近藤 りえ子   堀口 高彦   
アレルギーの臨床 38(4) 339-342 2018年4月 [査読有り]
吸入薬の難しさは、気管支内に薬剤を到達させなければ効果が得られないことにある。患者背景に合った適切な吸入薬が処方されても、自宅で操作方法が間違っていれば期待される効果は不十分となる。そこで本稿では、吸入操作の間違いやすい点と対策、操作方法の理解を深めるためのDVD作成、吸入指導のポイント、口腔内での舌の位置など当教室での吸入指導に対する取り組みについて報告する。特に高齢者喘息には、根気強く繰り返し丁寧な吸入指導が必要である。(著者抄録)