最新設備や数多くの症例に触れ、臨床現場で医療のリアルを学ぶ | 藤田医科大学 高校生向け特設サイト

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臨床実習の魅力

臨床実習の魅力

最新設備や数多くの症例に触れ、
臨床現場で医療のリアルを学ぶ

医学部 医学科 6年

H.O

実際の医療行為を体験し、処置1つ1つの意味を知る

呼吸器外科での臨床実習では、手術を見学し、回診時のガーゼ交換やドレーン抜去などの術後処置を体験。病棟回診で術後に抜去したドレーン留置部をガーゼとテープで圧迫する処置を行った際には、テープの貼り方次第で患者さんの皮膚に異常を起こすことがあると教えていただきました。外科は手術をして終わりではなく、患者さんが退院するまでのすべての処置が重要であり、先生方の行う処置の1つ1つに意味があるということに気づかされました。また皮膚科の外来では初診の患者さんへの予診を担当。患者さんから必要な情報を聞くためには、どのような話し方をすればいいか悩みました。それに対して先生方は、患者さんと上手に目線を合わせ、気さくにコミュニケーションをとって話しやすい雰囲気を作っており、こうしたことは現場でしか学べないと思いました。

臨床実習の魅力

最新設備や数々の症例を見た経験が将来の実践力につながる

ダビンチの手術に参加したことも非常にいい経験になりました。私は、術者が見ている立体画像を、術者とは別のコンソールから見学。遠隔手術は今後の医療の発展に欠かせない技術として大変興味を持っていたこともあり、手術の様子をしっかりと自分の目で確かめられたことが嬉しかったです。患者さんの負担を軽くできるダビンチ手術の可能性を感じるとともに、胸腔鏡や開胸で行われる手術との違いを学べました。
また実習先の藤田医科大学病院は地域の中核を担う病院として、多くの人たちの医療に関わっています。そのため臨床にはさまざまな疾患を抱える患者さんが訪れます。同じ疾患でも患者さんによって症状が異なることもあり、数多くの症例に触れることができたことも、将来、大いに役立つと思います。

チーム医療で欠かせない情報伝達力や判断力を磨く

クリニカル・クラークシップではカンファレンスにも参加します。4年次にはじめて体験したクリニカル・クラークシップでは、患者さんにとってどんな情報が重要であるか取捨選択できず、患者さんの問題点として共有しておきたいことと医師が知りたいことを簡潔にまとめることに苦戦。プレゼンテーションで不必要な情報も発表することがありました。しかし、5年次になって何度もプレゼンテーションの機会をいただき、患者さんの病態や現在の状況について、どんな情報を伝えるべきかが少しずつ判断できるようになり、実習での学びが自身の成長につながっていると実感します。
今後も学びを深め、病気を治すだけでなく、患者さんが気軽に相談でききるような、安心感のある医師になりたいです。

臨床実習の魅力