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プログラム開催レポート


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第5回 2026年2月6日(金)、24日(火)

日時:2026年2月6日(金)・24日(火)PM
会場:オンライン(2日目はウェビナー予定)
プログラム:実践報告とこれから
IN PREPARATION
参加者(参加自治体)の声(アンケート結果より一部抜粋)
IN PREPARATION
参加者(成果報告会聴講者)の声(アンケート結果より一部抜粋)
IN PREPARATION

第4回 2025年12月24日(水)、25日(木)

日時:2025年12月24日(水)、25日(木)
会場:オンライン
プログラム:「実践と成功の手ごたえをつかむ」
IN PREPARATION

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参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
IN PREPARATION
 

第3回 2025年11月26日(水)、28日(金)

日時:2025年11月26日(水)、28日(金)
会場:オンライン
プログラム:「仲間を作り関係者を動かす」
<1日目>
トークセッション「課題に向けた関係者との協働を考える 愛知県豊明市第1層SCの活動(高齢者・重層支援)」
     進 行 :三原岳氏 (ニッセイ基礎研究所)
   プレゼンター:成田町子氏(愛知県豊明市健康福祉部長寿課 SC)
          坂上遼氏 (愛知県豊明市市民生活部共生社会課 SC)
   グループワーク「わがまちの課題を検討する」
<2日目>
トークセッション「課題に向けた関係者との協働を考える 愛知県豊明市おたがいさまセンター「ちゃっと」・組合員の活動」
     進 行 :松本小牧氏(愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
   プレゼンター:河﨑惠子氏(おたがいさまセンター「ちゃっと」)
          杉浦直美氏(南医療生協)
          梅原尚子氏(南医療生協/豊明市重層支援センター)
   グループワーク「わがまちの課題を検討する」

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1)トークセッション「仲間を作り関係者を動かす 愛知県豊明市第1層SCの活動(高齢者・重層支援)」
  進 行 :三原岳 氏 (ニッセイ基礎研究所)
プレゼンター:成田町子 氏(愛知県豊明市健康福祉部長寿課 SC)
       坂上遼 氏 (愛知県豊明市市民生活部共生社会課 SC)

 愛知県豊明市で第1層SCとして活動する2名にご自身の活動について発表いただき、メンターの三原氏にインタビュー形式で発表を振り返りながら話を深めた。
 成田氏は「まわりにあるものなんでも資源」とヒト、モノ、コト、それぞれがマッチすればなんでも資源として使えることを自身が手がけた取り組みを例示しながらお話しいただいた。
 毎日地域を行き来して、見えるモノ、感じるコト、色々なことを資源として捉え、「これはあの人に使える」「この人にはあれはどうかな」「今マッチするものはないけれど、あの人とあの人に言ったらなんとかなるかも」と常に考えながら活動されている様子が、参加者には「はっ」とするものがあった。また住民も「やらされ感」にならず、成田氏の「お願いね〜」の一言から始まる「互助」。それは「丸投げ」との言葉で表現されたが、「何かあったら助け船を出してくれる」という信頼感のもとに成り立っているものであり、「今度、〇〇やるから来てね」と、あちこちで声がかかるというエピソードはそれを裏付けている。
 坂上氏は成田氏の「弟子」であり、成田氏のSCとしての活動を学び、得たものと、前職(営業職)との共通点を見出して、現在の活動に繋げ、実際にあった事例を示し、「ある1人の支援から得るノウハウ」についてお話しいただいた。
 「支援を求めている人はきっとこんなことを望んでいるだろう」と働きかけたが、うまくいかなかった。これを、関係する他部署で話すと「それじゃ既存のものと同じじゃない」と言われたことに端を発し「支援を求めている人が望んでいること」を見直した。これにより、小さな成功が次へ次へとつながり、今では協力してくれる企業や団体の引き出しがとても増えたとのこと。いきなり1日、半日は働くことができないけれど、繁忙で猫の手も借りたいの1時間、2時間に「やれること」からならなんとかなる。支える側も支えられる側もお互いにwin-Winの取り組みに共感してくれるところは意外と多い。
 両名ともに、役所内外で「庁外で活動している人」として認知されており、「市内では市長より有名」と揶揄されるほど。本プログラムで言われる「薪拾い」をして「火をつける」ことを具体的に知ることができた。
2)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
 A:都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)
   松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)
同席パートナー
 A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター) 
 B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:坂上遼 氏 (豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
 A:裾野市、安平町、さくら市、呉市、守谷市
 B:函南町、輪之内町、八尾市、秩父市、青ヶ島村
 C:高畠町、戸田市、東松山市、那覇市、雲仙市
1)トークセッション「仲間を作り関係者を動かす 愛知県豊明市おたがいさまセンター ちゃっと・組合員の活動」
  進 行 :松本小牧 氏 (愛知県豊明市市民生活部共生社会課)
プレゼンター:河﨑惠子 氏(おたがいさまセンター ちゃっと)
       杉浦直美 氏(南医療生協)
       梅原尚子 氏(愛知県豊明市重層支援センター/南医療生協)

 愛知県豊明市で行われている有償ボランティアの仕組み「おたがいさまセンター ちゃっと」と住民互助の取り組みとしてある「南医療生協」の活動について聴講した。1日目と同様、それぞれのプレゼンテーションのあと、メンターの松本氏からのインタビュー形式で話を深めた。
 河﨑氏は有償ボランティアの「支援する側(サポーター)」「支援される側(利用者)」のコーディネートを行なっている。この活動は第2層SCに位置付けられる。
 サポーターは70代の者が多く、80代や90代の登録もある。
 「同じアパートに住む80代のサポーターが、障害を持つ50代の方のゴミ出しを支援する」「高いところの電球を換えてもらった利用者が、サポーターとしてズボンの裾上げを支援する」など、それぞれがそれぞれの得意なこと、できることで支援をし合う。公的なヘルパーではできないまさに「互助」の取り組みである。
 「ちゃっと」とは「Chat」ではなく、何かを「さっと」「ぱっと」「すぐに」やるときの名古屋弁の表現「ちゃっと(「ちゃちゃっと」ということもある)」を由来とする。「これ「さっと」助けてもらえない?」と身近な人に頼むイメージで、今となっては「chat」もイメージに合う。
 高齢者の「介護保険ではカバーできないところ」の支援として立ち上がったものだったが、現在では「障害児の通学支援」など全世代に利用が広がっている。
 杉浦氏は全国各地にある「生活協同組合」の1つである「南医療生協」に関わる。これはおたがいさまセンター ちゃっとの源流でもある。
 「自治と参加と協同」が基本であるという「生協」で行われている住民による取り組みを紹介いただいた。発表は梅原氏との掛け合いで行われ、「元々は引きこもりの主婦、ふつーのおばちゃんです」と語る杉浦氏。名古屋弁で楽しそうに語る2人の様子に、聴講者は驚いた。
 梅原氏は南医療生協の職員であるが、現在、豊明市の重層支援センターで活躍をする作業療法士である。活動を始めるにあたり「医療従事者」としての役割ではなく「生活を診ることができるリハ専門職」としての役割でここにいるんだ、と気がついたと話す。利用者は治療ではなく、生活の支援が必要な人たちである。心身機能に不自由を持っている人も少なくないため、専門職の視点から「おたがいさま」を支えている。
4)グループワーク「ネクストアクションを考える」
担当メンター
 A:都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)
同席パートナー
 A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター) 
 B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:坂上遼 氏 (豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
 A:さくら市、呉市、守谷市、安平町、裾野市
 B:青ヶ島村、秩父市、輪之内町、八尾市、函南町
 C:東松山市、戸田市、雲仙市、高畠町、那覇市
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
IN PREPARATION
1)豊明市のSC(高齢者・重層)の動き(1日目午前)を聞いて、SCの活動や可能性についてどんな学びや気づきが得られましたか?
印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
2)住民の支え合い活動(おたがいさまセンターちゃっと、組合員によるおたがいさま活動)(2日目午前)を聞いて、住民相互の支え合いや、住民が住民を動かす力についてどんな学びや気づき、考え方の変化がありましたか?できる限り詳しく教えてください。
3)課題検討ワーク(1日目午後、2日目午後)を通じ、どんな気づきを得ましたか?あなたが感じたことを詳しく率直に教えてください。
4)第3回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
5)第3回を踏まえて次回(第4回)までにどんなことに取り組みたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。具体例があればそれも交えて詳しく教えてください。
6)今後、本プログラムを進める上で期待すること、不安に思うことなどを教えてください。
7)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。

