担当教員からのご挨拶
「地域医療薬学研究室」
客員教授 山村恵子
客員教授 山村恵子
「地域医療薬学研究室」は在宅医療と「かかりつけ薬局」に必要とされる専門的な薬学的思考を基盤とした、先駆的な医療薬学研究を展開することを目的として株式会社ファーマアシストのご寄付により2025年4月に開設されました。現在の薬物治療の進歩には目をみはるばかりです。大切な命を救う薬に正しい情報を付けて患者さんに安全に使っていただくことで薬は本来の効果を発揮することができます。しかし、世に出てきたばかりの薬には使う側の患者さんにとって必要な情報が少ないことも事実です。薬局から医薬品情報のエビデンスを発信することで地域医療の中での薬剤師の役割を明確にし、国民から頼られる薬局の実現を目指します。
共同研究者からのご挨拶
「地域医療薬学研究室」
ファーマアシスト代表取締役社長 遠田 宙
ファーマアシスト代表取締役社長 遠田 宙
株式会社ファーマアシストは在宅医療「介護施設」で活躍する薬剤師の資質向上に力を注いでいる保険薬局です。在宅医療において薬剤師は医師の訪問診療に同行し、患者さんの服用しやすい剤形、用法の簡素化、残薬の調整、薬の見直しの提案など多岐に渡る薬の情報提供を行っています。特に、高齢入居者の多い施設において長期に渡り服用している認知症治療薬の中止時期の探索は大切な役割と考えます。このような役割を担うために薬剤師は、患者さんを取り巻くすべての職種の方と円滑な情報共有を行える能力が求められます。
地域医療に貢献する薬剤師の実力の向上のため、共同研究の場を通して薬学的思考を基盤とした医療の知識を備えることを目指します。
地域医療に貢献する薬剤師の実力の向上のため、共同研究の場を通して薬学的思考を基盤とした医療の知識を備えることを目指します。