
神経膠腫の再発形式と分子生物学的解析
本研究は藤田医科大学の医学研究倫理審査委員会で審査され、学長の許可を得て実施しています。
研究の対象
「効果的治療法選択のための脳腫瘍の遺伝子解析にて同意を受けた方」に同意し、2008年以降に藤田医科大学病院にて腫瘍摘出術および生検術を施行した患者。
研究目的・方法・研究期間
2016年に WHO 分類は改訂され、神経膠腫の診断には分子生物学的な情報が必須となりました。現在神経膠腫の予後を考える際に重要な遺伝子変異の一つに IDH 遺伝子があり、一般的に IDH 遺伝子の変異が認める神経膠腫は IDH 野生型の神経膠腫と比較して予後が良いとされています。本研究の目的は、遠隔再発に関与すると考える遺伝子変異および蛋白について検討を行い、IDH 遺伝子を有する神経膠腫の予後不良因子について検討を行います。方法は、藤田医科大学病院にて神経膠腫の摘出術および生検術を施行し、摘出検体を用いた免疫染色および抽出した DNA 及び RNA の解析を行い、遠隔再発の有無との関連性を検討します。研究終了期間は 2027年3月31日を目安とします。
研究期間:倫理審査委員会承認日〜2027年3月31日
研究に用いる試料・情報の種類
情報:病歴、治療歴、画像所見、病理所見、遺伝子情報等 試料:脳腫瘍摘出検体
外部への試料・情報の提供
本研究では、摘出した試料および情報を外部機関に提供する予定はありません。
研究組織
本学の研究責任者:
藤田医科大学 脳神経外科学教室 主任教授 廣瀬 雄一
担当者:
藤田医科大学 助教 公文将備
試料・情報の管理について責任を有する者の氏名又は名称:
学長 湯澤由紀夫
除外の申出・お問い合わせ先
試料・情報が本研究に用いられることについて研究の対象となる方もしくはその代諾者の方にご了承いただけない場合には、研究対象から除外させていただきます。下記の連絡先までお申し出ください。その場合でも、お申し出により、研究の対象となる方その他に不利益が生じることはありません。
本研究に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
また、ご希望があれば、他の研究対象者の個人情報及び知的財産の保護に支障がない範囲内で、研究計画書及び関連資料を閲覧することが出来ますのでお申出下さい。
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先
藤田医科大学 脳神経外科
担当者:公文 将備、中江 俊介
愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1-98
電話:0562-93-9253
利益相反について
この研究は、企業等からの資金提供は受けていません。また、この研究に関連する企業と研究者等との間に、開示すべき利益相反はありません。