第2回 2025年10月29日(水)、31日(金)

日時:2025年10月29日(水)、31日(金)
会場:オンライン
プログラム:「高齢者の暮らしと地域課題」
<1日目>
   模擬地域ケア会議「くらしの課題とは何かー地域ケア会議の体験」
      進行:池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
      事例提供:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
           阿部祐子 氏(豊明市重層支援センター/藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
   グループワーク「わがまちの課題を検討する」

<2日目>
   講義「政策デザインの実践 アジャイル型政策形成のためのロジックモデルの作り方」
      亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)
   グループワーク「ネクストアクションを考える」
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1)模擬地域ケア会議「くらしの課題とは何かー地域ケア会議の体験」
 進 行:池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
事例提供:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
     阿部祐子 氏(豊明市重層支援センター/藤田医科大学地域包括ケア中核センター)

 愛知県豊明市で実際にあった2事例(介護保険・要支援事例1件、重層支援事例1件)をもとに、参加者各々が「なぜその事態が起こっているのか」「なぜそれに困っているのか」「なぜそれが困っていると思うのか」など、様々な「なぜ」を検討し、「わがまちにその事例がいたらどう対処するか」「対処するための資源はあるか、ないか」「資源はどのように使うか、つかえるか」を考えた。
 「事例」からダイレクトに「資源をあてはめる」ではなく、「その事例が『なぜ』そうなっているか」を考えることで「資源があっても使えていなかった理由」「使ってもらうための働きかけ」「あるものを使えるようにする工夫」「使えるものがなかった場合にどう工夫できるか」など検討できることに気づいた。
 「資源」=「事業」や「サロン」などだけではなく「自助・互助・共助・公助」を改めて見直すものとなった。
2)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
 A:都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)
   松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)
同席パートナー
 A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター) 
 B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:坂上遼 氏 (豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
 A:裾野市、安平町、さくら市、呉市、守谷市
 B:輪之内町、秩父市、八尾市、青ヶ島村、函南町
 C:高畠町、那覇市、東松山市、戸田市、雲仙市
3)講義「政策デザインの実践 アジャイル型政策形成のためのロジックモデルの作り方」
講師:亀井善太郎氏(PHP総研 主席研究員)

 「国から言われた事業」は、いわれたまま実施すればできる(成功する)のか。それは大変難しいことである。
 また、EBPM(Evidence-Based Policy making)とは数値目標を達成することではなく、自分たちが働きかけたことに対してどのような反応が返ってきて、それをもとに次にどう働きかけるかを考えることである。評価をするためによく使われるKGI(Key Goal Indicator)やKPI(Key Performance Indicator)で示された数値目標について、「マクナマラの誤謬」を例示して数値のみで結果を評価しておこる失敗を紹介した。
 「やりたくないことを数字の結果で示そうとすると嘘をつくようになる」自分たちのやろうとしていることの数値目標と組織や行う人の目標や職業倫理は一致しているだろうか。病院の収支改善を例に話が進められた。
 収入を上げるためにとにかく患者を得ることを闇雲にしていたときは、属する専門職(この話では主に医師)が得意とする手技(知識)は全患者の10%程度であり、職員の意欲も患者の満足度もあまり高くはなかった。属する専門家が得意とすること、その病院の特性(この話では高度急性期)に合った対応をすることで、結果的に外来患者は減ったが、入院患者や地域に対応する時間ができ、患者満足度、地域の評判が向上し、患者の流れがよくなり、入院対応で得られる診療報酬が向上した。
 この一連の事象を政策デザインに置き換えて考える上で、可視化できる方法として「ロジックモデル」の作成について説明があった。
 
