高校生が最先端の病原細菌研究に挑戦!「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催しました
8月4日と8日の2日間、高校生を対象に、大学の研究室体験型イベント「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開催しました。本プログラムは、科研費(KAKENHI)の支援を受けた最新の研究成果を、直接“見て・聞いて・触れる”ことで科学の魅力を体感してもらうことを目的に、日本学術振興会が全国の大学・研究機関と連携して展開しているものです。
本学では、「病原細菌を退治せよ:シナジーを示す抗菌薬の組み合わせを予想し実験で調べてみよう」(課題番号25HT0092)をテーマに感染症研究センターの港雄介准教授が中心となってプログラムを実施しました。難治性感染症である非結核性抗酸菌(NTM症)研究を題材に、講義・実験・ディスカッション・発表を組み合わせた2日間のプログラムを実施しました。
病原細菌研究の一端を体験
1日目は港雄介准教授が、抗菌薬の作用メカニズムやNTM菌の特徴、そして科研費で進めている研究の背景をわかりやすく解説しました。その後、参加者は20種類の抗菌薬からシナジー(相乗効果)を示す組み合わせを予想し、実際に感染症研究センターの病原細菌実験室で自動分注装置を用いて細菌培養の実験に挑戦しました。
2日目には実験結果を解析し、グループごとに考察を発表。研究協力者として参加した本学医学部スチューデントリサーチャープログラムの学生さんたちの助言を受けながら、 研究者さながらに仮説の検証からディスカッションまでを体験しました。
港准教授は、「研究は知識を覚えるだけでなく、自分で考え、試し、結果を検証する過程そのものが魅力。研究の楽しさを体験し、将来の進路選択を広げるきっかけにしてほしい」と語っています。
2日目には実験結果を解析し、グループごとに考察を発表。研究協力者として参加した本学医学部スチューデントリサーチャープログラムの学生さんたちの助言を受けながら、 研究者さながらに仮説の検証からディスカッションまでを体験しました。
参加者の声と研究者の狙い
参加した高校生からは、「先生や大学生と直接話せて進路を考えるモチベーションになった」「予想し実験で確かめる研究の面白さを知った」といった感想が寄せられました。港准教授は、「研究は知識を覚えるだけでなく、自分で考え、試し、結果を検証する過程そのものが魅力。研究の楽しさを体験し、将来の進路選択を広げるきっかけにしてほしい」と語っています。


