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事業紹介



ごあいさつ

事業統括 藤田医科大学
精神・神経病態解明センター副センター長/大学院医学研究科教授

永井 拓
近年、研修医制度・専門医制度やコメディカル専門資格の充実化により臨床業務に従事する医療者の医療技術レベルは向上しましたが、医療系学部出身の研究者が激減しています。また、従来の大学院教育は、教育内容が不明確であることや社会との結びつきが欠如しており、大学院終了後のキャリアパスも不透明です。これらの状況を打破するためには、大学院教育のあり方を見直し、組織的な改革を図る必要があります。
藤田医科大学は、医学部と医療科学部、保健衛生学部を傘下にもつ医療系総合大学です。日本の医療を牽引する拠点となるため、本学では、特色であり強みでもある精神・神経、腫瘍医学、感染症、再生医療、医科学の分野に焦点をあてた5つの研究センターを設置し、最先端医療提供への橋渡しとなる基礎と臨床の双方向性トランスレーショナル研究を推進するとともに、自走化も含めた種々のシステム改革を行なっています。
同時に、ジェンダーバランスを考慮した「多種多様な若手人材の成長と活躍を支援するシステム」の構築にも取り組んでいます。これらのシステム改革の取り組みで得られた成果やノウハウを本プログラムに導入して、「多様性に富んだ人材のキャリアパス形成」を構築し、海外留学・海外派遣研修で培われた経験を次世代に継承して「グローバル人材による頭脳循環」を図り、「未来医療を創造するサステナブル研究の実現」へ繋げます。

本プログラム修了生が、習得したスキルを発揮して多分野(産官学起)で即戦力として社会で活躍する人材となることを期待します。

事業の概要

英語表現、先端研究技術、コミュニケーション能力などのトランスファラブルスキルを習得し、選抜学生が様々な研究分野や業界で成功が実現できるよう、キャリアの柔軟性を高める。
またキャリアパスに応じた養成・育成プログラムを実施することで選抜学生が優れた専門性を身につけられるようにする。 
 生活支援・研究
研究奨励費を支援して選抜学生が研究に専念できる環境を整備。
また、研究費を支援し、選抜学生が分野融合型研究を実施できるようにする。
 インターンシップ
大学院生の研究者としての個人の成長やキャリアに繋げることを目標とする。
自身の興味や適性を確認し、将来のキャリアパスを明確にする。
 国際化
海外の研究機関での経験を通じて、新たな研究分野やトピックに触れ、自身の研究の幅を広げられるような機会を設ける。
具体的には、海外研究室で専門知識と技術の習得、異なる視点やアプローチの理解、国際的なネットワーキングの構築、研究機関独自の研究資源に関する知識、言語能力の向上を目標とする。
 トランスファラブルスキル
様々な研究分野や業界で成功が実現できるようにキャリアの柔軟性を高める。
具体的には、他者と協力するコミュニケーション能力や複雑な問題を分析し、解決策を見つける問題解決能力を習得する。
心身共にリフレッシュできる日常とは異なる環境で、学生や若手研究者同士が研究成果やアイデアについて情報交換し親睦を深めるために、年に一度夏から秋頃に1泊2日の合宿形式でリトリートを開催。
 アントレ教育
起業をはじめとした多様なキャリアへの関心と理解を深める。
自らの人生を自らの手で切り開く主体的な姿勢を身に付け、前向きにチャレンジし、失敗も自分で乗り越えていく姿勢を身に付ける。

MeRIT

Medical Research Innovators of Tomorrow Program
藤田医科大学大学院では、2025年度より、博士課程及び博士後期課程学生の挑戦を支援する「独創力で医療研究の新時代を切り拓く次世代研究者育成プログラム(MeRIT)」を立ち上げ、大学院博士課程・博士後期課程に「MeRITコース」を開設しました。
このプログラムは、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「次世代研究者挑戦的研究プログラム」に採択され、該当大学院生に対する各種支援を実施いたします。本コースでは、多分野(産官学起)で即戦力として活躍する人材を輩出することを目的としています。

支援内容

1 研究奨励費(生活費相当額)
240万円/年(20万円/月)
2 研究費 20万円/年
3 キャリア支援 短期海外留学
国内研究インターンシップ
英語によるプレゼンテーションとサイエンスライティング教育
テクニカルトレーニング
リトリート等
 支援期間
最大4年間(3年制の場合は3年間)

コースの概要

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