質の高い看護を維持する申し送りや患者との関わり方に注目 | 藤田医科大学 高校生向け特設サイト

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臨床実習の魅力

臨床実習の魅力

質の高い看護を維持する申し送りや患者との関わり方に注目

医学部 医学科 2年

Y.A

相手に合わせた関わり方を看護師の仕事から学ぶ

藤田医科大学病院の眼科病棟にて経験した夜勤実習では、申し送りや配膳、夜間の見回り、深夜の事務仕事など、看護師の夜間業務について理解を深めました。実習で気づいたのは、看護師が患者さんの年齢や性格など、その人の個性に合わせて話し方を工夫していたことです。そのことを看護師さんに詳しく尋ねると、高齢の患者さんに対しては簡潔で気さくな言葉づかいで和やかな雰囲気を作ると共に、認知機能が低下している方もいるためわかりやすさを重視し、すでに自立している若い患者さんには過度に干渉せず、より丁寧な口調で話していると教えてくださり、快適な入院生活のために1人ひとりに応じたコミュニケーションを工夫していることに感銘を受けました。

臨床実習の魅力

簡潔で的確な申し送りから情報伝達の大切さを実感

夜間業務の中でも特に印象に残っているのは、申し送りです。私が見学した申し送りでは受け持ち患者さんの心身の細かな変化やニーズ、見回り時に気がついたことなどを報告しており、担当の看護師さんが変わった後も質の高い看護が提供できる体制が整っていました。今後は医療の現場でも働き方改革が進み、主治医制から複数担当医制に移行される医療機関が増えることが考えられます。複数の医師が1人の患者さんを診る体制では、情報の共有や医療の質の維持などが課題となると思います。その課題に向き合うためにも、医療従事者の中でもっとも患者さんに近い位置で接する看護師さんの情報伝達の仕方を勉強できたことはとても有意義でした。

国際基準を満たす環境での学びを将来の力へと変えていく

藤田医科大学の臨床実習は充実した環境と熱心な指導力が魅力だと思います。隣接する藤田医科大学病院は日本最高峰の設備を誇っており、特に第一教育病院は患者の安全性や医療の質、院内の改善活動などを評価するJCI認証を受けています。これは世界で最も厳しい基準といわれており、そんな国際基準をクリアした環境で実習ができることは大きな強み。将来、医療の最前線で活躍するための最新知識や技術を身につけることができます。また病院の先生方は教育熱心な方ばかりで、いつも丁寧にご指導いただいています。恵まれた環境で実習できることに感謝し、ここでの学びを着実に力にしてきたいと思います。

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