東田 有智   堀口 高彦   田代 尚樹   佐々木 絢子   江本 夏伯   
アレルギー・免疫 25(12) 1610-1617 2018年11月 [査読有り]
<文献概要>吸入ステロイド薬(ICS)は,気道炎症を鎮静し維持する薬剤として,気管支喘息に対する薬物治療の基本として位置づけられ,ICSの普及率と反比例して喘息死者数は大きく減少した。しかし,ICSによる治療を受けていても喘息コントロール良好を達成できていない患者も存在する。この原因として,服薬アドヒアランス不良や適切でない吸入手技,医師と患者間の喘息コントロール状態の認識のギャップなどが挙げられる。喘息患者が良好なコントロールを達成するためには,医師とメディカルスタッフの連携による喘息病...