
海綿状血管奇形(CCM)とてんかん治療についての検討
本研究は藤田医科大学の医学研究倫理審査委員会で審査され、学長の許可を得て実施しています。
研究の対象
2008年1月から2030年3月31日までに、藤田医科大学病院および関連施設を受診し、頭部MRI、CT、脳血管撮影、手術所見、病理所見などにより脳海綿状血管奇形(cerebral cavernous malformation:CCM)と診断された患者さんを対象とします。このうち、診療録、画像検査所見、治療経過などの臨床情報が確認可能な方を対象とします。ただし、診療録や画像所見が不十分で評価が困難な方、CCM以外の疾患がてんかん発作の主な原因と考えられる方、その他研究責任者または研究分担者が本研究の対象として不適切と判断した方は除外します。
研究目的・方法・研究期間
脳海綿状血管奇形の発見様式は様々で、特に大脳に存在するテント上CCMでは、病変の場所、大きさ、出血の有無、周囲のヘモジデリン沈着などが、てんかん発作の発症や治療後の発作予後に関係する可能性があります。
本研究の目的は、テント上CCMの患者さんを対象として、てんかん発作の有無、発作の特徴、画像所見、脳波所見、抗発作薬による治療、外科的治療の有無、治療後の発作転帰などを調べ、テント上CCMに伴うてんかん発作の臨床的特徴と治療成績を明らかにすることです。また手術で摘出されて保存されている既存試料が使用可能な場合には、CCM病変組織や周囲組織を用いて発現解析等を行い、てんかん発作に関与する可能性のある組織学的・分子生物学的特徴について探索的に検討します。本研究は、通常診療で得られた診療情報、画像情報、検査所見および手術により得られた既存試料を用いる観察研究です。研究目的で新たな検査、投薬、来院、治療介入または侵襲を加えることはありません。
研究期間は、倫理審査委員会承認日から2031年3月31日までを予定しています。
研究に用いる試料・情報の種類
本研究では、年齢・性別などの基本情報、症状やてんかん発作に関する診療情報、抗発作薬や手術などの治療内容、治療後の発作転帰、MRI・CT・脳血管撮影などの画像検査所見、脳波所見、手術中の所見などを使用します。また、手術で摘出され保存されているCCM病変組織、周囲組織、病理標本などの既存試料を用いる場合があります。これらの既存試料を用いて発現解析等を行い、遺伝子発現情報、ゲノムデータまたは分子生物学的情報を取得することがあります。
これらの情報は、すべて研究用のID番号に置き換えて匿名化したうえで使用し、個人が特定されないよう厳重に管理します。対応表は院内のネットワークにつながっていないコンピューターにパスワード付きで保管し、限られた研究者のみがアクセスできます。
外部への試料・情報の提供
本研究で得られた試料および情報は、藤田医科大学内でのみ使用し、他の施設や企業など外部の機関へ提供する予定はありません。
研究組織
本学の研究責任者
脳神経外科学講座 主任教授 廣瀬 雄一
研究分担者 医学部脳神経外科 准教授 中江俊介
研究分担者 医学部脳神経外科 講師 甲斐恵太郎
研究分担者 医学部脳神経外科 助教 公文将備
研究分担者 医学部医学科 スチューデントアシスタント 川瀬希依留
個人情報管理者 脳神経外科学 助教 公文将備
除外の申出・お問い合わせ先
照会先および研究への利用を拒否する場合の連絡先
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ケ窪1-98
Tel:0562-93-9253
Fax:0562-93-3118
Email:neuron3@fujita-hu.ac.jp
藤田医科大学医学部脳神経外科学 公文将備
利益相反について
この研究は、企業等からの資金提供は受けていません。また、この研究に関連する企業と研究者等との間に、開示すべき利益相反はありません。