臨床現場でしか学べないことに触れより深く医学を理解できるように | 藤田医科大学 高校生向け特設サイト

藤田医科大学 高校生向け特設サイト

臨床実習の魅力

臨床実習の魅力

臨床現場でしか学べないことに触れ
より深く医学を理解できるように

医学部 医学科 卒業

Y.S

訪問診療にも同行し在宅医療で重要なことを知る

各診療科で臨床実習を重ねています。市中病院の実習では、訪問診療に同行しました。在宅医療は、疾患だけでなく患者さんのバックグラウンドも考慮して、診察しなければならないことが印象的でした。患者さんはそれぞれに問題を抱えているため、同じ疾患であっても同じ治療をすることはできません。本人の病気に対する考え方や希望、同居する家族の意向は一般的な医療現場でも大切ですが、在宅医療の場合は患者さんの生活に密着しているため、個々の意向に沿った診察や診療が特に重要だと思いました。
また、ご家族の熱心さにも驚きました。介護疲れや高齢者虐待などの言葉をよく耳にしますが、在宅で患者さんをケアするご家族は、みなさん一生懸命に看病しています。今回の実習ではデイサービスやショートステイ、レスパイト入院などの施設や制度があることを学び、介護する側へのサポートの必要性も実感しました。

臨床実習の魅力

日々の臨床実習を通して医学的な知識が深まっていく

消化器外科では、ダビンチに触れるなど、操作練習用のプログラムを体験し、外科領域でロボット技術が急速に進んでいることを身をもって感じました。リハビリテーション科では、藤田医科大学がトヨタ自動車と共同開発した下肢麻痺用の訓練機器を使い、脳梗塞後の患者さんが歩行訓練を行う様子を見学。リハビリには患者さんの頑張りが欠かせませんが、それを最新技術でサポートしていることに感動しました。
さらに感染症科の臨床実習では、毎日の回診で身体診察も経験。点状出血の個数がわずかに増えているなど、意識しなければ見逃してしまうサインを見つける方法や、その重要性について勉強できました。
患者さんとのコミュニケーションにも慣れ、話し方以外にも目を合わせて話すなどの工夫が大切だとわかりました。患者さんが望みや不安を打ち明けてくれると「頼られている!」と嬉しい気持ちになります。

最新の設備と症例数を誇る環境で幅の広い疾患を学んだ経験が力に

本学の魅力は、最新の医療設備と圧倒的な症例数を誇る環境で学べることです。ダビンチを使ったロボット手術の操作練習をはじめ、学生でも最先端医療に触れることができます。最先端の医療に触れられることは、将来の進路を考える上でも意味のあることだと思います。また病床数が多いため、幅広い疾患を学ぶことができました。
将来は、患者さんに寄り添える医師が目標です。病院を訪れる際、患者さんは不安な気持ちや、これから先どうしようといった困惑を抱えています。それらをよく理解し、一人ひとりに最適なアプローチができるようになりたいと考えます。病気だけではなく、仕事など社会的な側面や精神面なども理解し、一人の人間として患者さんと向き合っていきたいと思っています。

臨床実習の魅力