大脇 晶子   関谷 隆夫   野田 佳照   宮崎 純   石井 梨沙   岡本 治美   宮村 浩徳   南 元人   西尾 永司   西澤 春紀   藤井 多久磨   
東海産科婦人科学会雑誌 51 105-113 2015年2月 [査読有り]
本邦の周産期死亡率は4.1と世界で最も低いが、さらに周産期予後を向上させる為には、早産に対する慎重な対応が必要である。そこで、当施設の現状を検証し、超早産児の周産期予後向上を目的として、妊娠28週未満の早産例の臨床所見について検討した。方法は、2007年4月から2013年3月までの6年間に分娩管理を行った2997例のうち、妊娠28週0日未満で分娩に至った双胎妊娠を含む母体42例と新生児46例を対象として、妊娠分娩記録と母児の診療録をもとに周産期予後を検討した。なお、染色体異常、胎児奇形は対...