藤田医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

当科の研修の特色
feature

「系統的な臨床教育」、「手術手技トレーニング」、「科学的思考のトレーニング」の3つの柱

豊富な臨床例を核に、「系統的な臨床教育」、「手術手技トレーニング」、「科学的思考のトレーニング」に重点を置いて学んで頂き、次世代を担う医師を育成しています。

「系統的な臨床教育」、「手術手技トレーニング」、「科学的思考のトレーニング」の3つの柱

1.系統的な臨床教育 「Fujita耳鼻咽喉科レクチャー」

豊富な臨床経験は臨床医としての成長に不可欠であり、当講座には耳鼻咽喉科・頭頸部外科の全てを学べる豊富な症例がありますが、現場での経験だけでは知識に穴が空く可能性があります。現場を経験して生きた知識を身に着け、更に系統的に学んでそれらの知識を有機的に結合して定着して頂くため、「Fujita耳鼻咽喉科レクチャー」として1年を通じて定期的に系統的講義を行っています。対象は医学部生から耳鼻咽喉科専攻医や若手医師、さらにはメディカルスタッフの方々と多岐にわたっており、学生などの初心者向けの講義や、より専門的な講義を交互に行っています。1年を通して受講いただくことで、教科書的な基礎知識から専門的な知識まで身につくよう構成し、また最新のトピックスも学んで頂けるよう配慮しています。

Fujita耳鼻咽喉科レクチャー

2.手術手技トレーニング 「ご献体を用いた手術解剖実習」

耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の解剖は複雑であり、また手術手技も多岐にわたります。手術手技の向上だけでなく、医療事故を防ぐという医療安全の観点からもご献体を用いた手術解剖実習は非常に有効なトレーニング法ですが、国内では手術解剖実習を実施できる施設は限られているのが現状です。ご献体を用いた手術手技研修(Cadaver Surgical Training、CST)施設を有するという当学の理想的な環境を生かし、手術解剖実習を積極的に行っています。気管切開や甲状腺手術などに加え、顕微鏡を用いた耳科手術や、内視鏡を用いた鼻科手術など、若手医師のトレーニング、さらには専門医取得に不可欠な手術手技を安全に学んで頂いています。 

3.科学的思考のトレーニング 「あけぼの杉耳鼻咽喉科研究会」

優れた医療を提供することは臨床医にとっても最も重要な責務ですが、研究によって新たな知見を生み出し、それを医療に繋げることが出来れば、目の前の患者さんだけでなく、世界中の患者さんや後世の患者さんを助けることができます。また、自身で研究を行い、エビデンスを生み出す側に回る経験は、データの真偽を見分けてより良い医療を実践するうえで必要な経験と考えます。次世代の医療に貢献すると共に、科学的思考を身に着けて頂くことを目的として、「あけぼの杉耳鼻咽喉科研究会」を定期的に開催しています。あけぼの杉は当学創設者の藤田啓介先生が愛された木であり、大学キャンパス内に多く植えられています。空に向かって真っすぐ育つ巨木となる木であり、藤田学園同窓会誌の名前にもなっていますが、若い先生にまっすぐ伸びていってほしいという意が込められています。また、 あけぼの杉はそれぞれの葉が触れ合うことで大きく育つともいわれているとのことです。原則として研究テーマを1人1つ持って頂き、年に2回開催する研究会でその研究計画や前回と比べた進捗状況をご発表頂いています。皆で積極的に質疑応答し、刺激し合いしながら伸びて頂くことを目指しています。

科学的思考のトレーニング 「あけぼの杉耳鼻咽喉科研究会」