玉置 淳   保澤 総一郎   堀口 高彦   北村 雅裕   永澤 美和   東田 有智   
アレルギー・免疫 25(3) 398-412 2018年2月 [査読有り]
<文献概要>目的:純粋想起型と助成想起型の質問が喘息患者の症状・支障の認識に及ぼす影響を検討する。方法:1年未満に受診歴のある喘息患者を対象としたインターネットアンケート調査データを事後的に解析した。有効回答数は788人であった。結果:喘息患者に単に症状の有無を質問(純粋想起型質問)した場合,症状を自覚した患者は45.8%であった。次に自覚しなかった患者に具体的な症状や症状が生じた状況・きっかけなどの手がかりとなる情報を含む質問(助成想起型質問)をした場合,69.3%(全体の37.6%)が...