医療の質に直結する申し送りに注目。真心あふれる対応も刺激に | 藤田医科大学 高校生向け特設サイト

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臨床実習の魅力

臨床実習の魅力

医療の質に直結する申し送りに注目
真心あふれる対応も刺激に

医学部 医学科 3年

N.H

看護師の夜勤業務を体験しながら病院や患者さんの様子を知る

夜勤実習では、オムツやベッドシーツの交換を手伝ったり、患者さんの見回りを経験させていただきました。とくに印象的だったのが申し送りです。事前に先生から「勤務帯が切り替わる際に行う職務と情報の引き継ぎにも注目するように」とアドバイスをいただいていたので、その仕組みと意義なども考えながら臨みました。看護師の皆さんは申し送りの際、一人ひとりの患者さんについて、処置の記録だけでなく、心身の状態や会話の内容に至るまで、電子カルテを用いて細やかに報告・共有していました。同じ看護師が24時間勤務しているかのように看護の質を一定に保ち、他の時間帯での様子をふまえながら職務を遂行できるシステムに感心しました。

臨床実習の魅力

医療人としての姿勢と意識、誠意あるやりとりなど学ぶことばかり

患者さんに対する看護師の丁寧な態度も印象に残っています。声をかけて処置を行うことで患者さんの不安をやわらげ、説明も分かりやすく、さらに、カルテにしっかりと目を通し、自分で確認すべきことを見つけるなど、あらゆる点に配慮して慎重に業務と向き合っていました。患者さんとのやりとりを見ているだけでも誠意を感じ、私も真心を持って患者さんと接することができるようになりたいと思いました。
1年次の実習と比べ、夜勤実習は長時間にわたって同じ病棟にいます。そのため、医師や看護師が患者さんの昼間の様子や処置に考慮しながら深夜まで業務にあたる姿を見ることができ、医療人の姿勢と意識を肌で感じ取った貴重な経験になりました。別の医療職の視点から現場を見たことで、他職種連携の重要性をより実感することができました。

患者さんの背景や心情なども察し、気配りのできる医師になりたい

私が藤田医科大学に入学を決めた理由は、充実した臨床実習と学習設備に惹かれたからです。今回の実習は、看護師の夜勤業務に同行させていただきましたが、1年次に行う実習では、病院内のさまざまな職種について学ぶ機会があります。チーム医療を意識したカリキュラムは、藤田医科大学の魅力のひとつだと思います。
医療の進歩や生活の改善により、平均寿命が長くなったことで、次なる課題として、死を迎えるまでのQOL(クオリティオブライフ)や、健康寿命を重視する人が増えています。そういったことも踏まえ、公衆衛生の分野に興味を持つようになりました。一般的な職務の範疇に留まらず、患者さんの背景や心情を察してそれらに配慮でき、臨床現場で広くアンテナを張れる医師をめざしていきたいと思います。

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