学長からのメッセージ

新生「藤田」としての次の歩み

学校法人藤田学園 理事長
藤田医科大学 学長
星長 清隆

1964年、故・藤田啓介総長によって設立された学校法人藤田学園は、開学以来、一人ひとりの創造力を重んじる「独創一理」を理念として、幸福を生み出す臨床実践、社会貢献できる人材育成、世界を発展させる研究成果を生み出してまいりました。例えば、開学以来の伝統であるアセンブリ教育は、まさに昨今強調されているチーム医療教育の先駆けであり、特色ある教育プログラムとして進化を続けております。「我ら、弱き人々への無限の同情心もて、片時も自己に驕ることなく医を行わん」という理念を掲げそれを実践し続けている大学病院は、今年、国際医療機能評価JCIで99.8%の項目達成をもってスーパーエクセレントの評価を頂きました。

こうした開学以来の伝統と進歩は、代々脈々と受け継がれる「藤田イズム」の上に実現して来たもので、私の使命は、その上にさらなる向上を重ねることだと認識しています。国際レベルの質の高い研究、世界から高く評価される教育、豊かな国際交流、先進的かつ日本一安全な医療などに取り組んでいきます。

9月末に発表されたTHE世界大学ランキングでは、昨年よりランクを上げて世界では401~500位、国内では国立大学等と並ぶ7位タイ(昨年11位)、私立大学では引き続きトップと、さらに私達のブランド力を高めてくれました。来年春には、医療科学部の学部再編によって新たに保健衛生学部を新設し、より専門性を高めることになります。また、新たに世界から研究者が集う再生医療学の国際的研究センターCPCが本格稼動いたします。

本学には藤田医科大学病院、藤田医科大学 ばんたね病院、藤田医科大学 七栗記念病院の3つの教育病院に加え、2020年には岡崎医療センターを開院する計画となっております。最先端医療から終末期医療まで、幅広い領域の医療を身近で学べる環境が整っており、多様な疾患症例を学ぶ、臨床実習は特に力を入れております。また、厚生労働省が発表するDPC導入の影響評価に係る調査「退院患者調査」の平成28年度の結果報告では、全国の大学病院の中で3年連続となる第1位となり、大学病院としては最多を誇ります。

本学では日常の教育、診療や研究のみでなく、様々な社会ニーズにも前向きに取り組んでおり、他大学との交流や産業界、地域社会との連携、海外の医療系機関との積極的交流を進めています。現在は海外の20を超える大学と学術交流協定を締結しており、学生や教職員の皆さんが国際的に活躍できることを期待しています。

医療人を志す向学心に燃えた皆さん、将来の我が国の医学・医療を担うために、藤田医科大学で学び、未来に向かって我々と一緒に邁進してくれますことを大いに期待したいと思います。