老化制御学部門

研究内容概略

私たちの研究室では、「老化制御」と「再生医学」を二本の柱とし、老化の本質に迫る基礎研究から、老年期の健康寿命延伸を目指した応用研究まで幅広く展開しています。老年医学の分野では、これまで加齢に伴って生じるさまざまな疾患や機能低下に対して、症状への対処や合併症の予防を中心とした “with aging” のアプローチが重視されてきました。しかし近年、老化そのものが多くの疾患の根本的な危険因子であることが明らかとなり、老化の進行を積極的に制御する “anti-aging” の戦略が注目されています。
当教室では、「老化は必ずしも介入不可能な現象ではない」という視点に立ち、老化の進行を遅らせるとともに、生物学的な加齢過程を部分的に巻き戻す、すなわち“若返り”を目指す研究にも取り組んでいます。これにより、高齢期における疾患発症リスクの低減や臓器機能の維持を実現し、健康寿命を延ばすことを目標としています。

メンバー紹介

加瀬 義高

加瀬 義高 准教授

老化、再生医療、創薬をキーワードにし、老化メカニズムの解明、抗老化研究を展開しています。研究を通して健康寿命の延伸に寄与できるよう貢献して行くことを志しています。

インフォメーション

老化制御学部門

【所在地】
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽が窪1番地98 藤田医科大学 大学1号館6階
【問い合わせ先】
yoshitaka.kase(at)fujita-hu.ac.jp
※(at)を@に置き換えてください