4)グループワーク「ネクストアクションを考える」
担当メンター
 A:服部真治 氏(日本能率協会)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
   池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)
同席パートナー
 A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター) 
 B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:坂上遼 氏 (豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
 A:安平町、守谷市、呉市、裾野市、さくら市
 B:青ヶ島村、函南町、秩父市、輪之内町、八尾市
 C:戸田市、那覇市、高畠町、東松山市、雲仙市
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)模擬ケア会議(1日目午前)で新たにどんな学びや気づきが得られましたか?できる限り詳しく教えてください。
○今まで自分たちで行っていた自立支援型の地域ケア会議は事例検討になってしまい、事例提出する人も「やりたくない」との声を聴く事が多くなっています。このように時間をかける事なく会議ができるのなら、これを今後行っていくためには??という話もできるのではないか。と感じる事が出来ました。
○個別の事例に対して、それぞれの専門分野がプランを立てながら本人を支援をする、ということはこれまでも行ってきている。そこから、課題の真因を掘り下げ地域課題まで考えていくという視点がこれまでなかったと改めて感じた。
○今まで地域ケア会議で事例検討を行っていましたが、うまく進められなかったり、個人の問題から地域課題に結びつけることができなかったりすることがありました。今回の講義で個人の課題から地域の課題を考えるコツを少しつかめたような気がします。
○実際の事例検討を行い、他市町村のなぜなぜが具体的に聞けて、色々なアプローチの仕方があることがとても良い気づきでした。
○職種ごとの視点もあり、他職種連携の必要性を改めて感じることができた。
○全員が同じ生活課題や望む暮らしを見ているはずなのに、思いつく解決策が違ってくることに、色々な職種が参加するケア会議の意味があると感じました。
○目の前にある情報からどれだけ想像できるのか、妄想が膨らむのか、支援者としての器量が試されていると思っています。もちろん自分にはそんな知識やスキルはなくまだまだ未熟ものですので今回の講義は大変参考になりました。
○同じケースについて考えた結果でも、自治体によってあげた課題や支援が異なっていたので、やはり様々な視点から一人でも多くの意見を聞くことが大切なのだと感じました。また、個別課題から真因を掘り下げていくことの大切さを実感しました。
○グループワークで「支援内容で考える」ことが、カッチリしていなくて楽しかった。
2)講義(2日目午前)で新たにどんな学びや気づきが得られましたか?印象に残ったキーワードを交えて詳しく記載してください。
○政策を考える時に、行政は「居場所何ヶ所」等の指標を設定してしまいます。事業を実施ている現場としては、この数に何の意味があるのだろうと報告していました。今回、「ひとつの指標でなにかを見極めることはできない」と講義を聞き、その通りだと思いました。数的評価だけで事業を評価するのではなく、「次なる改善を生み出すことができるのがよい評価」と講師が話しされていたことがとても印象に残っています。
○これまでケースの深堀を進めてきたことが政策につながっていくことが見えてきて、もうひと踏ん張り頑張ってみようと思いました。
○数値目標と組織の目的・職業倫理が一致しているか?という事に関し、市役所全体がこの講義を受けてもらいたいと心の底から思いました。
○そういう目標ならやろう!と考えられる目標を立てることが大切だと感じた。
○良い評価は次の改善策が見つかることというのが特に印象に残った。今まで評価だけで終えてることも多かったので、目標達成に対して、次の改善策を見つけるというのを今後は意識したい。
○数字に振り回されていたこと、だから評価や炭鉱のカナリア的な意見からも逃げていたこと。数字に振り回されなくてよいことや、それより本当に必要な評価指標をもつことを肯定してくださったことで、PDCAが回せるようになるかもしれないと思えた。
○数字でみるとウソをつくというところが学びになりました。数字に気をとられると数字を着目してしまい本当にやらないといけないことに目を向けなくなる。
○私は専門職なので、とくに数字を求められることが苦手です。数字を課すと嘘をつくということにすごく納得しました。
○以前ロジックモデルを組んだ時に、講師の先生が内容について触れないことが疑問でしたが、コミニケーションツールであり、正しいロジックモデルを求めているわけではないことがわかり、本当の意味がわかった気がしました。
○とても分かりやすく聞いていました。ロジックモデルは説明を聞いただけだと、すごく頭を使いそうな作業だなと感じましたが、具体的に具体的に言葉にして落とし込むことに意味があるのだなと思いました。
○ロジックモデルがテーマだったと思いますが、大小さまざまな課題を解決しようと思った時に今までであれば頭の中で考えていたことをこのようなシートに落とし込み、見える化することでチームで共有し練り上げてより良いものにしていけるのかなと思いました。
3)課題検討ワーク(1日目午後、2日目午後)を通じ、どんな気づきを得ましたか?あなたが感じたことを詳しく率直に教えてください。
○具体的な内容を記載するためには関係者が腹をわって話すことが非常に重要であると再確認しました。
○1日目のメンタリング後、再度ペルソナに立ち返って、具体的な対象を見出すことに取り組んだ。その結果、いくつかのポイントに焦点が向いているが、これをどう今のチームで進めていくのか、チームメンバーがどう考えるかについて話し合いをしながら進めなければならないと感じた。
○情報提供には「相談」と「警告」に区別できることを今更ながら知りました。今までは、関連するかなと思ったら何でも提供していた気がします。相手方にとったら、その情報が緊急性があるのか、把握しておけばいいのかわからず+忙しいので、正しく蓄積できていない状況が長く続いていたのかとあらためて感じました。
○他課との情報共有の構築を考える中で、情報の種類を「相談」、「警告」、「共有」に分けるのがいい、といった説明が、自分の腑に落ちた
○こちらが言語化できていない、整理できていないことをメンターのみなさんに整理していただけて有り難かった。次になにをしないといけないのかを導いてもらえるので、やりやすい。
○メンタリングで、「言葉遣いをあまり仰々しくしない、フランクに心がける」と言ってくれた服部さんの言葉がすごく響いた。確かに、毎月行っている包括定例会は会議形式で、言葉がとても硬い。椅子の位置や司会方法、言葉遣いを変えて、包括職員も発言しやすい雰囲気づくりをしたいと思った。
○当事者側のなぜと支援者側のなぜを深掘りして、当事者と支援者の視点を行き来することが課題解決の思考の段階で重要だと分かりました。
○一つのケースに様々な部署が関わることの難しさ(情報収集の視点や考え方など)を感じました。
○無理にカテゴライズした状況(つるつる言葉)からではなく、個別具体のケースの深堀による真因から政策形成に進むことの大切さ・有用性を感じられた気がします。
○2日とおして、ペルソナを具体化してからヒアリングしにいくといい。という意見がチームのまとまりを作った気がする。ペルソナ固めるときに、いくつかのパターンを試して薪集めすると、マッチングの時の注意点もわかってきて、経験として積めることがわかった。より解像度を上げるために、インプット、アクティビティ、初期アウトカムをしっかり考えることが重要だと気づいた。
4)第2回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
○とりあえず、色々な団体と会ってみようということで日程調整してます。
○ケアプランについて、ケアマネがやるべきこと行政が求めることは何となく理解しているが、利用者側の意識を変えることが一番大事なのかなと思う。その説明を現場で包括に丸投げするのだけはやめてほしいな、と思っている。
○包括がリエイブルメントに対する抵抗感がまだまだ大きいなと思った。
○短期集中があれば良いいなという考えは変わらないですが、課題をやっていくなかでまだ自分の中でこのやり方でいいという考えには至ってないです。
○ロジックモデルに落としこみが難しい。
○アウトプットとアウトカムを丁寧に説明していただいたにもかかわらず、いまいち腑に落ちていない感じがしています。
○前回もですが、2日間が濃厚すぎて整理しきれていません。とことん考える時間がもっと欲しいと思いました。
○アウトカムは、相手の変化ですが、どのような反応があるかのイメージがまだつるつるするなと思います。自分の中で具体的にイメージできないため、自分にとっての相手の理想的な変化になってしまうことが、これでいいのかな~と悩ましい部分です。
○第1回課題の順番(①現状②目指す姿・ありたい状態③真因④課題⑤打ち手)で考えていたが、第3回でのロジックモデルでの順番が①現状④課題③真因→⑤打ち手→②目指す姿・ありたい状態となっている点が、違和感を感じている。
○自立支援型地域ケア会議と自立支援型ケアマネジメントは同じようで違う物。という事は分かっていますが、とても迷走しているように思います。メンターの先生から聞かれる事が自立支援型ケアマネジメントの事のように思われます。正しい方向に進んでいるのかがわからなくなります。
5)第2回を踏まえて次回(第3回)までにどんなことに取り組みたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。具体例があればそれも交えて詳しく教えてください。
○現状分析や組織を超えた話し合いを行っているが今後実現していく上で具体的にどのようなことをすればいいのかを本格的に考えていきたいと思う。
○チームメンバーでターゲットやありたい姿を合わせること、ロジックモデル作成と同時にそれを踏まえてお試しを検討すること。やってみて改善していくことが本当に使えるロジックモデルになると思うので。
○まずはつるつるしたロジックモデルを書いてみたい。ある意味楽しみになている自分もいる。
○次回までに市職員と今後どのようにするか、一度話し合いたい。
○話し合いと他課訪問をしたいと考えています。
○本来業務が忙しいが、メンバーとの対話を大事にして、進めていきたい。
○個人ワークをしっかりこなした上で、チームとして膝を突き合わせる場に参加して意見交換をしたい。
○自立支援医療(精神疾患)の診断書に高校・大学・就職早期のつまづきが書かれていることが多いので、一旦、若年者への支援に絞った形で政策デザインしてみたい。
○なんとなくみえてきたわがまちの重層。ただみえてきたのは今いる自分たちだけなのかもしれません。この思いを伝える、伝えていくことも今後考えていかなければと思っています。
○同行訪問をしたい!全包括職員と行きたい。
6)今後、本プログラムを進める上で期待すること、不安に思うことなどを教えてください。
○メンターとの会話が楽しみです。
○色んな事を考えながら参加させてもらっています。他の市町の話を聞いていると「同じだな」と思う部分もあれば、「すごい!」と思うものも多くあります。毎回終わって自分の中で「理解できた」と思う事もあれば、「今回は迷子だ!」と思う日もあります。やっぱり迷走中です。
○業務内外でさまざまなことをしているので、「負担にならないように」とは言われていますが、たぶん負担になるだろうなという不安があります。
○亀井先生の話は大変興味深く,とても勉強になっていますが,話が早いため,私の考えがついて行けていないことが不安です。
○このままで最終的にある程度形を作れるのかがとても不安。
○他市町村の考え方が参考になったので、今後も積極的に取り入れていきたい
○一回一回の会議の積み重ねで、色々な視点に気付かされるとともに、勉強になっています。
○一番最初のキックオフでは、前年市町村の内容を聞いて、こんなの作れないと考えいました。前回まではすごくおぼろげにわかっているような気がしていましたが、だんだんと自分の考えが整理できてきた気がしましす。少しづつ市の今の課題や進みたい方向性がわかってきた気がします。
○毎回得るものがたくさんあります。きちんと咀嚼できるようにしたいです。他の参加自治体の方ともお話しをしてみたいです。
○他市町村に比べて遅れているように感じ、少し焦っている。
7)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
○メンターの先生たちは、私たちの話を聞いてくれて、改善点のヒントをくれたりしています。毎回、ありがとうございます。変な事を言っても一生懸命答えてくれて、ありがとうございます。 これからもよろしくお願いします。
○課題検討ワークで毎回同じメンターの方でないのが、いろいろな側面から助言か聞けてよかった。
○他の地域のメンタリングを聞けることも大きな学びになります。
○時間配分がわりとしっかりコントロールされていたので、いろいろと参考になりました。
○資料・音声も非常に素早くアップロードしていただいていて、とても助かっています。
○こまめにフォローしていただいて大変助かります。
○他の参加自治体の話が聞けるのはとともありがたいですが、時間が長すぎると感じます。
○状況を理解してもらえることが有り難い。
○メンタリング40分、すぐに終わってしまうので、もう少しゆったりできるといいなとは思いました。でも、他の町も気になるので…難しいです。
○動画視聴できることがとてもありがたいです。
○音声や動画を区切ってほしいです。

第1回 2025年9月24日(水)、29日(月)

日時:2025年9月24日(水)、29日(月)  *記載が間違っておりましたので修正しました
会場:オンライン
プログラム:「基礎自治体の役割価値と可能性」
<1日目>
  講義「これからの社会と公共 基礎自治体における展開を中心に」

