個人情報保護

 応用細胞再生医学講座では、皮膚科学講座と協力して皮膚の幹細胞研究を進めています。
この場合、疫学・臨床研究遂行のために患者様の検体の一部(手術・皮膚生検で摘出した組織など)を使用させて頂くことをお願いすることがございます。また、既に保管されている検体についても同様に使用させて頂くことがございます。
 このような臨床研究を進めるに当たっては、個人情報(プライバシー)の保護に関する法令及びその他の規範を遵守し、個人情報を正確かつ安全に取り扱うことにより患者様の個人情報を守ります。また、その研究の必要性や実施方法などについては、本大学の医学研究倫理倫理審査委員会において慎重に審査され、承認を受けてから研究を実施いたします。
これまでに、以下の研究が承認され、現在研究が進行しています。


現在進行している研究について(本研究にご協力いただける皮膚科を受診される患者のみなさまへ)

現在進行している研究についてのご連絡をさせていただきます。

研究課題   : 『病理学的手法を用いた皮膚疾患における幹細胞の動態解析』
研究機関   : 藤田医科大学医学部 応用細胞再生医学講座
       : 藤田医科大学医学部 皮膚科学講座
共同研究機関 : 日本メナード化粧品(株)総合研究所
       : 名古屋大学大学院医学系研究科 メナード協同研究講座
研究責任者  : 藤田医科大学医学部 応用細胞再生医学講座 教授 赤松浩彦
分担研究責任者: 藤田医科大学医学部 皮膚科学講座 教授 杉浦 一充
研究期間   : 令和8年3月31日まで(予定)

<研究目的>
 色素異常症、自己免疫疾患、潰瘍や角化症はさまざまな発症要因が関与する疾患であり、近年病態解明や治療方法に対する研究が進んではおりますが、未だ治療に難渋される患者のみなさまも少なくありません。
 そこで、私たち藤田医科大学医学部応用細胞再生医学講座は、同大学皮膚科と日本メナード化粧品(株)総合研究所と協力して、このような治療の難しい疾病に対して、今まで以上に治療効果が期待できる新しい治療法を開発するために研究を進めております。
 今回は、現在再生医療の分野で研究が進んでいる幹細胞が色素異常症、自己免疫疾患、潰瘍や角化症の発症に対して、どのように関与しているのか基礎的な解析を行なうために、患者のみなさまの貴重な検体を使用させて頂くことについてご連絡させて頂きます。本研究に必要な検体は、確定診断などの際に採取させて頂いた皮膚サンプルです。実際には既に病理検査が終了し病院に保管されている検体から、臨床症状が本研究に適している検体のみを選ばせて頂き、幹細胞について解析させて頂きます。なお、正常部位の検体についても疾患の比較対照として使用させて頂く予定ですので、本研究の実施にあたって患者のみなさまにご理解頂きたい点を下記に記載しますので、よろしくご確認下さい。

 応用細胞再生医学講座は、2008年4月に日本メナード化粧品株式会社より行われた大学への寄附をもとに設立され、今後の再生医療発展のための研究を目的に研究を推進しており、本研究も、その一環として行います。また、本研究の研究分担者である日本メナード化粧品株式会社の研究員が皮膚科学講座の研究生または応用細胞再生医学講座の客員教員として登録を済ませており、藤田医科大学の管理下及び研究責任者の管理下で作業を実施します。なお、本研究については、藤田医科大学利益相反委員会より、利益相反マネジメントを受けております。


研究課題   : 『皮膚及び皮下脂肪由来幹細胞を用いた再生医療技術の開発』
研究機関   : 藤田医科大学医学部 応用細胞再生医学講座
       : 藤田医科大学医学部 皮膚科学講座
共同研究機関 : 日本メナード化粧品(株)総合研究所
       : 名古屋大学大学院医学系研究科 メナード協同研究講座
       : 国立成育医療研究センター 細胞医療研究部
       : 東京都健康長寿医療センター 老年病研究チーム
研究責任者  : 藤田医科大学医学部 応用細胞再生医学講座 教授 赤松浩彦
分担研究責任者: 藤田医科大学医学部 皮膚科学講座 教授 杉浦 一充
研究期間   : 令和8年3月31日まで(予定)

<研究目的>
 私たちの体の中に存在する幹細胞は、組織の働きを維持するため、また傷ついた組織を修復するために、新しい細胞を生み出します。皮膚や皮下脂肪組織にも幹細胞が存在しており、皮膚組織の老化や皮膚疾患の発症に関与していると考えられています。
 私たち藤田医科大学医学部応用細胞再生医学講座は、同大学皮膚科や上記の共同研究機関と協力して、幹細胞の能力を解明することで、これまで治療が難しかった疾病に対して、今まで以上に治療効果が期待できる新しい治療法を開発するために研究を進めております。
 今回は、皮膚および皮下脂肪組織の幹細胞が組織の再生にどのように関与しているのか、また幹細胞の能力と遺伝子の関係について基礎的な解析を行なうために、患者のみなさまの貴重な検体を使用させて頂くことについてご連絡させて頂きます。本研究に必要な検体は、手術や確定診断などの際に採取させて頂いた皮膚サンプルであり、本研究のために新たに採取することはありません。

 応用細胞再生医学講座は、2008年4月に日本メナード化粧品株式会社より行われた大学への寄附をもとに設立され、今後の再生医療発展のための研究を目的に研究を推進しており、本研究も、その一環として行います。また、本研究の研究分担者である日本メナード化粧品株式会社の研究員が皮膚科学講座の研究生または応用細胞再生医学講座の客員教員として登録を済ませており、藤田医科大学の管理下及び研究責任者の管理下で作業を実施します。なお、本研究については、藤田医科大学利益相反委員会より、利益相反マネジメントを受けております。



対象となる方は、皮膚科で診療を受けられた方です。

1)研究へのご協力の任意性と撤回の自由について
 今回の研究にご協力頂けるかどうかは全く自由であり、撤回も可能です。今回の研究では、1999年~現在までに、研究利用または包括的な研究利用の同意を頂き、検体をご提供頂けた患者のみなさまの皮膚サンプルを利用させて頂く予定です。各研究への説明を詳しく受けることを希望される方がいらっしゃいましたら、他の患者さんの個人情報保護やこの研究の独創性確保に支障がない範囲で、資料を閲覧していただくことが可能です。希望される場合は、担当研究者にお申し出下さい。

2)個人情報(プライバシー)の厳重保護について
 個人情報(プライバシー)は厳重に保護されます。研究結果は、様々な問題を引き起こす可能性もありますので、他の関係者にもれないように取り扱いを慎重に行う必要があります。あなたの皮膚サンプルは、分析を開始する前に住所、氏名、生年月日などを削除し、代わりに新しい符号を付けて誰のサンプルなのかを全く分からないようにした上で、藤田医科大学医学部応用細胞再生医学講座で厳重に保管・管理します。

3)検体の運搬方法
 検体を運搬する手段としては、上記2)で述べましたように個々のサンプルについての個人情報はすべて削除し、個人情報は厳重に保護した上で梱包し十分に安全を確認した上で各分担研究員が直接実験施設まで運搬させて頂きます。



上記研究に関するお問い合わせ先(月~金 10:00~14:00)
応用細胞再生医学講座(TEL.0562-93-9027)

皮膚科外来(TEL.0562-93-2190)