高橋菜穂   川戸美由紀   亀井哲也   谷脇弘茂   栗田秀樹   橋本修二   
厚生の指標 54(2) 24-27 2007年2月
目的 胃がんと肺がんにおいて,人口構成の変化を調整した上で,死亡率と罹患率とともに,死亡年齢と罹患年齢の年次推移を検討した。方法 1975〜1999年の性・年齢階級別の死亡数と罹患数から,年齢調整死亡率,年齢調整罹患率,調整平均死亡年齢と調整平均罹患年齢を算出した。結果 胃がんにおいて,1999年の平均死亡年齢は男で70.9歳と女で73.0歳,平均罹患年齢は男で67.7歳と女で69.7歳であった。年齢調整死亡率と年齢調整罹患率は年次とともに低下傾向,調整平均死亡年齢と調整平均罹患年齢は上昇...