     亀井善太郎 氏(PHP総研 主席研究員)
  グループワーク「ダイアローグ(対話)」
  グループワーク「わがまちの課題を検討する」

<2日目>
  講義「基礎自治体における課題とその解決」

     亀井善太郎 氏(PHP総研 主席研究員)
  グループワーク「ネクストアクションを考える」
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1)講義「これからの社会と公共 基礎自治体における展開を中心に」
講師:亀井善太郎 氏(PHP総研 主席研究員)

昨年度までは資料は紙面のみであったが、今年度は画面上でスライド共有をしながら進められた。
今現在慌ただしく働いている中、この先に各地で高齢化は順にピークを迎える。また、重層支援についてもこの先減るとは思えない。
「制度の運用や事業、市民社会の相互の機能を通じて支える」と言うことを「机の引き出し」に例えられた。今使うものは何か。ハサミ?ものさし?のり?…必要なものが充足していれば良いが、足りないこともあるかもしれない。また、今いらないものを出してしまって邪魔になって作業ができないかもしれない。必要なものを適時取り出して使用できるようになっていることが良いと言うことは想像がつくのではないか。必要なものをいかに整理して用意をしておいて、使いやすい状態にしておくことも大切である。
基礎自治体職員が行う「公共を担う」とは何か。
制度や事業などの利用だけでなく、市民社会で行われている活動を組み合わせて行くことで、生活を支えることを考える必要がある。
「公共を担う人」は課題発見・解決に関する基本的なスキルを備えた実務家であり、さまざまな主体とコミュニケーションを重ねるコミュニケーターであり、具体的な解決策を実現する立案者であって、それを動かすコーディネーター、あるいはオペレーターである。
これからの社会は支える側は減り、相対的に問題は増える。
さまざまなことを公共で支えていこうとしている社会の流れで取りこぼされる人は減るだろうが、減っていく支える人への負担は増える。
1人では支えられない。求められること、支えるということ、それらはどういうことかを考えた上で、実行するためのチーム作りについて考えた。
2)グループワーク「ダイアローグ(対話)」
3)グループワーク「わがまちの課題を検討する」

担当メンター
 A:服部真治 氏(日本能率協会)、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 C:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、澤田真帆 氏(医療経済研究機構)
 D:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
同席パートナー
 A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター) 
 B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:吉田朋美 氏(豊明市市民生活部共生社会課)、中上竜太 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 D:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
 A:守谷市、さくら市、裾野市
 B:安平町、青ヶ島村、秩父市、呉市
 C:八尾市、那覇市、輪之内町、函南町
 D:雲仙市、高畠町、戸田市、東松山市
4)講義「基礎自治体における課題とその解決」
講師:亀井善太郎 氏(PHP総研 主席研究員)
1日目の補足をしながら、話が進められた。
課題発見と解決は「走りながら考え、考えながら走る」こと。闇雲に進んでも疲弊するだけである。
何かをする時に仮説を持ちながら挑み、それとのギャップや失敗があった場合に小さな状態の間に対処する。それが「アジャイル」である。
マンツーマン・ディフェンスとゾーン・ディフェンスをバスケの戦法で例示して、「チームで対応すること」の必要性を説明した。
また、「個人」の課題に挑む時に、当人と自分たちの「モノサシ」が違うことも理解しなければならない。同じ組織の中でもそれは違うかもしれない。認識を一緒にするためには「それはなぜそう考えて(そうなって)いるのか」を掘り下げて考える必要がある。
「なぜ」「なぜ」と考えるためには「材料(この講義では「薪」という)」が必要である。
薪をくべて炎を大きくする=問題を明らかにする例示した。
5)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
 A:服部真治 氏(日本能率協会)、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:岩名礼介 氏(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 C:高橋拓朗 氏(NTTデータ経営研究所)、澤田真帆 氏(医療経済研究機構)
 D:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
同席パートナー
 A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター) 
 B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:吉田朋美 氏(豊明市市民生活部共生社会課)、中上竜太 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 D:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加自治体振り分け
 A:裾野市、さくら市、守谷市
 B:秩父市、安平町、呉市、青ヶ島村
 C:輪之内町、函南町、八尾市、那覇市
 D:戸田市、東松山市、雲仙市、高畠町
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)1日目午前の講義(「これからの社会と公共」)で新たにどんな学びや気づきが得られましたか?
印象に残ったキーワードを交えて記載してください。

○専門職だからこそできる”listen”をしていきたい。
○支える前の「常態」、LISTEN(字判断を保留して聴く)、T字型人材、「ものさし」の共有、情報共有の作法など、日頃の業務で漠然と感じていたことを言語化していただいたような感覚で大変勉強になりました。
○「ものさし」の共有は大事だと思った。分かるだろう、これくらい知っているだろうで進めてしまうことが、じつは全然違うことを想定していたり、単語が分からなくて内容が頭に入ってなかったりと、すり合わせから始めないといけないことがあった。
○難しいケースに遭遇した際、きちんと向き合って整理していかなければならないと当たり前のように思っており、それゆえしんどい思いもしてきました。ですが、亀井先生より「課題に向き合うことだけが正解ではない」とのお話があり、非常に驚いたと同時に、心が軽くなりました。
○自分を育てることがチームの育ちにつながり結果として公共を担う力が何倍にもなるという言葉が印象に残った。
○「支えるを実践するために」の中で、やることがピークではだめというお話があり、確かに、「決定した、やった、その後は不明」となるのはありがちなので、継続的に成果を生み出せるような組み立てを考える必要があると感じました。
○「書き言葉の世界、話し言葉の世界、言葉にならない世界」「聞くこと」というコミュニケーションに関する部分は大変勉強になり、その点を意識して相手に向き合うことを心がけようと思います。行政職員としてどうしても書き言葉での説明になってしまうことが多いと感じているので、その場に応じてきちんと考えながら、実践につなげていきたいと考えています。
○「言葉をどう使うか」という事が一番印象に残りました。住民の方々とお話していて、話しことばの中の言葉にならない思いを記録として形に残し行政へあげていくという役割から、「聞く(listen)」の大切さ、書き言葉と話ことばと気持ちを繋げる事の重要性について考えさせられました。
○引き出しの中を充実させる、整理するという例えがすごく分かりやすかった。自分の中で整理しているつもりでもそこに必要なものが揃っていなかったり、引き出しに入っているのにあることに気づいていない等、自分がどういう状態であるか、地域がどういう状態であるか置き換えて考えたいと思った。
○難しいケースに遭遇した際、きちんと向き合って整理していかなければならないと当たり前のように思っており、それゆえしんどい思いもしてきました。ですが、亀井先生より「課題に向き合うことだけが正解ではない」とのお話があり、非常に驚いたと同時に、心が軽くなりました。
2)2日目午前の講義(「基礎自治体における課題とその解決」)で新たにどんな学びや気づきが得られましたか?
印象に残ったキーワードを交えて記載してください。

