キャリア形成論の講義で、未来の医療や介護における課題を考えるグループワーク・発表会を実施

本学の医療科学部の1年生250人が履修するキャリア形成論の講義で、医療人として未来の医療・介護における課題を考えるグループワークを実施しました。講義は全12回で構成され、2023年7月11日には、まとめとして「みなさんがリーダーとして活躍する10~20年後、今の社会や医療はどの様に変化していると思いますか?また、その将来に向けて、今から何をどう取り組むべきでしょうか?」と題した、発表会を開催しました。キャリア形成論では、価値観やライフスタイルまで含め、自身の過去・現在・未来と向き合い、自分らしい人生を生きることを目的として、学生生活の過ごし方から卒業後の生き方に役立つ講義を展開しています。学生はグループワークのなかで、将来の医療体制として、AIとの共存の仕方、外国人労働者との付き合い方、認知症との向き合い方、予防医療、ストレス社会への対応などについて議論した内容を模造紙にまとめ、ポスター発表や口頭発表をしました。本講義では、社会経験の豊富な実務家教員や、多彩なキャリアを経験されている外部講師を招き、多様な価値観や人生観、講師の体験を学ぶ機会を設けます。この講義を通して、学生の視野を広げ、社会人として求められる「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで働く力」を養います。
今後も、多様性の理解や社会の急速な発展への対応が求められるなかで、自分らしさを生かして活躍する医療人の育成の場を創出していきます。