医療機関との現在の協働

    

ECMO カーの導入

藤田医科大学病院は、2021 年 8 月に中部地方で初めて ECMO カー * を導入し、導入から2023 年3 月末時点で 15 件稼働しました。
2023年2 月には、名古屋大学医学部附属病院─京都大学医学部附属病院の病院間搬送(ECMOトランスポート)に出動し、ミッションを成功させました。搬送したのは名大病院に入院している肺移植待機中の患者さんで、重度の呼吸不全により、京大病院での肺移植手術が決定していました。京大病院までの 130km 約2 時間の道のりを車内で集中治療を継続しながら慎重に搬送しました。中部地方で ECMOカーを配備しているのは本学のみであり、地域医療貢献として他院間搬送に協力しました。
*ECMO カーとは:人工心肺装置「ECMO(エクモ)」を装着したまま搬送することが可能となる、大型の特殊緊急車両。集中治療を行いながら搬送できるのが特長。