○保健師やケアマネとしても本人や地域の本当の課題は何かを深堀りして分析することは学習してきましたが、そこにここまで焦点を当てて他の職員と一緒に集中して同じ話題で実践してみることが初めてで、他職員の意見も含めて日々学びになっています。日々の業務やプライベートでも深堀って手書きしながら考えてみることを試してみています。
○「ツルツルとザラザラ」のお話が印象的でした。私自身もツルツルの言葉で話していることも多いと気づかされ[考える]が足りないと実感しました。
○何度も「なぜなぜ・・・」を繰り返すことで真因を明らかにすること。なぜを繰り返していても必ず行き詰ってしまうことが多くありました。今まではそこから先に進むことができないことを「仕方ない」と思うことがありましたが、先に進むための情報を集めることが次のなぜなぜにつながるということを新たに学ぶことができました。
○支える人を支える。支援してくれる人の負担や思っていることなどをしっかりと聞いていくことは大切だとあらためて感じた。
○課題解決とは、制度の適用ではなく「誰のどんな課題か」を問い続け、現象の奥にある真因を探る営みだと実感しました。
○利用者から出た要望は、その人なりの問題解決の仮説であり、正しい課題解決に導く必要がある。おばあさんのセブンイレブンの話で、私は今まで課題の掘り下げが足りず、表層しか見ていなかったかもしれないと思った。
○「自分の見方のクセを知る」自分の考え方には癖があることに気づくことが第一歩だと思いました。同じ事象に対しても十人十色の考え方がある、と受け止める柔軟性が大事だと感じました。
○第一回目の資料作成時にこの講義にあった薪が足りないと気づきました。
○なぜ、基礎自治体が課題解決に携わるのか、について考えたことがなく、そもそも論を楽しく学ぶことができたと感じています。
○相談者の相談内容については、課題の仮説を話しているということを頭において、深く聞いて真因を掘り下げることで本当の課題を明らかにしていくことが大切であると学びました。
○「考える」について、薪が足りないと考えも深まらないという考え方がとても興味深く思った。そういった際に、新たな情報を得ることはもちろん、情報が十分に得られていなくても比較をすることで新たな切り口から考えが進むことを学んだ。
○改めて「重層=支援のしづらさの解消」であること、それを整備するために「支援者側のなぜ?」の視点を持つことの重要性を感じました。
3)課題検討ワーク(1日目午後、2日目午後)を通じ、どんな気づきを得ましたか?あなたが感じたことを率直に教えてください。
○これまでの課題設定が、浅かったと思った。やりたいことは明確にあるけど、それが実際の現場の課題に合っているかはわからないということに気づいた。
○事例を通して考えていく中で、出来なかった事例だけでなく、出来た事例を共有し、なぜ出来たのかを掘り下げていくことで、そのヒントになることや、出来た事例を共有することで、お互いの成功体験になり、結果、今後の連携にも繋がっていくのではと思いました。
○今やろうとしている打ち手について、なぜ必要なのか、誰のためにするのか、そこから何を得てどう目指す姿につなげるのか、等ということをしっかりと考えないといけないことを痛感してます。
○今まではふわっと考えていたが、皆の中での共通認識ができていなかったのではないか。という事に気づく事ができました。
○先生からの質問で、もやもやしていたものが少しづつ具体化された
○「本当に市民(高齢者)が望む暮らしは何か」ということを、メンバーとしっかり膝を突き合わせて一緒に考えるという作業・機会を通して、行政・包括・SCが、前を向いて、同じ方向を目指せるようになった。
○気づきというか、考え方をあらゆる角度から教えていただいてありがたいです。
○同じ題に対しても、自治体ごとにここまで違うのか、と面白さを感じました。ひとつのケースを時間をかけてここまで掘り下げたことはそこまでありません。これまで浅いところで考えを巡らせていたのかもしれない、と改めて感じました。
○これまで抱いていた先入観で凝り固まった頭を少しほぐしてもらったような気がします。
○自分たちが目指している姿がまだぼんやりとしていることもあり、どこに課題があるのか、真因はなにかなど、メンターにうまく伝えられない時間があった。
○こういう状態は防ぎたい という言葉を聞いた時、すごく腑に落ちたというのがありました。
○制度や事業では解決できない「暮らしの課題」に向き合うには、住民の声に耳を傾け、チームで考え続ける姿勢が不可欠だと実感しました。問いを持ち続けることが、支援の質と自分自身の成長につながると気づきました。
○軽度者支援とはどのような人を指すのか,その範囲が広く選定するのが難しかったが,話を掘り下げていく中で,まだぼんやりとではあるものの,当市としての「ありたい姿」を考えられるようになった。
○大きすぎる成功よりも小さな成功を積み重ねていくことの方が組織や社会を動かすことがあるということ。
4)第1回の内容について、なんとなくモヤモヤしている点(腑に落ちていない、ぼんやりしている、考えを整理したい等)があれば教えてください。
○少し霧が晴れました。介護サービス付けになっている利用者の「卒業」という概念が的外れだったこと。
○真因は何かを深堀りして考えてみたが、それで真因と思ったものも、また翌日になると違う気がする。これが真因だとスッキリする瞬間はどのような時に訪れるのか。
○重層的支援は解決策ではないという点について、どういった状態(状況)まで持っていければよいのかまだまだ不明確な気がしています。
○まとめたがりな集団なため、最終的なゴール(かたち)が「こう!」と決まってないと不安に感じます。「最後はこうまとめる」「これができる」が、今の状況だとまだ不確定なため、常に「大丈夫かな」と感じてしまいます。
○個人として学ぶことも多く活用できると感じていますが、持ち帰ってチームでの対応をしようとした際に、アジャイル参加の人とそうでない人での熱量の差を感じます。
○なんとなく分かりそうで、まだ全体的に自分でこれで良いと思えるものに辿り着いてません
○重層的支援体制整備事業は一人でやれるものでもないし、今回のメンバーだけでやれるものでもないので、どのように浸透させるか、同じ目線になれるか不安がある
○重層的支援とはなんなのか。なにをしようとしているのか。すぐきれいにまとめがちチームなので、ゴールが見えないことに対して不安を感じるし、ゴールが見えないことに対して取り組む意欲がなかなかわかない。言われて参加しており、参画はできていないお客様状態。本当の意味ではチームになっていない感じがする。
○難しい内容で未だ整理できない
5)第1回を踏まえて次回(第2回)までにどんなことに取り組みたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。
○社協の事業を市が知らないように、市の取組みも社協は知らないと思うので、これまでの取組みを伝えたいと思う。
○今回まとめた課題を再度掘り下げるのはもちろんだが、ありがとうとメンバーに伝えたり、ポジティブに物事を考えて意見を出していこうと思えた。
○対面での話し合いをなるべく多くし、他の課へ話を聞きに行くなど情報を集めたい。
○今考えている取組の目指す姿について改めて自分自身でしっかり考えてみる。
○仕事と向き合っていて、仕事をしていて、楽しいと思うこと(結果が伴うことにより)、感謝するべきことを人に話したい。感謝を伝えたい。
○改めて個別事例から出発する。支援の過程でとても印象に残っているケースが複数あり、反省会をしなければと思っていたところ。反省会の代わりに、関わった人と真因を探るための話し合いをしたい。ほかのメンバーにも声をかける。
○なぜ、なぜを繰り返して、深く考えていきたい、そして、それをチームみんなで共有していろいろな人の考えを聞いてみたい!
○チーム、他のグループの話を聞き、課題解決方法を学び合い。積極的に参加したい。
○リエイブルメント型事業の近隣市町の取り組み状況の把握、リエイブルメント型事業に対する市内リハ職からの意見の聞き取り
○解決が難しい問題のどこをゴールとするか、自分たちがどうにかしたいと思う状態は何か、どう支援していけるか、また、考えている支援の目的の部分を掘り下げて考えていきたいです。
○まずは日頃の業務から「打ち手を急ぎすぎない」と意識していこうと思います。なんとかしてあげたい気持ちが勝ってしまいますが、真因の掘り下げを行った上で支援を考えていきたいと思います。
○課題を解決したいと思っている相手が、どうすれば私たちを頼ってくれるようになるのか、どういう方法で歩み寄っていけるのか考える。
○まずは、考えるための材料(薪集め)が不足していると思いましたので、材料を集め、自分なりに考えることが必要だと感じました。
6)今後、本プログラムを進める上で期待すること、不安に思うことなどを教えてください。
○まだ第一回だが、すでに受講して良かったと感じている。課題解決の考え方を学び、様々な分野で応用したい
○今は次にやることが明確だが、それを実行するために、段取り良く進めていけるのかが不安
○重層に関することだけでなく自分が現在所属している団体のチームワークにも活かせる知識や、技術がたくさんあるため重層だけにとらわれない講義や話し合いも行えたらいいと思っている
○決められた期間でカタチにしたいという思いがあるので、正直なところ間に合うかという不安があります。しかし、今までになかった役所内での横のつながりが構築されつつあり、期待の気持ちも併存しています。
○期待しかありません。政策形成うんぬんの前に私たち自身がそれぞれの事業に取り組む姿勢や考え方、心のあり方など、心理学?哲学?のような講義が不思議と癖になっています。
○行政と民間が一緒に動く事はなかなか難しいですね。
○一回のボリュームが大きすぎて(講義時間)、業務上参加できない可能性がでてきてしまうこと
○重層的支援体制整備事業は一人でやれるものでもないし、今回のメンバーだけでやれるものでもないので、どのように浸透させるか、同じ目線になれるか不安がある
○日常の業務と並行してプログラムに取り組むことが時間的にきついと感じる。もう少しゆったり日程を組んでもらえるとありがたい。
○メンバーの結束が、回を追うごとに増していると個人的に感じているので、さらに深められたらと考えています。
○普段の業務で忙しいため、課題や研修に望む時間がない
○チーム員がとても協力的になってきて、打合せも積極的に参加してくれるようになりました。変化があって嬉しい反面、参加していない課内職員には何のことだかわからないと思っています。どういう風に全員に伝えていけば良いのかは、気になる部分です。
○具体的な事業に結びついて行くのかやや不安。グループメンバー内の受け取り方のズレを合わせて一つの方向に向けていく事ができるか心配
○プログラムに参加したことで何か必殺技が身につくものではないと思うので、物事の捉え方や考え方、結論ありきじゃない議論や関係づくり(一緒に考えられる仕組みづくり)を関係支援者と築けるような手法が学べるとよい
○参加を続ける中で、宿題や準備事項が多く、通常業務との両立には大きな負担を感じています。しかし一方で、行政との関係性は確実に構築されつつあり、協働の基盤が少しずつ整ってきている実感もあります。
7)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。

