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脳神経内科



科の特徴・メンバー

診療科長:伊藤信二 教授

脳神経内科では、誰もが経験する「頭痛」「めまい」から、脳卒中による突然の運動麻痺や言語障害、さらに難病の代表格である「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」まで、神経のシステムの障害に由来する多彩な症状・疾患を扱います。私たち脳神経内科医は、五感を研ぎ澄まし、シリコンゴムのハンマーに象徴されるベッドサイドでの診察技術を駆使して、19世紀末以来の神経学の伝統に裏付けられた臨床推論と、最新の論文やデータに基づき、救急の第一線から在宅訪問診療の相談までの様々な場面で、日々患者さんと向き合っています。また最近30年の生化学、遺伝子・分子生物学、免疫学の進歩のおかげで、パーキンソン病、多発性硬化症などは、生涯ほぼ歩いて通院できる疾患となりました。これからの30年は、遺伝子治療や分子標的治療、未知の革新的な治療により、ALSなどの変性疾患や認知症が根治しうる時代になるでしょう。
当院の脳神経内科は、発足後1年半と歴史は浅いものの、皆さんに診て頂く症例は豊富です。2020年度の外来初診患者は700人を超え、脳梗塞急性期の入院が124人。1日当たりの在院患者数は15~25人です。近隣に専門医が少ないため、認知症・変性疾患の診断・治療・介護導入のニーズが非常に多く、2020年度だけで、パーキンソン病70名、認知症80名以上に達しました。またてんかんや頭痛などの外来新患も多く、最前線でいわば白紙の状態の患者さんについて、臨床的思考・洞察力を最大限に働かせて、鑑別診断から治療に導く醍醐味を存分に体得して頂けます。 また訪問診療医や訪問看護ステーション等との密な連携の経験を、将来プライマリ・ケアや訪問診療など地域での活躍を志す先生方に役立てて頂きたいと考えています。
大学病院本院(第一教育病院)、ばんたね病院(第二教育病院)との協力関係が密なのも脳神経内科の特徴で、3医局合同の医局会や、学会発表の予演会、内科専攻医・神経内科専門医申請の症例サマリーの検討会などで、興味を持った症例を深く掘り下げたり、今行われている臨床研究に触れる機会を確保できます。また脳神経外科や整形外科、リハビリテーション科等、関連各科との連携もスムーズで、将来の専門医資格取得への幅広い対応が可能です。
内科専攻医研修については、専門診療科研修・ローテート研修を専攻医の希望・必要性に応じて柔軟に対応しています。サブスペシャリティ研修としては、日本神経学会認定神経内科専門医、日本脳卒中学会専門医研修を行うことが可能です。

所属医師

診療内容・診療実績・対応疾患

教育プログラム

新専門医制度により新たに「脳神経内科領域」として統合された専門領域の疾患を幅広く経験できると共に、診療・医学の考え方の基礎と学会発表・臨床研究のノウハウが学べます。

取得可能な資格(第一教育病院との連携含む)

日本内科学会内科専門医・総合内科専門医、日本神経学会認定神経内科専門医、日本脳卒中学会専門医は当院で専門医研修を行うことが可能です。他に日本頭痛学会専門医、日本老年医学会認定老年科専門医資格を有するスタッフが在籍しています。

学会発表

日本内科学会、日本神経学会、日本脳卒中学会、日本神経治療学会、日本神経感染症学会、日本神経病理学会、日本自律神経学会、日本末梢神経学会、日本老年医学会、World Congress of Neurology、American Academy of Neurologyなど

研究会セミナーほか

大学病院本院(第一教育病院)・ばんたね病院(第二教育病院)とともに、脳神経内科グループとして、週1回の合同医局会、学会発表の予演会、内科専攻医・神経内科専門医申請の症例サマリーの検討会を開催。本院脳神経内科・脳卒中科・脳神経外科との合同勉強会「これでわかる! 脳・神経系疾患」(隔月)、西三河地区の脳神経内科合同研究会「NIN研究会」「進行期パーキンソン病治療を考える会 in 岡崎」など


藤田医科大学脳神経内科 https://fujita-brain.jp/