アレルギー情報ステーション

アトピー性皮膚炎の部屋

アトピー性皮膚炎の症状

このような症状がよくなったり悪くなったりしながら長期にわたり続いていませんか?
アトピーの青年
  • 夏に汗をかくとかゆい
  • 冬に乾燥するとかゆい
  • 季節の変わり目にかゆい
  • 季節に関係なくかゆい
  • 夜中もかいてしまう
  • 特に、首、肘、ひざの裏がかゆい
  • 目のまわりをかいてしまう。
  • 皮膚がごわごわしている
  • 皮膚が乾燥しやすい

アトピーの症状1 アトピーの症状2
このような症状が続く場合は。。。 アトピー性皮膚炎かもしれません

アトピー性皮膚炎は適切な治療により皮膚炎をよい状態に保つことができる疾患です。治療により赤みや痒みをなくし、保湿剤などを併用していくことが大切です。 4週間程度外用を行っても皮疹の改善がみられない場合や重症の患者さんは皮膚科専門医を受診するとよいでしょう。

アトピー性皮膚炎診断基準

背中の写真
    • 1)瘙痒
    • 2)特徴的皮疹と分布
    • 3)慢性・反復性経過

上記、3基本項目を満たすものを、症状の軽重を問わずアトピー性皮膚炎と診断する。 疑診例では急性あるいは慢性の湿疹とし、年齢や経過を参考にして診断する。

日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン

日皮会誌:118(3),325—342,2008

アトピー性皮膚炎は、湿疹の状態とその経過から総合的に診断されます。

アトピー性皮膚炎の診療

診断から治療の流れ

アトピー性皮膚炎は、薬剤を用いた治療のみではうまく改善しません。 薬物療法、スキンケア、悪化因子への対策 を適切に継続して行っていくことが患者さんの予後に影響します。 医師のみでなく、専門的な看護師、薬剤師、小児アレルギーエデュケーター、臨床心理士などが連携する医療体制が必要です。

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アトピー性皮膚炎の治療の目標

治療の目標は、患者さんが次のような状態に到達することにあります。

    • (1)症状はない、あるいはあっても軽微であり、日常生活に支障がなく、薬物療法もあまり必要としない。

    • (2)軽微ないし軽度の症状は持続するも、急性に悪化することはまれで悪化しても遷延することはない。

日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン
日皮会誌:118(3),325—342,2008(平20)

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン

専門医への受診

こういう場合はアレルギー専門医への受診をお勧めします。
アトピーの青年1
    • ●治療を受けているがずっと治らない。
    • ●徐々に湿疹や痒みが悪化している。
    • ●ずっと目やまぶたをかいている。

このような症状が続いている患者さんは、皮膚科専門医への受診が勧められます。


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アトピー性皮膚炎に誘発される眼病変
アトピーの青年2

からだも掻いているが、目もよく掻いているという方には、眼科への受診をお勧めします。


円錐角膜:慢性的な目のかゆみのため、目をこすっていると、角膜実質が薄くなり、円錐角膜を発症するとされています。疾患の約26~30%の患者さんでアトピー性皮膚炎を合併しています。

角結膜炎(春季カタル):70%以上の患者さんはアトピー性皮膚炎を合併しています。点状表層角膜症、角膜びらん、潰瘍、角膜の混濁、血管侵入などの重い角膜障害を合併して視力にも影響します。

白内障:アトピー性皮膚炎の白内障の合併率は10~37%であり、大多数は20代に発症します。

網膜剥離:アトピー性皮膚炎の約1~8%が合併し、顔面のアトピー性皮膚炎が重症であるほど合併しやすい傾向があります。好発年齢は10代後半~20代です。