○それぞれの端末・設定の問題と思われますが、音声が聞き取りにくいことがあります。
○他の自治体の話や悩みが聞けるのが、一番勉強になります。
○他の自治体の参加者の表情を見ながら話が聞けることで、課題に取り組む意欲や不安などが共有できる点が良いと思います。
○良かったこと「メンターの人柄」
○大切とは思いつつ、当日に加えての宿題検討の別日の時間確保がかなり長時間になっているため、当日の時間である程度完結できるとありがたい(当日も丸一日をあけているため、当日の時間内でグループ員で検討する一時間が取れるなど)
○メンターの方々が決して否定をせず、寄り添い応援してくださっていることが伝わってきます。
○メンターさんや、他の自治体の方の斬新な考えや意見がとても刺激になります。ありがとうございます。
○まだこれからプログラムが続きますが、メンバー内では今後、毎回メンターが変わることの不安が残っています。
○ほぼ1日拘束されるのは、厳しい
○多くの先生方にサポートいただき、ありがたい仕組みだと思う。
○運営の皆さんもご多忙な中に、優しく手厚くサポートしてくださるので本当に有難く思っています。今後も相談させていただきます。よろしくお願いいたします。
○フォローアップなどの日程の候補を早めに提示して欲しい
○メンター、パートナーの皆様が親身に寄り添っていただけるので、大変ありがたく感じております。それだけで参加してよかったと思っています
○言葉(ニュアンス)が難しいという声を若干聴きました。
○メンターの先生方は上手く言葉にできないことを汲み取ってきいてくださり、また、的確なアドバイスをいただけるので、物事の考え方も学びになっています。
○録音データが、長時間のため容量が重たい。全体を通して聞くという意図を感じますが、可能であれば、各自治体で区切ったデータをあげてもらうと助かります。
○スタッフの皆さんやメンターの皆さんの一言一言に驚きと喜びがあり、背中を押してくれる力を感じます。偉大な先生方をものすごく身近に感じることができる上、業務を行う時、企画する時、上司に提言する時等、メンターの先生方が隣におられたらなんと言ってくださるだろうと考えるようになりました。

キックオフ 2025年8月6日(水)

日時:2025年8月6日(水)
会場:オンライン
プログラム:開講式
        主催者挨拶 都築晃氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
        厚生労働省挨拶 小西雄樹氏(厚生労働省老健局総務課 課長補佐)
                南孝徳氏(厚生労働省社会・援護局 地域共生社会推進室長)
      過去参加自治体ミニメンタリング「過去参加自治体の取り組みから学ぶ」
              進行:池田寛氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
                 都築晃氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
      コミュニティビルディング
        グループワーク「わがまちの課題を検討する」
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1)開講式
主催者挨拶  :都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
厚生労働省挨拶:小西雄樹 氏(厚生労働省老健局総務課 課長補佐)
        南孝徳 氏(厚生労働省社会・援護局 地域共生社会推進室長)

 本プログラムは藤田医科大学が日本能陸協会の協力を得て実施している。主催者挨拶として都築 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)より開講の挨拶があった。
 本プログラムは厚生労働省老人保健健康増進等事業「地域包括ケアシステムの深化・推進に向けた市町村の地域デザイン力を高める組織構築に関する調査研究」の一環として実施している。また、「地域包括ケアシアステム」において多世代、多分野における「重層的な支援」も不可欠であるため、社会・援護局からも協力を得て募集広報を行った。
 実施主幹である厚生労働省老健局総務課より小西 課長補佐、社会・援護局より南 地域共生社会推進室長から参加自治体に向けて激励の挨拶をいただいた。
2)過去参加自治体ミニメンタリング「過去参加自治体の取り組みから学ぶ」
<アイスブレイク>
進行:池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
<ミニメンタリング>
進行:都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 【過去参加自治体】
  (2024年参加)
     青森県平内町、福島県須賀川市、新潟県田上町、長野県箕輪町
  (2022年参加)
     兵庫県赤穂市

 アイスブレイクとして池田 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)から参加にあたって、画面上でのリアクションやZoomチャットの使い方など説明があった。
 その後、過去自治体のミニメンタリングを都築 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)進行のもと実施した。
 各々、参加当初がどのようだったか、終了時、そしてそれからどうしているかを話していただき、メンターから参加当時のエピソードや、その後の状況についての解説、メンタリングが行われた。
 昨年度参加自治体はプログラム終了から約半年であるが、それぞれが描いたロジックモデルで何がどこまでできているか、何でつまづいているかなど明確にお話しいただけ、また、メンターとのやりとりも明朗で垣根のない様子が表れた。
3)グループワーク「わがまちの課題を検討する」
担当メンター
 A:服部真治 氏(日本能率協会)、三原岳 氏(ニッセイ基礎研究所)、池田寛 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:高橋拓朗 氏(MOXY Consulting)、都築晃 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 C:亀井善太郎 氏(PHP総研)、松本小牧 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
担当パートナー
 A:稲垣圭亮 氏(藤田医科大学地域包括ケア中核センター)
 B:竹田哲規 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
 C:坂上遼 氏(豊明市市民生活部共生社会課)
参加市町村振り分け
 A:安平町、守谷市、裾野市、呉市、青ヶ島村
 B:大郷町、高畠町、さくら市、東松山市、八尾市
 C:秩父市、戸田市、輪之内町、函南町、雲仙市、那覇市

