石川 達也   榛村 重人   島崎 潤   臼井 あけ美   篠崎 尚史   深川 和己   吉田 悟   斉藤 一郎   藤島 浩   高野 洋之   坪田 一男   
歯科学報 104(1) 7-15 2004年2月
コラーゲンを含む天然ポリマーと合成ポリマーを用いて,角膜を再構築できるかを検証した.移植用ポリマーのプロトタイプを,家兎の移植モデルで生体適合性を評価した.動物の移植モデルは完成し,高い再現性を持ってポリマーの移植を行うことが可能となった.コラーゲンを用いたポリマーは生体適合性に優れていたが,安定性において問題があった.これは,角膜上皮と実質細胞が活性化されていることに起因していると考えられ,グリコサミノグリカンやV型コラーゲンなど,角膜に存在する他の成分も配合する必要がある.また,羊膜を...