私たちの研究室では、マウスをモデル動物とし、最先端の電気生理学的測定法や独自に開発した「Ｘ線光遺伝学」などを用いて、嗜好（好き嫌い）を生み出す神経機構や嗜好に基づく動物行動の神経回路メカニズムを研究しています。特に触覚をターゲットとし、肌触りの良さなどの触感覚が嗜好につながる神経経路や、マウス同士の接触が重要な役割を持つ社会性行動の神経回路メカニズムに着目しています。

山下貴之 教授

様々な精神活動のメカニズムを、シナプス・細胞・回路レベルで解きたいと思い、これまで研究を続けてきました。電気生理学を専門に、日々進化する最新技術を取り入れながら、“state-of-the-art”な研究を目指しています。

上田壮志 講師

我々が行動や考えを変える時、脳内の情報処理はどんな変化が起きているかを生理学的に明らかにしたいと思い、電気生理やイメージング技術を使って研究しています。難病である脳神経系疾患の解明や創薬につながれば本望です。

福光甘斎 助教

哺乳類が持つ群居本能のメカニズムを分子・細胞レベルで明らかにしたいと思い、研究を行ってきました。分子生物学、行動神経科学を専門に、孤独や親和的な社会性行動の分子神経メカニズムの解明を目指しています。