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臨床実習の魅力

臨床実習の魅力

手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた手術など臨床医のもとで技術と姿勢を学ぶ

医学部 医学科 4年

R.T

診察から治療・手術まで医療チームの一員として医師の仕事を体験!

「クリニカル・クラークシップ(ポリクリ)」では、カンファレンスに参加して指導医と共に治療方針を考え、患者さんを診察・回診・処置などで医師の業務を体験します。私は藤田医科大学病院の心臓血管外科と消化器外科にて、開胸・開腹手術から腹腔鏡手術、最新のロボット支援手術まで、多くの手術の術野に入って指導を受け、手技や術式を学びました。手術中は外科医や麻酔科医、看護師、臨床工学技師に混じって血圧や体温、酸素飽和度などのバイタルサインや心電図、出血の有無を確認して手術の安全確保に務めた時は「自分も医療チームの一員なんだ」と職務へのやりがいを実感。また手術前は心身ともに苦しい思いをしていた患者さんが、術後の回診で笑顔で会話したり、元気にリハビリに取り組んでいる姿を見るとホッとして、手術は病気を治療するだけでなく、精神的な苦痛を和らげ、生きる活力を取り戻す力があると思いました。

臨床実習の魅力

手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた手術を見学し、最先端医療に触れる

藤田医科大学病院は国内最大の病床数を誇り、症例数も多く、たくさんの患者さんから学ばせていただけます。先進的な医療設備が整っているため、臨床実習で高度な医療を体験することができるのも大きな魅力。消化器外科の臨床実習では、手術支援ロボット「ダビンチ」を用いた手術に立ち会うことができ、貴重な体験ができました。この手術では、術者はコンソールと呼ばれる操作ボックスに座り、ロボットアームを操作します。私は術者とは別のコンソールに座り、術者と同じ立体画像を見学。ロボットアームに装着された鉗子は細かい動きが可能で、患者さんの負担や合併症のリスクを低減できるダビンチ手術の利点を実感。このように学生の頃から最新の手術や治療を学び、将来の医師としてのスキルを磨くことができるのは本学の魅力だと思います。

医師と共に診療を行い、医師としての振る舞いを身につける

4年次になると、臨床実習を通じて実際の診療を経験する機会が増えました。医師と共に診療を行い、患者さんとコミュニケーションを取ることで、これまでの学びで得た知識が臨床現場と結びつき、より深い理解と学びを得ています。現場では患者さんとの良好な関係性を築くことも大切で、こうした医学的知識以外の医師としての振る舞いは、臨床でしか学ぶことができません。将来は患者さんに一人ひとりに寄り添うことができる誠実な医師になるのが目標。患者さんを治療することはもちろん、身体、精神、社会的な要素も含めて総合的に考慮し「全人的医療」をおこなえるようになりたいと思います。そのためには、患者さんの希望や背景を十分に理解し、患者本人やその家族に誠実に向き合うことが大切だと考えています。

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