拠点長ご挨拶
私たちは、精神・神経分野に焦点を当てた精神・神経病態解明センター(ICBS)を2021年に設立し、基礎から臨床までをつなぐ双方向的な研究を推進してまいりました。
そしてこのたび、J-PEAKS事業の採択を受け、国内外の大学・研究機関・企業との連携を一層強化し、新たに Fujita Mind-Brain Research & Innovation Center for Drug Generation(Mind-BRIDGe) を設立いたしました。
本拠点では、いまだ根本的な治療法が確立されていないさまざまな脳と心の病の解明と治療開発を目指して、「世界最高レベルの精神・神経病態研究拠点」の形成を進めており、ゲノム、分子、細胞、神経回路、認知・行動、臨床、創薬、そして心のケアに至るまで、データサイエンスを基盤としたシームレスな研究と社会実装を推進しています。また、人文・社会科学との連携も重視して、精神・神経疾患に対する「総合知」に基づく新たな概念形成にも取り組んでいます。
10年後には世界に類を見ないアカデミア創薬エコシステムの確立を目指し、国内外の研究者や企業との連携を通じて、精神・神経疾患の克服に向けた革新的な挑戦を続けてまいります。
精神・神経病態研究拠点 拠点長 貝淵 弘三
拠点紹介
藤田医科大学は、日本最大級の大学病院を併設する医療系総合大学であり、精神・神経疾患、がん医療、再生医療などに特化した研究センターを設置して、基礎研究と臨床を融合した先端医療研究を推進しています。
Fujita Mind-BRIDGeでは、本学の特色でもある精神・神経分野に焦点をあてた精神・神経病態解明センターを中心とし「世界に類を見ないアカデミア創薬エコシステム」の確立を目指します。