エントリーシートの内容および事前状況把握シートをもとに、参加のきっかけや、今取り組んでいること、問題意識などを共有し、メンターからの問いかけにより潜在的な問題意識を言語化するように働きかけた。
参加者の声(事後レビューから一部抜粋)
1)過去参加自治体メンタリングでどんな印象を持ちましたか?感じたこと、気づいたこと、学びとなったこと等、印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
○迷う事は、まだ色々あるけど、どの自治体もベクトルが定まっているように感じました。
○フレイル予防弁当、食べてみたいと思いました。
○褒めながら、認められながら話が進んでいる印象でした。今回の会議に参加するまでは、2月で全て終了する。と思っていましたが、昨年度参加自治体さんはまだまだ進化しようとしている印象でした。どの自治体のかたも「お久しぶりです」など話されていました。お久しぶりと言える関係になるまで話し合いをされたということに驚きました。
○自分たちと同じ悩みからスタートした自治体があり、今後の参考にできた。
○現在当市で感じている課題と同じような課題を抱えている自治体があり、「うんうんそうだよね!」と思いながら話を伺っていました。メンターの先生方のポンポンと対応される姿が頼もしく、でもこれについて行けるかしら…と不安にも思いながら伺っていました。
○県を超えた他市の課題を知ることができた。組織や職員数は様々であり、課題もそれぞれ。あるべき姿を自治体が決めても良いんだと考えることができた。国や県から指導されたことをすべてやらなければならないと思っていた。
○平内町さんのお話は、とても感じる部分がありました。負のスパイラル、グリーフケアなど現場で起こりうる話だなと痛感しました。大変参考になりました。印象に残ったキーワードは「リスペクト」です。
○ロジックモデルが頻繁に出てきましたが、あまり馴染みのない(作ったことがない)ものだったので、「自分達も作るんだろうな、ハードル高いなー」と不安になりました。発表された自治体とメンターとの距離が近く関係性が良いように思いましたが、「自分達もそんなに仲良くなれるかな?」と不安がさらに増えました。昨年度の参加自治体のみなさんは、こちらのプログラムで取り組んだ課題に継続的に取り組んでいらっしゃり、率直に「通常業務もこなしながら、取り組めていて内容も凄い」と圧倒されました。
○自治体の皆様がプログラム終了後も「継続」して取組をされていらしたので、受けて終わり、となっていないところがすごいと感じた。
○メンターの無茶振りにも即座に返事が出来るのもすごいと感じました。
○メンターと自治体間が打ち解けていて、いい雰囲気で言いたいことを言えていて驚いた。
○参加自治体のみなさんは、それぞれ困っていることや疑問に思っていることを具体的にイメージし、それに対してどのようにアプローチし、解決していくかを一つずつ形作ってきたように感じました。取り組みを進めていく中で、新たな課題や目標が生まれ、それらに対応しながら時間をかけて構築していくプロセスが印象的でした。
○ロジックモデルの作成が肝になると感じた。取組フローを双六ふうにまとめたものも解り易かった。他の自治体の話を聞くだけでも勉強になった。赤穂市の話で、SCは「個人」への介入に重きを置いているという話が興味深かった。
○特に心に残ったのは、「課題を100%解決することは不可能である」という言葉でした。「解決」というとつい完璧を目指してしまいがちですが、そうではなく、「ここまでしかできなかった」と否定的に捉えるのではなく、「ここまでできたんだ」と、できた部分に目を向けることの大切さを学びました。
○「元気な人に会いに行く」との言葉が印象に残りました。今までは、支援を必要とする人に会いに行き話を聞いていましたが、そこからの支援に対しての学びもあるんだということに気づけました。
○各自治体が抱える課題が当町とも共通していると感じた。その状況を見過ごさず、何とかしようと行動を起こしていることが素晴らしいと思った。
○職種によって見ている面が異なり現状や問題意識の認識も異なるため、関係者間で同じ認識を持って進めることができるかは重要だと思いました。
2)わがまちについてメンターと話をしてみて、どんな印象を持ちましたか?感じたこと、気づいたこと、学びとなったこと等、印象に残ったキーワードを交えて記載してください。
○ZOOMではメンターの方と直接お話する機会はありませんでしたが、本市の担当者がメンターと対話している様子を客観的に見ていて、非常に丁寧に話を聞いてくださり、俯瞰的な視点からの助言や、過去の事例を踏まえた具体的なアドバイスをされているのが印象的でした。そこから、「些細な相談でもしていいんだ」と感じられるような安心感が生まれており、事業担当者が孤独になりがちな状況において、メンターの存在が大きな支えになっていることが伝わってきました。
○良好な関係性ができているのだと感じた。会話の回転が速くて、実際ついていけるのか不安に感じた。
○率直に、意見を言えて良かったなと感じており、それを否定せず、受け止めてくれるメンターのおかげだなと感じました。
○複数の職員が関わることで連携や情報の共有が少しずつできてきているものの、整理ができておらず課題だと感じました。
○まず,メンターとのやり取りが終始堅苦しい雰囲気ではなく,ざっくばらんにお話をしてくださるので安心しました。また,「ペルソナ」というキーワードを用いて,今後の方向性を分かりやすく説明していただいたことは,新たな発見でした。
○支援後に対象者を地域に戻すという考え方ではなく、例え能力が落ちたとしても暮らしていけるような環境作りをしていくことが重要という部分が新たな気付きとなりました。今までは対象者が通える多様な資源を展開していくことが重要と考えいましたが、180度考え方が変わり、今後の展開が大変そうだなと思う反面、楽しみもある状況です。
○想像していたよりもフランクな形で対話をされると感じました。
○メンターとお話しながら、社協と市とで地域づくりを行っていきたいという目的は一緒ですが、お互いに見ている地域づくりというのは何なのかということの共有が必要だなと感じました。
○メンターの前向きな許容にあふれた対応に感謝している。今の状態はこれでいいんだ、今後自分たちがどう変化していけるかを自分たちが考えていくことで、個性あふれるメンターに負けないくらいの個性を自分たちがもてるようになれば、今までに自分たちでは気づけなかったことに、自分たちで気づけるように変化できるのかもしれない。
○「支援者自身が支援される存在であること。」とても重要な視点と感じた。支援されたことのある経験が支援を必要としている方への支援に活きると感じた。
○他自治体に比べて、課題把握が出来ていないと感じました。
○緊張してしまい、自分が何を話していたのかよくわからず、録音を聞いて、ようやく理解できました。
○すでに「信者」になったような気持ちです。そうだなーと思えるような返し、共感して聞いてくださる、「そうだよね」という言葉、初日で、安心して何でも相談していいんだ、という気持ちになりました。振り返りで音声も聞いたので、亀井先生のお話のされ方、声のトーンが頭から離れません笑
○成功事例をもとに考えるというキーワードが印象に残ってます。どのように介入したからサービスに繋がったのか、発見できたのかなど振り返りをもとに課題解決をしていくことが必要と学んだ。
○こちらの思いというか、モヤモヤする気持ちも含め、丸ごと受け止めていただいたという印象でした。重層について何をすることが今求められているのか、何から手をつけて良いのか、今やるべきこと、方向性を示していただけた。自分たちだけでは気づけない部分を教えていただけた。まずはその取っ掛かりが見出せた。第一歩は踏み出せそうです。
○立場や人によって考え方が違う、まずは相手の話を聞いて、どうしてそう思っているのかを知ることが必要とのアドバイスがあった。すべての業務に言えることで、改めて気付いた。こちらの考えを押し付けるのではなく一緒に考える工程が大切。
○「目の前の課題解決に一生懸命で、その先の未来まで考えられないない」という主旨の発言と、「支援のゴールはどこなのか?」というやり取りが印象的でした。このプログラムでは、つい見落としてしまいがちな視点をいただけるのではないかと期待しています。
○とてもこれからが楽しみになりました。今日までは、本当に変われるのかな…と不安でしたが、昨年度の事例を聞き、やらないと変わらない!と思いました。それぞれの利害をきちんと知ることの大切さに気づきました。つい自分たちの立場で物事を考えてしまうが、まずはここからだと思います。
○「誰のために何をするのか」というのは常に心に留めていることが大切だということを学びました。
3)今後検討しようとするテーマやわがまちの課題について、迷っていることやモヤモヤしている点を教えてください。
○メンターにアドバイスいただいた、グレーゾーンの言語化をどの様にするか悩みます。
○どうやって進めていけばいいか、そもそも本当に総合事業が必要なのか。次年度の事業化するには予算取りが間に合うのか。
○地域ケア会議を開催しないといけないもの。”地域ケア会議はケアプランチェック”と思っているケアマネがほとんどの状態。この状況で変更することに対する説明がきちんとできるか、また、理解をしてもらえるかが心配です。
○「関係者の目線合わせ」を挙げましたが、参加者の知識・経験の差が大きく(自分が一番劣っているため)、プログラムを通じてプロセスの共有があっても、ついていけるかは自信がないです。
○迷いしかない。
