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2025年度



【看護学科】マラヤ大学・留学体験記

保健衛生学部 看護学科4年
葛西 梓未・渡邉 万里

私たちは以前から、多文化であるマレーシアの実際の医療や看護、人々の健康についての考え方に興味がありました。今回マラヤ大学での留学の機会をいただき、現地の医療や文化を五感の全てを使って学び、体験したいという思いで参加しました。留学前に本学ではマラヤ大学の交換留学生の受入れをしており、そのときに仲良くなった友達と再会できる喜びと異文化を学べる期待を抱きながらマレーシアへ向かいました。到着すると、教員や学生等が温かく迎え入れてくださいました。留学中は大学での授業や実習等で忙しい中、教員や学生等にサポートしていただき、とても楽しく充実した時間を過ごさせていただきました。

マラヤ大学の看護学生と人体機能の授業への参加、救急病棟・救急外来やリハビリ病棟、外科病棟、高齢者施設の見学をさせていただきました。マレーシアでは、看護師として臨床で活躍できる知識だけでなく、看護技術の実践に力を入れており、病院実習の際には学生が患者さんに直接処置をするなど、治療や検査に密に関わる姿勢が印象的でした。

短期間ではありましたが、日本とは異なる医療の在り方や看護の実践方法に触れ、看護師として視野を大きく広げることができました。今回の経験を糧に、多様な価値観を理解し、どのような環境でも柔軟に対応できる看護師を目指していきます。このような貴重な機会をいただきましたことに、心より感謝申し上げます。

【看護学科】コンケン大学・留学体験記

保健衛生学部 看護学科4年 
稲𠮷凌来

コンケン大学交換留学では、主にコミュニティ実習と病院見学を行いました。コミュニティ実習では、田舎の地域にある村で高齢者への健康教育や家庭訪問に参加し、小学校での健康教育と健診も見学しました。高齢者への指導では、高血圧や糖尿病など生活習慣病予防に焦点が当てられており、日本と共通する課題があることを学びました。一方で、小学校では親が都市部へ出稼ぎに出ているため子どもへのセルフケア獲得支援が不足し、齲歯やしらみが問題となっている現状を知り、学校や地域による健康支援の重要性を実感しました。

病院見学では、産科病棟、ICU、手術室、カテーテル検査室などを訪れ、現地の看護提供や患者との関わり方について学ぶことができました。さらに、ノルウェーのMolde University Collegeや、インドネシアのUniversitas Muhammadiyah Surakartaなど世界各国からの留学生と交流することで、文化の違いによる看護の多様性を理解し、日本の看護をについて改めて考える貴重な経験となりました。