活躍する先輩紹介 医療検査学科(臨床工学技士)

近藤 怜さん(2022年卒業)

血液浄化センターで主に血液透析業務に携わっています。透析は患者さんにとって負担の大きい治療です。そのため、私たちは安全に透析を行うために、負担が少ない穿刺を心がけ、安心できる環境づくりに配慮しています。大学時代は藤田医科大学の充実した研究設備や知識豊富な先生方のもと、卒業研究では腎不全をテーマにしました。透析は腎不全と密接な関係があり、研究中に学んだ知識や経験が患者さんの病態を把握する上でいかされています。今後は透析技術認定士の資格取得にむけて自己研鑚し、まわりの方々から信頼される臨床工学技士になりたいと思っています。

横山 翼さん(2017年卒業)

卒業後は臨床工学技士として人工心肺業務や集中治療業務に従事し、手術中は医師と密に連携しながら、安全な体外循環を実現するために努めています。また、集中治療では生命維持装置の管理や点検を行い、他職種と協力して患者の治療にあたっています。より深く人工心肺について学びたいと思い、大学院進学を目指しました。特に、現場経験が豊富な先生が多く在籍しているため、臨床研究を学ぶには最適な環境です。在学中の学びは実務に直結しており、入職後すぐに役立ちました。臨床工学技士を目指すなら、幅広い学習と実践的な経験が得られるこの学び舎をお勧めします。

竹島 実来さん(2021年卒業)

医療機器メーカーの営業職として、不整脈の診断と治療に関わる部門に所属しています。普段は血管造影室に出入りし、特に循環器内科のドクターや臨床工学技士、販売代理店の方々と協働しています。治療では、患者さまに最高の治療を届けるという共通目標を掲げ、最新の情報を共有して、医療従事者とディスカッションを重ねています。私も医療チームの一員として、無事治療が成功した患者さまから「ありがとう」の言葉を耳にすると、大きなやりがいを感じます。今後も自分自身の仕事に誇りを持ち、医療の最前線に立って、多くの人々の命に貢献し続けたいと思っています。

牧野 真子さん(2020年卒業)

血液浄化センターで、血液透析業務や血漿交換などを担当しています。透析は、シャントと呼ばれる動脈と静脈をつなぎ合わせた血管に、注射針の倍以上ある太い針を2本刺すため、痛みが強くならないように慎重かつ確実に行う必要があります。命に関わる治療なので、自分の行動に責任を持つこと、そのために勉強会や講習会に参加し、知識や技術を身につける努力をしています。いずれは透析技術認定士にも挑戦していきたいです。

市川 諒さん(2020年卒業)

血液浄化業務や心臓カテーテル業務、人工心肺操作など手掛ける業務は多岐にわたります。臨床現場では他職種との連携が非常に重要であり、在学中のアセンブリ活動で学んだコミュニケーションが役に立ちました。患者さんと直接話しをする機会は少ないですが、元気に退院されたと聞いた時は「がんばって良かった」とやりがいを感じます。将来は、認定・専門臨床工学技士の資格取得をめざし、積極的に経験を積んでいきたいです。

大角 悠葵さん(2019年卒業)

サービスエンジニアとして透析装置などの保守・メンテナンス業務を行っています。医師や臨床工学技士とのやり取りでは「医学的な視点」が、修理では「工学的な視点」が求められるため、在学中に学んだ医学と工学の知識が役立っています。今後も大学時代の学びを生かして透析装置の知識を増やすとともに、人工膵臓( 血糖管理装置)やアクロサージ( マイクロ波外科手術用エネルギーデバイス)にも積極的に関わり活躍していきたいです。

森 万佑子さん(2018年卒業)

血液浄化センターで維持透析や血漿交換療法などの特殊血液浄化業務に携わっています。在学中の臨床実習では現場技士から患者さんへの接し方や基礎知識を教わりました。その学びが、機械メンテナンスや穿刺を行う際の患者さんとのコミュニケーションで役立っています。未熟な自分ですが、患者さんからお礼の言葉をいただくと、より頑張ろうという気持ちになります。今後も弛まず研鑽を積み、患者さんのサポートに尽くしていきます。

工藤 寛子さん(2016年卒業)

総合病院で臨床工学技士として人工心肺やICU(集中治療室)、ロボット支援下手術、術中オンコール対応などの業務に取り組んでいます。多職種で協働し問題解決にあたる機会が多いため、コミュニケーション能力が必要です。その際、大学時代にアセンブリ活動で他学科の人と関わった経験が生きています。医師や看護師など各職種の方から、臨床工学技士としての意見を求められることが多く、とてもやりがいを感じています。

山崎 容兵さん(2012年卒業)

医用電子機器の設置や点検・修理、カメラの取り付けといった業務をおこなっています。大学で得た臨床の知識と工学分野の知識を融合させることで、現場でのニーズに的確に応えることができています。今後は、大学で培った学ぶ姿勢を大切にしながら、ご要望により柔軟に対応できるように、臨床知識と製品知識を身に付けていきたいと考えています。

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