サージカルトレーニングセンター

藤田医科大学の先端外科治療への取り組み

藤田医科大学では、腹腔鏡下手術やロボット支援下内視鏡手術など体に負担の少ない反面、高い技術を要する手術方法を、時代に先駆けて取り入れ、広く先端外科治療の安全な普及や開発に貢献してきました。新しく開発された手術方法・手術機器を、診療の現場に取り入れる前に外科医を訓練したり、次世代を担う若手や全国の他の施設の外科医に伝え(教育)たり、他施設や企業と協力して開発(研究)したりするための場として、サージカルトレーニングセンターを運用しています。サージカルトレーニングセンターは、ダビンチ低侵襲手術トレーニング施設、カダバーサージカルトレーニング施設、メディカロイド インテリジェンス ラボラトリーの3つの施設で構成されます。

ダビンチ低侵襲手術トレーニング施設

2012年4月に開設した本邦初のIntuitive Surgical社公認ロボット支援下内視鏡手術専用トレーニング施設です。現在でも国内では、同公認施設は当施設を含めて2施設しかありません。
da Vinci Surgical Systemの操縦資格(Certificate)取得のためのベーシックトレーニングを中心に行っています。当施設でCertificateを取得した1,000人を越えるロボット外科医が全国で活躍しています。

カダバーサージカルトレーニング施設

2019年1月に開設したロボット支援下内視鏡手術手技研修も行える国内で唯一のご献体を用いた手術手技研修(Cadaver Surgical Training、CST)施設です。
近年、手術手技は技術革新と融合し、高度先端化が急速に進んでいます。一方、腹腔鏡下手術による医療事故が社会問題となり、先端外科治療の安全な導入と普及が強く求められています。しかし、先進的で高度な技術を要する手術手技は診療の現場で経験する機会が少なく、複雑な部位のトレーニングは模型等を用いて行うことが難しい場合もあります。当施設では、「臨床医学の教育及び研究における死体解剖のガイドライン」(日本外科学会、日本解剖学会)を遵守し、ご献体を用いて基本的な医療技術から難しい手術手技を含む医師の訓練や教育、新しい手術手技・医療機器の研究開発を行っています。

メディカロイド インテリジェンス ラボラトリー

本学とメディカロイド社が共同で開設した最新施設です。メディカロイド社で開発中の国産初の実用型内視鏡下手術用ロボット(RAS)の基本操作訓練や、本体、付属機器、周辺機器、訓練用プログラム等の開発研究を行っています。
メディカロイド社は、産業用ロボットのリーディングカンパニーである川崎重工業㈱と、検査・診断の技術を保有し、医療分野に幅広いネットワークを持つシスメックス㈱の共同出資により、2013年に設立され、2015年よりRASの本格開発を開始しました。本学で培ってきたロボット支援下内視鏡手術の技術・経験とメディカロイド社の高度な技術力・医療分野の幅広いネットワークを融合することで、既存の内視鏡下手術用ロボットを凌駕する性能を目指してRASの開発に鋭意取り組んでいます。
また、トレーニングのみならず、AI、高速通信を活用した遠隔手術を構築する共同研究を進めています。

MIL名古屋 開所式

2021年1月14日、本学は、日本初の国産手術支援ロボット「hinotori™」のトレーニングおよび遠隔手術等の研究・実証実験施設として、「メディカロイド インテリジェンス ラボラトリー 名古屋(略称:MIL™-Nagoya)」を2021年1月、学内に開所しました。
これを記念して、同日、北九州古賀病院院長 橋爪誠先生をお招きし、記念講演会を開催しました。その後、開所式・内覧会を執り行いました。
下記画像をクリックして動画をご視聴ください。

記念講演会

開所式

内覧会