この度、平成23年度日本産業衛生学会東海地方会学会を、藤田保健衛生大学医学部公衆衛生学講座の主催により、平成23年11月5日(土)、藤田保健衛生大学において開催致します。愛知県医師会および日本産業衛生学会産業看護部会の共催となっております。
午前の一般演題の部(10:10~12:00 生涯教育研修センター9階 901、10階 1001)では、産業保健に関する多様な内容の演題(職場健康管理、産業疲労・メンタルヘルス、化学物質等)が予定されております。
午後の特別講演の部(13:10~16:10 医学部1号館5階500人ホール)では3つの特別講演を予定しております。
講演1では、「勤労者のメンタルヘルスにおける睡眠と体内リズム-早期発見・治療への応用-」と題して、藤田保健衛生大学医学部精神神経科学准教授の北島剛司先生より、うつ病・双極性障害などの気分障害が回復困難となる重要な要因としての睡眠障害の問題について、その早期発見と対処のポイントや、気分障害との関係などを中心にお話頂く予定です。
講演2では、「双極性障害のリワークの実際-社会リズムへの介入と集団での心理教育-」のタイトルで、仁大クリニック院長の奥山真司先生に、うつ状態による長期休務者の復職支援で注目されている双極性障害のリワーク・プログラムについて、社会リズムへの介入や集団での心理教育など、数々の復職に向けた具体的工夫を交えて分かりやすくお話頂きます。
講演3では、「職場で注意が必要な皮膚アレルギーの知識と対策」の題で、藤田保健衛生大学医学部皮膚科学教授の松永佳世子先生から、かぶれ、ラテックスアレルギー、運動誘発アナフィラキシー、アトピー性皮膚炎など、職場で注意が必要な皮膚アレルギーの知識と対策について、身近な事例に基づいてお話頂く予定です。
午後の特別企画(特別講演1~3)は日本医師会認定産業医研修会(生涯専門3単位)と日本産業衛生学会産業看護職継続教育システム実カアップコース(3単位)を兼ねておりますので、単位取得を希望される方々のご参加を呼びかけます。日本産業衛生学会の会員以外の方も参加可能です(参加費:学会員1,000円、非学会員2,000円)。
多数の方々のご参加をお待ちしております。
平成23年11月5日
平成23年度日本産業衛生学会東海地方会学会
藤田保健衛生大学医学部公衆衛生学
学会長 小野 雄一郎