担当患者さんとの関わりから傾聴の姿勢を学ぶ
4年次からの臨床実習では、呼吸器内科に赴き、担当患者さんの回診やカルテ入力、気管支鏡検査、カンファレンスの参加など、医師としての仕事を直接体験します。印象に残っているのは、肺がんを患う患者さんの治療を決定する際のこと。医師は、患者さんの体調や体力、投薬の副作用で感じていた苦痛など丁寧に傾聴しており、たくさんの治療法から患者さんの状況に合わせた治療方針を考えていることが伝わりました。このような関わりがあるからこそ、治療中も患者さんの身体的・精神的なQOLを保つことができます。また患者さん自身も疾患や薬の副作用についてしっかり理解する必要があります。治療に先立って適切なインフォームコンセントを行うためにも、医師と患者さんの信頼関係は欠かせないと思いました。


