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JAPCOについて


設立趣旨

着床前遺伝学的検査(PGT; Preimplantation Genetic Testing)を不妊治療の高い実績のある「診療施設」と、精度の高い分析技術を持つ「解析施設」との間での共同研究として行い、至適なプロトコールによるPGTをタイムリーに患者さんにお届けする目的で、PGTコンソーシアム (JAPCO; Japan PGT Consortium)を設立しました。

背景

近年のPGTの技術の進歩はめざましいものがあり、成績が向上しています。割球生検から胚盤胞生検へ、FISH法からマイクロアレイ、そして次世代シーケンスへと技術が進歩し、診断精度や網羅性が高まったことがその理由です。そこで、それぞれ技術の専門性が高まったことを受けて、PGTの診療施設と解析施設との密接なコラボレーションが重要となりました。また、日本で最初に日本産科婦人科学会が「着床前診断に関する見解」をガイドラインとして発出したのが1998年ですが、時代の流れの中でPGTの適応に関する考え方も変化しつつあります。こうした時代の要請を受け、診療施設と解析施設、各方面の専門家が最新の情報を交換し、最新の技術を取り入れながらPGTの診療や研究、教育を進めていく必要が増し、JAPCOの設立に至りました。

活動内容

• 高水準なプロトコールによる共同診療体制をオールジャパンで構築し、PGTを必要とするご夫婦に提供します。
• より診断精度の高い遺伝子・染色体解析手法を目指したPGT解析プロトコールの至適化、さらには、無侵襲的なPGTなど最新のPGT技術の開発研究をおこない、必要とするご夫婦に研究成果を提供します。
• 解析データや臨床情報を集約し、種々の臨床的パラメーターと治療成績との関連についての臨床研究を行い、よりよいPGT診療を目指します。
• 一般の生殖医療の保険診療化に伴って、PGTを希望されるご夫婦に、PGTをより身近に届けれるよう、先進医療、そして最終的にはPGT全般の保険診療化を目指します。
• 妊娠・出産後も含めた長期間のフォローアップにより、長期的に安心できるPGTを目指します。
• 共同研究には、学会認定の認定遺伝カウンセラーや臨床細胞遺伝学認定士が数多く参加しており、診療施設や患者さんからの疑問にタイムリーにお答えします。
• 一般社会へPGTに関するより正確な情報発信を行い、PGTリテラシーの向上を目指します。


活動

2017年7月21日 第1回JAPCO会議(鳥取県米子市 米子ワシントンホテルプラザ)
2018年12月16日 第2回JAPCO会議(TKP品川カンファレンスセンター )
2020年2月2日 第3回JAPCO会議(TKP品川カンファレンスセンター )
2021年5月9日 第4回JAPCO会議(Web開催)
2022年6月12日 第5回JAPCO会議(Web開催)
2023年7月2日 第6回JAPCO会議(Web開催)

メンバー(施設)

○ 参加メンバー一覧は、こちら のページにて紹介しております。

JAPCOとの共同研究

研究代表者 倉橋 浩樹
世話人 所属
宇津宮 隆史 セント・ルカ産婦人科
遠藤 俊明 札幌医科大学附属病院
澤井 英明 兵庫医科大学病院
竹内 一浩 竹内レディースクリニック
田中 温 セントマザー産婦人科医院
中岡 義晴 IVFなんばクリニック
福田 愛作 IVF大阪クリニック
倉橋 浩樹  藤田医科大学

実績

第1回JAPCO会議を開催しました。

業績

準備中です



*JAPCOは、 日本産科婦人科学会 「着床前診断」に関する見解 を遵守し、PGTを実施します。