藤田医科大学 腫瘍医学研究センター | Oncology Innovation Center, FUJITA HEALTH UNIVERSITY

がん研究支援
In-house Cancer Genomic Panel Analysis

院内がんゲノムパネル解析について

腫瘍医学研究センター(ONIC)では2021年から臨床検体を用いた院内がんゲノムパネル解析を実施してきました。新規で行った手術あるいは生検検体から、院内でDNAを抽出し、PleSSision Rapid-Neo※というパネル検査を行った後、委託企業(三菱電機ソフトウエア:MESW)で解析を行い、約2,000症例をレポート化しデータ集積してきました。

院内がんゲノムパネル解析データを利用した研究を行う場合

集積した結果レポートは、検体を提出した各診療科は利用することができます。本データの帰属は藤田医科大学になりますので、教員および職員であればだれでも利用することができます。

ただし、研究テーマの競合などが生じないよう、ONICへコンタクトのうえ以下の流れに従って研究計画申請後、会議体で調整を行います。

それぞれの臓器単位や臓器横断的にデータを利用した研究に用いる場合は個々の研究計画を立て、必要に応じて研究ごとにオプトアウト同意を行い、データを利用する流れとなります。

研究立案と実施の流れ

  1. 自科で同意を取った自科のデータのみを利用する場合。
    『院内がんゲノム解析データ利用申請書』をONIC事務局までご提出いただき、承認が得られればデータを得て研究を始めることができます。
    『院内がんゲノム解析データ利用申請書.docx』(Word)のダウンロードはこちら
  2. 臓器横断的な研究を行いたい場合。
    立案者は、上記同様に院内がんゲノム解析データ利用申請書を提出後、ONIC院内がんゲノムリサーチ会議に出席し(奇数週月曜日午後に4号館2階で開催)、解析データ利用の説明と質疑応答を行っていただきます。会議での承認と検体のICを取得した研究者の承認が得られたところで、データを受け取り研究を開始します。データ解析支援者の貢献度が高い場合、発表論文や学会発表の共著者となることをお願いする場合があります。

PleSSision Rapid-Neoパネルを用いて新たな研究を立ち上げたい場合

研究者自身が保有する検体や院内保管の病理標本などをPleSSision Rapid-Neoを用いて解析を行いたい場合は以下の手順でご提案ください。

研究立案と実施の流れ

『院内がんゲノム過去検体解析申請書_Ver4』を fcc-research@fujita-hu.ac.jp 宛メールにてご提出ください。  
 
立案者はONIC院内がんゲノムリサーチ会議に出席し(奇数週月曜日午後に4号館2階で開催)、研究計画の説明と質疑応答を行い、研究支援チームの編成を行います。その後、プロトコールの整備および倫理および利益相反審査を受けた後、研究を開始します。ONICスタッフの貢献度が高い場合、発表論文の共著者となることをお願いする場合があります。
 
なお、この解析には1検体40,000円(学内研究者のみ)を消耗品費としていただきます。

PleSSision Rapid-Neo

慶應義塾大学病院で臨床研究を目的として2019年より始まったがん遺伝子を網羅的に調べる検査のことで、がんの発症や進展に関与する154遺伝子の異常を検出することができます。病理標本から腫瘍部のDNAを抽出し、次世代シーケンサーを用いて解析を行います。保険診療や自由診療で用いられている遺伝子検査はCAP(College of American Pathology)承認を取得した臨床検査センターに依頼していますが、PleSSision Rapid-Neoは院内で検査を実施しています。そのため、PleSSision Rapid-Neoは臨床研究という位置づけであることから専門外来での説明や患者への報告書の返却は行いませんが、必要に応じて診療科の主治医が診療の参考とする場合はあります。

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