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臨床実習の魅力

臨床実習の魅力

現場で活躍する医師に同行し、
治療技術や医師としての考え方を学ぶ

医学部 医学科 2年

K.K

医師の働きを間近で見学し、医療従事者としての意識の高さを実感

2年次の臨床実習「プロフェッショナリズム Ⅱ」では、実習先となる診療科にて、医師に同行して実際の勤務を見学します。私は併設する藤田医科大学病院の形成外科で医師の外来診察を見学しました。診察時の患者さんとのコミュニケーションや他職種との連携など、円滑な医療を提供するための働き方を知ることができ、さらに、医師がチーム医療の中でどのようにリーダーシップを発揮しているかを学びました。印象的だったのは、どのようなことを意識して働いているかと質問した時に「医師は患者さんだけでなく、共に働く人のことを考えて敬意をもって働く必要がある」と強調されたことです。仲間を敬う姿勢を学び、また現場の医師の働きを間近で感じることで、目指す医師像や将来の専門分野を考えるきっかけになりました。

臨床実習の魅力

患者さんの生活や考えを尊重して治療を考える

臨床実習で印象的だったのは、術後の上半身に傷跡が残る患者さんに対し、医師が皮膚移植を望むか尋ねていたことです。手術が成功しても、半袖になるとその傷跡が目立ちます。そこで医師は術後の経過を見ながら、もとの生活に戻れるように傷跡の治療も提案していたのです。医師として、患者の生死に関わるだけでなく、その人にとって当たり前の生活を守ることも治療のひとつであることを考えさせられました。
もう1つは、幼い頃から治療を続けてきた高校生の患者さんとその家族に対して、「今後も治療を続けるかは患者さん本人が決めていく方がいい」と伝えていたことです。長期治療は患者さんのの生活の一部にもなります。患者さん本人がどのような気持ちで治療に臨むかを明確にすることの重要性を学びました。

歳をとっても自分らしく生きる社会づくりに貢献したい!

1年次の臨床実習で学んだ他職種の働き方をもとに、2年次の臨床実習では現場の医師の他職種に対するコミュニケーションが学べました。さらに2年次になると医学についての講義が増え、基礎医学の知識が積み上がっていることを実感します。
今後は少子高齢化が進み、医療のあり方も変化が求められるでしょう。医療の質を高め、健康寿命を伸ばすことで高齢化に伴う次世代の負担を軽減できると考えています。これからは歳を重ねても自分らしい生き方が続けられるような社会づくりが大切。私はそこに貢献できる医師になりたいと考えています。藤田医科大学は多様な症例と最新の医療技術に触れることができます。この環境をいかし、理想の医師像を目指して励んでいきたいです。

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