和田義敬   諸富伸夫   川手信行   飯島伸介   飯田守   
Journal of clinical rehabilitation 27(12) 1238-1242 2018年11月 [査読有り]
症例は26歳女性で、痙攣発作があり、レベチラセタムを静脈内投与され経過観察となった。その後、自宅で再度痙攣発作があり、自己免疫性脳炎として治療を開始された。全身精査時に右卵巣奇形腫が疑われた。卵巣奇形腫の診断には至らなかったが、抗NMDA受容体脳炎と診断され、ステロイドパルス療法、血漿交換を施行された。発症54日目に当院回復期リハ病棟に転院した。訓練は入院当日より理学療法・作業療法・言語聴覚療法を開始した。特に記憶障害、注意障害に対して、直接刺激法で反復課題を用いて本人が苦手と感じる語想起...