運動器教育学講座
寄付講座の概要
■目的
超高齢社会を迎え、健康寿命の延伸が喫緊の課題であるわが国では、運動器診療の需要が高まっており、それに伴い、運動器の卒前および卒後教育においても、その重要性が増しています。本講座は、運動器の卒前教育と卒後教育を充実させ、運動器教育学の発展に寄与することを目的として設立されました。
■成果
本講座では、主に下記の取り組みを行いました。
【卒前教育】
・本教育学講座内に教育専門教員を1名配置し、講義やクルズスを包括的に運営しました。卒業試験問題についても、従来のように各医師が専門領域別に作成するのではなく、教育専門教員が医師国家試験を意識した問題作成を担当しました。
・医学部3年生を対象とした「運動器系講義」において、適切な教員の配置や講義内容の確認などを包括的に行いました。
・医学部5年生を対象とした臨床実習のクルズスでは、医師国家試験対策用のクルズスを新設し、整形外科医師の立場から問題内容について講義しました。
【卒後教育】
・大学院生を対象に、基礎および臨床研究に関する学位指導を行い、複数の大学院生が学位を取得しました。
・海外からの研究生も適宜受け入れ、研究指導を行うことで、当科の臨床データを用いた英文論文を発表することができました。
超高齢社会を迎え、健康寿命の延伸が喫緊の課題であるわが国では、運動器診療の需要が高まっており、それに伴い、運動器の卒前および卒後教育においても、その重要性が増しています。本講座は、運動器の卒前教育と卒後教育を充実させ、運動器教育学の発展に寄与することを目的として設立されました。
■成果
本講座では、主に下記の取り組みを行いました。
【卒前教育】
・本教育学講座内に教育専門教員を1名配置し、講義やクルズスを包括的に運営しました。卒業試験問題についても、従来のように各医師が専門領域別に作成するのではなく、教育専門教員が医師国家試験を意識した問題作成を担当しました。
・医学部3年生を対象とした「運動器系講義」において、適切な教員の配置や講義内容の確認などを包括的に行いました。
・医学部5年生を対象とした臨床実習のクルズスでは、医師国家試験対策用のクルズスを新設し、整形外科医師の立場から問題内容について講義しました。
【卒後教育】
・大学院生を対象に、基礎および臨床研究に関する学位指導を行い、複数の大学院生が学位を取得しました。
・海外からの研究生も適宜受け入れ、研究指導を行うことで、当科の臨床データを用いた英文論文を発表することができました。
寄附講座教授コメント
藤田医科大学 医学部整形外科学講座
藤田 順之

今回、複数の企業のご協力のもと、運動器教育学講座を3年間運営することができましたので、ご報告申し上げます。
本講座設立の背景には、超高齢社会を迎え、健康寿命の延伸が課題となっているわが国において、運動器の卒前および卒後教育の重要性が高まっている一方、医師の働き方が見直され、教育に十分な時間を割くことが困難になっていたという状況があります。本講座の設立により、教育を専門とする教員を1名配置することができ、医学生に対する整形外科の講義やクルズスを、従来のように個別で行うのではなく、包括的に運営することができました。医学部5年生を対象とした臨床実習では、整形外科学により興味を持ってもらえるよう、学生の希望に応じたプログラムを組み、以前よりも充実した実習体制を構築することができたと考えております。医学部6年生の卒業試験問題については、従来のように各担当医師が専門領域別に作成するのではなく、教育専門教員が医師国家試験を意識して作成する体制とし、国家試験合格という観点からも医学部生にとって大変有意義であったと考えております。また、本教育学講座の教育事業の一環として、年1回、医学生および研修医を対象とした整形外科ハンズオンセミナーを開催しました。セミナーでは、模擬骨を用い、整形外科指導医のもとで人工関節インプラントの設置や骨折に対する内固定手技などを実践してもらうことで、整形外科をより身近に感じてもらう機会を提供することができました。
卒後教育の充実も目的の一つとして設立された本教育学講座により、毎年4~5名の大学院生が入学し、以前よりも整形外科の基礎研究および臨床研究が活発になり、2023年度は2名、2024年度は4名、2025年度も4名と、若手医局員が順調に学位を取得することができました。加えて、海外からの研究生が筆頭著者となる臨床論文を発表できたことは、藤田医科大学整形外科の国際化にもつながったものと考えております。
残念ながら、2025年度をもって本教育学講座は終了となりますが、この3年間で培った経験を糧に、今後も整形外科教育に一層注力して参りたいと存じます。ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
本講座設立の背景には、超高齢社会を迎え、健康寿命の延伸が課題となっているわが国において、運動器の卒前および卒後教育の重要性が高まっている一方、医師の働き方が見直され、教育に十分な時間を割くことが困難になっていたという状況があります。本講座の設立により、教育を専門とする教員を1名配置することができ、医学生に対する整形外科の講義やクルズスを、従来のように個別で行うのではなく、包括的に運営することができました。医学部5年生を対象とした臨床実習では、整形外科学により興味を持ってもらえるよう、学生の希望に応じたプログラムを組み、以前よりも充実した実習体制を構築することができたと考えております。医学部6年生の卒業試験問題については、従来のように各担当医師が専門領域別に作成するのではなく、教育専門教員が医師国家試験を意識して作成する体制とし、国家試験合格という観点からも医学部生にとって大変有意義であったと考えております。また、本教育学講座の教育事業の一環として、年1回、医学生および研修医を対象とした整形外科ハンズオンセミナーを開催しました。セミナーでは、模擬骨を用い、整形外科指導医のもとで人工関節インプラントの設置や骨折に対する内固定手技などを実践してもらうことで、整形外科をより身近に感じてもらう機会を提供することができました。
卒後教育の充実も目的の一つとして設立された本教育学講座により、毎年4~5名の大学院生が入学し、以前よりも整形外科の基礎研究および臨床研究が活発になり、2023年度は2名、2024年度は4名、2025年度も4名と、若手医局員が順調に学位を取得することができました。加えて、海外からの研究生が筆頭著者となる臨床論文を発表できたことは、藤田医科大学整形外科の国際化にもつながったものと考えております。
残念ながら、2025年度をもって本教育学講座は終了となりますが、この3年間で培った経験を糧に、今後も整形外科教育に一層注力して参りたいと存じます。ご協力いただいた皆様に心より感謝申し上げます。
整形外科ハンズオンセミナー


