緑生涯学習センター後期講座
こころの健康を守るために
~うつ病の予防・見える化・新しい治療法~
現代のストレス社会において、うつ病は身近な病気です。本講座では、生活習慣とうつ病の関係、血液でこころの状態を知る新技術、これからの新しい治療のかたちなど、うつ病研究の最前線をもとに、日常の中でできる工夫や予防のヒントを学びます。こころの不調に気付く力と向き合う方法をぜひ一緒に学びましょう。
| ◇開催日時: 【第1回】2025年11月26日(水)14:00~15:30 【第2回】2025年12月10日(水)14:00~15:30 【第3回】2026年 1月14日(水)14:00~15:30 ◇開催場所:藤田医科大学 ◇受講資格:名古屋市内に在住・在勤・在学の15歳以上(中学生除く)の方 ◇申込方法:名古屋市緑生涯学習センターからお申込みください。 ◇定 員:60名 ◇受講料:無料 |
講座内容
| 【第1回】2025年11月26日(水)14:00~15:30 |
| ◆うつ病の予防とライフスタイル 講師:毛利 彰宏 藤田医科大学医療科学部研究推進ユニットレギュラトリーサイエンス分野教授 |
| うつ病はストレスが主な原因として挙げられますが、運動や食生活、睡眠などのライフスタイルが深く関与してきます。本講演では、皆様が心豊かに暮らせるように、疫学的な調査から実験動物を用いた基礎研究まで、私たちの最新の研究成果を交えてライフスタイルがうつ病の発症や病態に与える影響について、分かりやすく解説します。 |
| 【第2回】2025年12月10日(水)14:00~15:30 |
| ◆こころの不調を血液検査で“見える化”する ― バイオマーカー研究の最前線 ― 講師:國澤 和生 藤田医科大学医療科学部研究推進ユニットレギュラトリーサイエンス分野 准教授 |
| ストレスが引き金となるうつ病は、多くの人が悩む身近な病気です。これまで目に見えなかった“こころの不調”も、近年では血液中の免疫細胞を調べることで可視化が進んでいます。本講座では、早期発見や個別治療に役立つ最新のバイオマーカー研究について、わかりやすく解説します。 |
| 【第3回】2026年1月14日(水)14:00~15:30 |
| ◆うつ病の新たな治療選択肢 講師:松田 勇紀 藤田医科大学医学部臨床研究・開発教育学 講師 |
| これまで、うつ病の治療は薬物療法が中心でしたが、近年、磁気エネルギーを使って、脳の活動を活性化する反復経頭蓋磁気刺激療法やデジタル技術で診療を支援するプログラム医療機器の登場により、治療の選択肢が広がっています。本講演では、こうした新たな治療法についてわかりやすく解説します。 |