○重層的支援体制整備事業を実施することは市の体制上ほぼ決まっているものの、具体的に何をどうしたらよいかはまだ迷子状態です。ただ、提案いただいた事業実施のルーツを知ることと具体的な困っている人のケースを確認することから始めたいと思います。「まずはそこからやってみよう!!」という気持ちです。
○基本的に手探りで進めていくことになるかと思うので、適宜プログラムの際に相談していきたい。
○自分の理解不足もあると思うが、分からないことが多くモヤモヤしている。
○かなり具体的にメンターが教えて教えてくれたので、現時点ではない。
○各包括支援センターや居宅介護支援事業所で、自立支援型地域ケア会議に対する熱量が違うというのは、共通の方向性を見出したとしても、業務の負担感などからなかなか変わらないのではないかと感じています。
○これから総合事業を進めていくにあたって、SCの役割が大きいと感じたが、現在当市のSCは十分に機能できていないため、SCの役割の調整や地域資源との連携等が課題になってくると感じた。
○ハイリスクアプローチを考える際、要支援や要介護の人も対象になると思うが、包括が担当している要支援者や関わっている高齢者の課題把握はできるが、サービスがつながり居宅ケアマネが担当している要介護者の課題はわからない部分が多い。どのように要介護者のニーズを把握していくのか。要介護の人のペルソナをどう見つけていくのかわからない。
○重層的支援体制整備事業について、町役場は担当者が変化していく中でも取り組んでいると思うが、当町の場合社会福祉協議会に柔軟さが欲しいと感じているのでいつもその点がモヤモヤしている。他自治体の話を聞くと、他の社会福祉協議会はこんな動きができるのかと思ってしまう。
4)次回(第1回)までにどんなことをまでにどんなことをやってみたいと思いますか?あなた個人の考えを聞かせてください。
○市の参加者同士で課題とゴール(目指す姿)を共有したい。
○現在のメンバーのやる気を維持しつつ、共通した課題の解決にむけた政策形成をアジャイルをとおして、学んでいきたい。
○我が町で取り組む課題を整理し、1本化すること。あるいはそれに向けて、感想の共有、率直な意見交換をすること。
○一緒にやっていく社協の方と具体的なケースについて検討し、活発な意見交換を行いたいです。
○役所以外の支援団体とまずは連絡を取ってどんなことをしているのか情報集めてみたい
○現時点ではあまり思い浮かばないですが,これまでSCとして会議に出席してきた職員に,感じたことや印象について話を聞いてみようと思います。
○メンターさんたにご助言をいただいた、困難ケース対応において、川上と川下にわけて、それぞれどんな支援が考えられるか、検討していきたい。それをやってみると、町に足りない支援などが見えてくるのかなぁ、って思っています
○プログラム参加にあたりメンバー員で話し合いを行いましたが、キックオフ後にメンバーがどのように感じていたのかを聞いていきたい
○生活支援コーディネーターの役割について再確認する
○事務職なので、個別のケースなどに直接関わっているわけではないので、ペルソナみたいなところはイメージしにくいですが、当町の高齢者全体の傾向や数字などは整理をして、考えていく1つの材料になればいいなと思います。
○市と社協の間での課題間の共有(誰のための地域づくりか?誰に対して働きかけるものなのか?)を行って同じ目標、目的に向かって取り組みを進められるようにしていきたいです。
○なぜ行政が重層を今進めようとしているのかの確認と、重層的支援体制整備事業が生活支援体制整備事業とどう重なり合っていけるかを今までSCとして関わってきた切り口とは異なる見方で考え直してみたい。
○メンバー内でも見えていないこと(それぞれの業務内容等)がたくさんあるため、意識してコミュニケーションを取ったり、時間の許す限り話し合いの場等でお互いの理解を深められたりできたらよいと思っています。
○課を越えての話し合いは今まで無いに等しかったので、まずは本当の意味での福祉部の連携を強固にしたい。
○メンターの話でも合った情報共有会を行いたいと思いました。堅苦しい会議形式ではなく気軽に話せる形式で行いたいと思っています。
○課内参加者と、今回のキックオフミーティングの感想と、第1回までの準備(と分担)を確認したいです。
5)本プログラムの参加にあたり、楽しみにしていることや、不安なことを教えてください。
○メンターの方々との会話が楽しみです。
○考え方のプロセスをメンターと一緒にやっていけること
○チーム全員で話し合いを行うことや、方向性についてメンターの方からアドバイスをいただけることが楽しみです。よろしくお願いいたします。
○まず、言葉の共通認識をすることが必要だし時間がかかるのではないかと思っています。
○他業務等との兼ね合いもあり、満足な時間が割けるかは、正直不安です。また、現時点で事務局等からの連絡も業務時間外に不通に届いている(しかも、それが今後も継続することが今回のキックオフで公言された)ため、本プログラムと市業務を事務局・メンターがどう考え・実践を要求されるかは、正直不安になりました。
○本プログラムでメンターの皆さんに話を聞いていただける機会があることはとても楽しみにしています。ボヤーっとしている部分が明確になることへの期待と確信。
○他自治体の取り組みや工夫を知ることで、新たな視点や実践例を学べることを楽しみにしています。一方で、現状の業務範囲や人的体制との不一致があるため、提案いただいた内容を実務に落とし込めるかについては不安があります。
○行政がテーマを掲げてグループ員を招集した形で、事前にグループ員の意見共有の場を持っていない為、メンバー内で考え方に違いがあるだろうが、今はその違いすら分からない状態。多機関でグループを組んでいるので、準備や協議の時間が十分に確保できるのか。うまく問題解決に向かっていけるのか不安がある。
○メンターやパートナーと話ができるこをとても楽しみにしています。
○他の参加自治体やメンターのお話を聞けることは楽しみです。自分たちがこのプログラムに取り組んでいけるのか、ついていけるのかが不安なところです。
○行政と社協の生活支援体制整備事業の捉え方が異なっており、進め方についても納得しないまま委託を受けていた事もあるため、本プログラムを通じて、課題の認識や取り組みの方向性を共有していけるのではと期待している。
○全部を理解していないためわからないことが多い。
○様々な自治体や専門家の方とコミュニケーションをとれるのは楽しみにしています。
○今までのメンタリング見ていて単純に、聞かれた事に答えられるかが不安です。
○こちら側の考え・悩みが上手く伝わるか不安であるとともに、メンターの方々から発想の転換の仕方を学びたいと思っており、それが楽しみです。
○日頃の業務をしながら、当プグラムをこなしていけるのか、また、目に見える結果が出るのか。
6)運営面で良かったこと、改善して欲しいことなどあれば教えてください。
○前年度まで参加した市町の方がおっしゃっていたとおり、メンターの方々が否定しないようにパワフルに助言いただいていることで、意欲向上につながるのではと思います。ありがとうございます。
○方法論を自分なりにではあるが学ぶことができたのは、昨年度参加自治体の発表のおかげだと思った。
○長い時間なのに、丁寧に話を聞いてくださってすごい方々だと思いました。ありがとうございました。
○あれだけの参加者がいる中でうまく話を振って多くの方に発言を促していたのはとても良かったと思います。
○音声など聞き取りにくい時は、アクションしないとそのまま経過していくため、発言途中でも止めて教えて欲しい。
○先行市町村や似た課題を持つ市町村とも共有できるプログラムと思っていなかったため大変参考になっています。今後ともよろしくおねがいします。
○WEBミーティングに不慣れでしたが、非常に丁寧に実施していただけて助かりました。
○事務局の方が、キックオフミーティング開始前からこまめにteamsでやり取りをしてくださったおかげで、当日への気持ちを持っていけたと思います。
○緊張感があり終了後は、色々な消耗をしましたが、メンターの先生や他自治体からの学びを活かしていけるように取りこぼしなく吸収していけたらと思います。
○各グループにパートナーの方も付いてくださり、進行や時間管理をされていたので、スムーズな流れでキックオフが進められていた点が良かったと思います。
○欲を言えば全体で1回位は集合形式が取り入れられると、他市の担当者と話す機会に繋がるかと思います。
○良かったことは、とても話しやすく聞きやすい雰囲気で安心したこと、私達にもできそうと思えてエネルギーが補充できたこと。改善点は今は思いつきません。
○慣れない手続が多かったが、プログラムが進むにつれて合理的な方法であることがよわかった。主催者側になるときに参考にさせていただきたい。
○他の地域のメンタリングも見ることは、当初自分たちのだけでも良いのではないか、時間がもったいなくないか?とこっそり考えてしまっていたが、いい意味で裏切られ、「他の地域のメンタリングを見ることができること」こそいろいろな角度から学びにつながりました。
○参加するだけで褒めてもらえたことが嬉しかったです。自分の意見がうまく言えなくても肯定していただけるし、それはなんでだろう、と一緒に考えていただけることもありがたいです。
○仕方ないが、長すぎる。他市町村の話も勉強になるので、聞く必要があるとも強く思うが、1日で詰め込みすぎで、通常業務のこともリカバーするのが大変。
○運営される方のまとめ方、進め方はとても勉強になりました。
○過去にプログラムに参加された方が積極的にアドバイスをくださったことがとても勇気づけられ、また勉強になりました。
○午前午後とも、時間通りの進行ですと助かります。