2月23日、愛知県立芸術大学で行われた卒業制作展「森の卒展」に、当科吉岡准教授が日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会理事長　村上信五先生とともに赴きました。同学デザイン学科学生 青山めいさん（佐藤直樹先生研究室）が、イヤホン難聴を卒業制作のテーマに取り組まれ、その監修を吉岡が担当した縁によるものです。芸術系学生の集大成の場で、華やかなムードでした。
同氏自身が音響外傷に罹患された経験から本テーマを選定、同じような思いをする方を減らすためにどう社会に発信すればいいか、という観点で作品を作り上げられたものです。作品はWEB作品を主体とし紙媒体等にもなっていますが、全体の意匠、キャラクターやアイコン、文字、標語、アニメ、WEBデザインなどすべてが自作された作品の構成となっています。良い意味で医療の素人、しかしデザインを修めた前途ある学生が、テーマを1から勉強し、「どのように伝わるか」を真剣に形にすることで、こちらの想像を遙かに超える素晴らしい作品ができあがったものと思います。制作に関わらせて頂き、喜ばしく思います。

作品は以下からご覧いただけます。
（本体）
https://www.earphones-nancho.org/
（ショート動画）
https://www.earphones-nancho.org/projects-3