルト面)の前後長が長く、左右幅が広く、さらに速度設定、手すりでの昇降の微調整ができるものである。4.脊髄損傷者を対象とした神経生理学的研究では、脊髄中枢パターン発生器が賦活され筋活動が誘発されるなどと報告されているが、脳卒中患者に関する報告はま...