入局案内

教授からのメッセージ

明日の移植医療の発展のために

私が臓器移植を目指したのは,医学部の学生の時でした.外科学の講義の中でも,何コマかの少ない講義時間でしたが,究極の外科治療であると感じました.また,内科学の講義でも,内科的にどうしても治療できない場合は移植しかない・・・という先生の言葉を鮮明に覚えています.基礎医学である免疫学の講義では,移植免疫すなわちどうして拒絶反応が起こるのか,どうやって防ぐかなどの機序に大変興味を持ちました.私が医師になった頃は日本では臨床の移植は腎移植が少数例行われるのみでした.消化器外科,特に肝胆膵外科の臨床に没頭する中,やはり自分の医師人生を臓器移植医として生きたいという思いが強くなり,本学に異動し現在に至ります.
移植は外科としての技術のみでなく,対象疾患である内科疾患の知識,理解,免疫学,感染症学などの知識も必要であり,さらに行政や社会とも関りが深く,続けてゆくのは大変ですが,私は移植を天職として大変充実しています.明日の移植医療の発展には,次世代,次々世代の若い先生方の力が不可欠です.また一生を捧げる価値のある分野であると確信します.

教授 剣持 敬

教授 剣持 敬

病院見学について

病院見学は随時受け付けております.
当院は日本有数の膵臓移植,腎臓移植の実施施設であり,これまでも国内外の多くの学生,医師が当科の研修,見学に訪れています.
興味のある方はぜひ一度当院へお越しいただき,国内トップレベルの臓器移植医療を見てください.

お問い合わせ 0562-93-2013

研修プログラム

専門分野として臓器移植を志す皆さんに研修プログラムを用意しています.お気軽にお問合せ下さい.
専門医(日本移植学会移植認定医,日本臨床腎移植学会腎移植認定医)を取得し,プログラム終了後は当科や他施設など専門施設の移植医療の第一線で活躍していただきます.

プログラム概要

卒後3〜5年目

藤田医科大学統合外科の外科専門研修プログラムに基づき研修を受けてもらいます.

  • 藤田医科大学病院および連携施設において研修を行います.
  • 3年間の研修で外科専門医の取得を目指します.
卒後6年目以降

当院や他施設において臓器移植の修練を継続します.

日本移植学会移植認定医,日本臨床腎移植学会腎移植認定医の取得を目指します.

  • 研修期間中には希望に応じて大学院への入学が可能であり,学位の取得を目指せます.
  • 専門医(外科専門医,泌尿器科専門医)をお持ちの方は,別にプログラムを用意しております.
  • 移植内科医を志す方も募集しております.お気軽にお問い合わせください.

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