研究

新型コロナウイルスワクチンEXG-5003の
第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験の開始について

藤田医科大学及びElixirgen Therapeutics, Inc.(エリクサジェン・セラピューティックス社:米国メリーランド州ボルチモア)は、藤田医科大学が採択された国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するワクチン開発」課題において、エリクサジェン・セラピューティックス社が開発を進めるRNAワクチンEXG-5003の第Ⅰ/Ⅱ相試験の準備を進めて参りました。この度、第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験の1例目投与が開始されましたので、お知らせいたします。

本試験に用いられるEXG-5003は、SARS-CoV-2スパイクタンパク質の受容体結合ドメイン(RBD)を発現する、皮内投与に最適化された独自の温度感受性を持つ自己複製型RNAワクチンです。

本試験は、健康成人を対象としたEXG-5003の二重盲検プラセボ対照第Ⅰ/Ⅱ相臨床試験です。低用量より開始し、安全性が確認され次第、次の用量に進む用量漸増コホートデザインにより被験者の安全性に最大限配慮して進めています。本試験により、EXG-5003の安全性と免疫原性を確認し、第Ⅲ相臨床試験に繋げることを目指します。

藤田医科大学について

藤田医科大学及び併設する藤田医科大学病院は、新型コロナウイルス感染症患者の診療や治療薬・治療方法の開発に積極的に取り組み、日本の新型コロナウイルス対策に貢献しています。

エリクサジェン・セラピューティックス社(Elixirgen Therapeutics, Inc.)について

米国メリーランド州ボルチモアに本社を置くバイオテクノロジー企業です。独自の技術であるRNAプラットフォームを応用したEXG-5003の最初の臨床試験を藤田医科大学で開始することを契機として、子会社である Elixirgen Therapeutics Japan 株式会社(東京都、新宿区)を設立し、ワクチンの日本での開発と供給の準備を進めています。

将来の見通しについて

このプレスリリースには、新型コロナウイルスワクチンを開発する可能性や藤田医科大学の臨床試験に関する記述を含む、「前向きな」記述が含まれている場合があります。 実際の結果は、ワクチンの研究開発に固有のリスクと不確実性のため、このプレスリリースに記載されているものとは大きく異なる場合があります。このプレスリリースの将来見通しに関する記述は、このプレスリリース日時点のものであり、藤田医科大学及びエリクサジェン・セラピューティックス社は、新しい情報が利用可能になったとしても、将来の記述を更新または改訂する義務を負いません。
<臨床試験の取材に関するお問い合せ先>
学校法人藤田学園広報部 学園広報グループ
MAIL:koho-pr@fujita-hu.ac.jp

<EXG-5003に関するお問い合わせ>
エリクサジェン・セラピューティックス社
MAIL:Media-JP@ElixirgenTherapeutics.com