学長からのメッセージ

藤田医科大学 学長
湯澤 由紀夫

1964年学校法人藤田学園設立4年後の1968年に開学した藤田医科大学は独創一理の理念の下で培われてきた教育・研究と病院理念を軸に新たな医療の創生を目指した4つの教育病院群の医療がALL FUJITA で一丸となって歩み、今まさに大学・病院間の連携がめざましい成果を生みつつあります。
特に、2021年6月には日本初のホスト大学として「THE Asia Universities Summit 2021」をオンラインで開催し、29カ国600名以上のアジアを主とした大学の皆様にご参加いただき、盛会のうちに幕を閉じることができました。2021年に引き続き「THE Asia Universities Summit 2022」についても2022年5月31日~6月2日に本学にて現地開催することが決定いたしました。知の拠点としての本大学の先端性をあらためて世界に向けてアピールする良い機会であり、星長理事長のもとさらなる発展に向け、学長としての責務を果たしていきたいと考えています。

研究分野では、精神・神経を対象として世界トップクラスの研究を目指す精神・神経病態解明センター、がんゲノム研究を進めるがん医療研究センター、国際再生医療センターに続き、2021年10月には新たに感染症研究センターが開設し、今後もますます藤田医科大学の研究体制は充実していきます。

4つの教育病院では、それぞれ特徴ある医療を展開しており、中心となる大学病院では2021年12月にJCI認証を再度取得し、病院理念に基づく国際水準の医療の推進に向け病院全体での取り組みが進んでいます。また、先端ロボット・内視鏡手術学講座の開設により外科横断的にロボット手術を推進しており、国産初の「hinotori」の導入を機に遠隔ロボット手術の実現を目指した研究も始まっています。2021年4月に受けた高度救急救命センターの認定を追い風に、広域災害対策は、今後、学園全体で取り組むべき重要なテーマです。

岡崎医療センターでのクルーズ船の陽性者の受け入れから始まった新型コロナウイルス感染症対策は、アビガン及び新規ワクチンの臨床研究から豊明・岡崎2拠点でのワクチン大規模集団接種へと繋がり、本学の継続的かつ献身的な努力は社会から高く評価されています。

デジタル革命の重要性がますます増してきている中で起こった新型コロナウイルス感染症は、VR・遠隔システムを用いた講義、創薬・ワクチン開発に代表されるAI を駆使した研究手法、遠隔診療による国内外を含めた診療圏・診療対象の拡大など、一挙に教育・研究・臨床のありようを大きく変えてきました。
私たちの独創力をもって、この大きな変革の時代を乗り越えていきたいと思います。